Jack周遊記

現在大学生で海外ノルウェーに留学中のJackが、身近な話題や趣味、勉強、留学、興味のあることなどを綴ります。

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李登輝氏による講演

2007-06-06 22:54:25 | 大学・勉強
昨日も書いたとおり、
今日は大学の授業の一環として
李登輝氏が講演をしてくださいました。

歴史的にも非常に活躍された人物で、
このような機会に恵まれて非常に幸運でした。


しかも多くの聴衆の方がいらしており、
その中でも授業を取っている生徒は一番前の
スペースで講演を聞くことができました。


内容的には、
ご自身の人生を振り返られながら、
日本の武士道や著名な本に大きく影響を受けたと
おっしゃられていました。
また、日本人として
誇るべき、そして世界へと広めるべき
自然との調和や強い精神などを力説されました。

確かに日本の精神的な支柱は
第二次大戦敗戦によって大きく変化しました。

これはねじれと言ってもいいのかもしれません。

しかし、戦前、戦後を貫いて
日本人の精神は生きていると李博士は
仰られました。


僕は日本人とは何か、
日本人が大事にしているものは何か、
あるいは日本人の誇りは何かということを
ずっと考えてきました。

これには高校時代に出会った予備校の世界史の
先生の影響が大きいです。

敗戦によって日本人は過去においての
反省を余儀なくされました。
これはアメリカの統治の影響もあるでしょうが、
日本人は自分たちの歴史に対してマイナスの
イメージを持っている気がします。
これを自虐史観とも言います。

確かに日本は占領地に対して
非情な行いをし、それについては
今後二度と起こらないようにしなければなりません。
しかし、だからとって
日本という国の歴史、そして日本に生まれたことに
誇りを持っていけないとは思いません。


どうも僕たち日本人は
自分たちの歴史に背を向けているというか、
うしろめたさを持っていると思います。
少なくとも肯定的には捉えていないのではないでしょうか。

ここで重要になってくるのが
アイデンティティの問題です。

アイデンティティとは
自分とはいったいどんな存在なのか、あるいは
自分が自分であることを規定する一種の
規範というか枠組みのことです。

始めに人間が獲得するアイデンティティは
家族の一員であることです。
そして社会、ある集団の一員としてのアイデンティティを
確立しながら人間は自分がどのような
存在であるかを形作っていくのです。

そして日本人はもちろん
日本に生まれ、育った、日本人としての
アイデンティティが形成されます。

では日本人としてのアイデンティティは
どのように形成されるか。
それは文化、言語、宗教、そして歴史を通してです。

宗教は根本的な価値観に影響を与えているのですが、
日本の場合はそこまで意識されることがないので
ここでは割愛します。

文化は例えば、行事や生活様式、
価値観、コミュニケーションの仕方など、
日本という国のなかで生きる上で必要なもの全般です。
しかしこれは無意識的に身につけたものであるので、
意識してみないと分からないかもしれません。

言語は日本語です。日本のサブカルチャーの中には
在日朝鮮人や移民など別の言語を話すグループもいますが、
日本の場合、ほとんどすべての国民が日本語を話します。

最後に歴史です。
これは日本という国を知る上でとても
大切なものです。
日本人がどのような歴史を歩んできたのか、
これを学ぶことなく日本人としてのアイデンティティを
獲得することは出来ないし、出来たとしても
それは不完全なものであると思います。

だからこそ、
日本人は自国の歴史から
目を背けてはいけないのです。
歴史を学ぶことを通して初めて、日本という国がどのような
歩みを経てきたのか、日本人が大切にしてきたものは
何であるのか、そしてこれからどのような道を
歩むべきなのかを考えることができるからです。


僕は日本人としてのアイデンティティを持ちたいと
思っています。
そして、それはこれからのグローバル社会において
最も必要なことだと思います。
日本人としてのアイデンティティを持たないことは
あたかも水の上に浮かんでいる浮きのようなものです。
それは流され、どこへでも行ってしまいます。


つまり自分の精神的支柱がないのです。


最近の日本人は自分の精神的支柱がないために、
ふらふらとしてしまいがちで、
今までに起こったことの無かったおかしな事件や、
問題がおこっているのだと思います。


話が大分大きくなりましたが、
戦後日本人が失ったものは日本人としての
誇りだというのが僕の考えです。

ですから、
このままではまずいと思います。
我々日本人は、日本人であることに対して誇りを
持つことが出来ているのでしょうか。
自分の国に誇りを持たない人が世界で
堂々と生きていけるとは思えません。

李博士は日本人の精神を貫くものは
武士道であると力説されました。

これは僕の問いに対するひとつ答えであったと思います。



長くなりましたが、
これを読まれてどのような感想や意見をお持ちになったか、
出来ればコメントしてくださるとうれしいです。
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