
バイト先の、カラオケ屋の店長の笑顔がひどい。
一目でわかる、会心の偽りの笑顔。
加えてテンションもひどい。
常に偽りのハイテンション。
僕は年齢がタメだからか、面接した次の日から、下の名前でハイテンションに呼ばれた。
「あはははははっ!!かっちゃ〜んっ!!うんっ!!もっと口角上げてっ!!」
「あ・・・、はい」
「お〜っ!!シャイだな〜っ!!かっちゃんは〜!!あははははっ!!!!」
バイトのギャルは店長の悪口しか言わない。
「あいつマジキモいし・・・。死ねよ」
酔ったお客さんも店長の目の前で批判をする。
「なんでそんな嘘っぽい笑顔なの?」
「あはははははっ!!そんなことないですよ〜!!」
って嘘っぽい満面の笑みを繰り広げる。
う〜ん、でも別に害ないし、別に気にしなければ良いんじゃないかな。
と僕は思って、むしろ爽やかさんだな〜と楽観していたが。
色々と話をしてみると、意外と意地が悪いことが発覚した。
客の悪口やら、友達の浮気の話とかを、爆笑に近いハイテンションっぷりで伝えてくれるのだが、どちらかと言えば引いてしまう類の話を「超面白いっしょー!!」的なノリで伝えてくる。
正直、全然面白くないし、店長も本気で面白いと思ってんのか不明だ。
本気で笑ってるなら性格が悪いとしか言い様がないけど。
バイトの誰もが偽りの笑顔と認めているので、たぶん嘘笑いに違いない。
あーゆー生き方は本人が一番辛いに違いない。
面白くもないことを、一生懸命に作り笑いで笑うのだ。
しかも偽悪的なことを中心に。
「友達のA君が彼女にこんなひどいこと言ったんだよ〜!あははははっ!!!」
それが全く面白くない。
むしろ、笑わない僕を暗い奴扱いしてくる。
店長の友達がたまに歌いに来るのだけれど、得てして同じタイプ。
いわゆる痛い人系。
クラスにいたらフジキとあだ名をつけられそうなタイプ。
でも偽悪的なことを笑って、性格の悪さを競ってるような下らないことで笑ってたりする。
店長に接していて切なくなります。
そこで今回の話が終われば、全くの無意味でクソみたいな話なのだが。
普通はそんな店長無視して過ごせばいいのだが。
実際、バイト先の皆様は適当に受け流すのだが。
僕はそれではダメだ!と立ち上がり、愛を持って喧嘩を売ります。
婉曲的にですが。
「そんなにハイテンションの笑顔を常に強要しても、お客さんも中には困る人がいるんじゃないでしょうか」と。
しかし・・・。
そんな客はノリが悪いだけで、店長的には偽りの笑顔を連発して受け流すのだと言う。
まあ簡単に言えば、要するにそのようなことを主張する。
完全武装された、自分は悪くなくて、周りの人間が悪い理論。
手強い。
店長、超手強い。
あと2ヶ月では克服できない気がする。
が、そこで無視して流しては、愛の戦士になれないので、今後も店長とバトってみたいと、虎視眈々と狙っていきます。
目標は、偽りの笑顔と、偽りのハイテンションを封じ込めることです。
たぶん無理です。
でも無視して受け流す楽さよりも、僕は愛と共に何かしら有意義なものを求めます!!









