前耕作者が移植して放棄した“ふき”。借地に隣接したこの土地、借主不在で地主から「草を生やさなければ無料で」と懇願されてここも借用する事になった。南側に住宅が建ちここは半日陰になり栽培不適地なので“ふき”はそのまま放置。品種は不明だが野生種より柔らかくて美味しいので、毎年旬の味として食べていた。
料理教室で習った「ふきご飯」、ふきは当然下処理のあと、ふき・油揚・鶏肉を出汁・酒・砂糖・塩・醤油で5分ほど煮て具材を取り出しで、その汁に水を加えてご炊き上げ、炊上がったら具を入れ仕上げる。
習う前はたかが“ふき”と馬鹿にしていたが、香りが新緑を連想させる上品な大人の味は正に旬の味。
「ふきピーナッツ和え」、ふきを出汁・砂糖・醤油・塩で煮込み、ピーナッツをすり鉢で擂り、砂糖・醤油・ふき煮汁を加えて和える。
少し美味く食べたいと習った時よりもピーナッツの量を増加してみたが、ピーナッツの風味が前面に出てしまい大失敗、量は少な目の方が良い。