Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「オン・ザ・ミルキー・ロード」エミール・クストリッツァ

2017-11-05 02:29:43 | cinema
実はエイリアンよりブレランよりこちらを先に観たのです。

クストリッツァらしい重み。
重みと軽みが同時にあり、
絶望と希望が同時にあり、
人の命の重みは計り知れないけれども、
その軽さも現実。

必死に生きるけれども、
簡単に終わる。
希望はなく、絶望もしない。
絶望するけれど、希望はある。


パルムドール取った監督のインタビューをまとめた映画?で、
クストリッツァは、
「すべての人間を愛しているわけではない」というようなことを言っていたが、
その言葉の意味がよく分かる作品ではないかしら。

クストリッツァ自身が演じる不器用な男が、
それを説得力を持って表現していると思う。



エイリアンよりもブレードランナーよりも
「オン・ザ・ミルキー・ロード」でしょう。



****

一貫して優れた動物使いとしての手腕を披露してきたクストリッツァ作品だが、
ここでももう冒頭から動物たちの驚異の演技が炸裂しまくる。

多分クストリッツァにとっては人間も動物の一種なんではないかしら。
人間を操れるんだから動物だって簡単ですよ的な。

後半に動物たちが大変な災難に遭うのだが、
エンドロールでは「動物は全く傷つけてません」て出るので、ご安心を。


そういえばブレードランナー2049でもエンドロールに煙草がどうこうってあったようなきがするが、
近年こういうエクスキューズ増えたよね。多分。
まあ説明しておくことは良いのかもしれない。

ちなみにブレランでは多分誰一人喫煙しないが、
ここ本作ではバシバシ吸いまくる(笑)


それと、飛翔、雨と炎という
クストリッツァ的なモチーフがちゃんと出てきて、
しかも今回それらが組み合わさって登場なので、何やら集大成的な感動がありますです。。

*****

お相手役のモニカ・ベルッチ。
昨日ツイン・ピークスThe Return 14話録画してたのを見てたら、
モニカ・ベルッチ本人役で出てきてびっくりしたところですww

音楽はストリボールだけど、
いつもよりちょっと悲しげな音楽。

「オン・ザ・ミルキー・ロード」公式サイト


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