Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「The Next Day」デヴィッド・ボウイ!!!

2013-03-31 02:10:16 | music
ザ・ネクスト・デイ デラックス・エディション(完全生産限定盤)
クリエーター情報なし
SMJ


久々に聴いて一発で高揚する音楽体験をしちゃったので
興奮冷めやらぬままにここに書く!

まず今のうちに言っておくが、
是非↑この「完全生産限定盤」を買い求めることをおススメする。
ボーナストラックが4曲あるのだが、それがいずれも捨て曲無し。
4曲入っているのはどうやらこの日本盤のみらしいのだ。
いまのところ。


"Where Are We Now?"がネット上で話題になり
ボウイが復活したと盛り上がったのはつい最近。
ダウナーな渋い世界にしびれつつ、これはいい曲じゃないか!と期待が高まったわけだが、
もしかしたらこの枯れた世界からボウイは高みに登ってしまい
無意識へと訴えかけるような深遠な音楽をやることにしたのではないか?と思わなくもなかった。

が、アルバム「The Next Day」に針を落としてみると(いやいや、針なんか落としてないけどさ)
豈図らんや
実に骨太かつ尖ったロックのアルバムだった!
バックには気心知れた連中が集まり
プロデューサーはトニーヴィスコンティだし!

音がぐいぐいと加速してとんでいくのだ。
尖った音がぎゅいーんと加速してはびゅんびゅん飛んでいく
その上でボウイの声が、
昔とは声質は違うとはいえかっこよさはいささかも失われていない声が
うなりまくる。
コーラスも加わって。
か、
かっこいいのだーー!


と、冷静さを欠いた文章を書いてしまう。


1曲目のThe Next Dayで高らかに復活宣言をしたのち、
いきなり意表をつく2曲目Dirty Boysは、ボブディランかニックケイヴかという渋い歌詞とアレンジのヘヴィーバラッド。
3曲目、前へ前へと突っ走るドライヴナンバーThe Stars
打ち込みの音処理が派手な4曲目Love Is Lost
そして5曲目Where Are We Now?美しい、コード進行が渋すぎる
6曲目は往年のメジャーコードで高らかに歌うボウイ節Valentine's Day
7曲目If You Can See Me、これはプログレだろう。Yesが演奏していると言われても信じるかもしれん。まあベースの音が違うけどww
8曲目!これも往年の王道系。スケアリーモンスターのB面後半って感じ。I'd Rather Be High.
9曲目Boss of Meこれトニー・レヴィンでしょ!ってクレジット見なくてもわかるねwwwww(違ってたらごめんね)
10曲目Dancing Out In Space.ロックンロールだけど音が分厚い。ダンスナンバー。しかし歌詞は全然ダンサブルではないww
11曲目ちょっと昔のフリップ+イーノのころの曲を思わせるエンディングを持つこの曲は、初めはちょっと普通かなと思うケドヤーヤーヤーヤー~ってあたりからスゴく魅力的だ!How Does The Grass Grow?
12曲目(You Will)Set The World On Fire.パワフルなボーカルが聴けるぜ!ギターリフがカッコイイしサビが燃えるねーSet on fire!
13曲目ロッカバラード。歌詞がものすごいんだけど。
そしてアルバムの最後14曲目Heat.すっごい渋かっこいいっすっ!てかこれで終わりってかっこ良すぎるでしょう??

ぜいぜい・・

このあとボーナストラックが続くのだが・・
これは没曲なのか??


・・・てな具合に盛り上がりに盛り上がってヘビロテなのだ。


しかしこのジャケットはまたスゴいよね・・・ある意味・・・
やっぱりHeroesは彼にとって重要なアルバムなのだな??



Heroes
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Virgin Records Us


コメント
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