
”日本語のうまいガイジンから、日本語の下手な日本人になりました”
アーサー加藤はそういって笑わせた。
ジェット・リーが、もうすこし丸く優しくなった顔をしている。
*http://www.fmstar.com/movie/j/j0027.html
アーサーは台湾で生まれ、グラフィックを学び、台湾の電通系列の会社で力を発揮して来た。
その後、その腕を買われて幾つかの会社を歩き、奥さんのふるさとに住むことになった。
2004年に帰化し、ちょっとなまりのある日本人となった。
子供たちのことを鑑みてだったらしい。
*http://www.arty-studio.com/profile.html
ウェブデザイン、グラフィックアート、今や、仕事をしてゆくのに、どこに住んでいようとかまわない。
ネットが繋がるところであれば、発注はあり、仕事が成立する。
デジタルメディア・クリエーター。
彼の仕事は、『 arty studio 』という本人のサイトで見ることが出来る。
しっとりとした色使いと、品のよさ。
からっとしたカリフォルニアの空気ではなく、質感のあるバランス。
そんな印象を受ける。
ウェブデザインの中には、黒沢明監督のサイトがある。
黒沢明文化振興財団が主催する、ショートフィルムコンペティションの案内が見える。
http://www.arty-studio.com/web_design.html
毎年、受注しているのだそうだ。
世界の黒沢の名を辱めないサイト作りに、注文が多いのではないかと問うた。
しかし、統べて彼に任せてくれているのだという。
それは、信頼関係でしか語れないではないか。
アーサーならば、欲しいものの答えを作り出してくれる。
その思いに応えるのは、重責でもあるだろう。
そしてまた、大いなる誇り。
それに応える男。
感性をフィルムにした黒沢明監督、彼の意思を引き継ぐ次世代を応援する財団に、
ウェブデザインでの感性を任されている。
今年のテーマは「人生」。
10分間で人生を映す。
*http://www.kurosawa-foundation.com/index.html

これだけの大仕事を請け負っているのに、彼に驕りはない。
ないどころか、腰が低く、先の黒沢の仕事でも自ら口にすることはない。
聞けば話してくれるが、だからといって自慢げなところは微塵もないし、
”やらせてもらっている”という、こちらまでほころぶ笑顔を見せるだけだ。
生き馬の目を抜く世の中で、大丈夫かと余分な心配が、かすめたりしたりして。。。。
依頼の仕事で、結婚式や法事に、写真で構成するDVDが喜ばれ、本腰を入れて、請け負うことにした。
http://www.arty-studio.com/lifestory_dvd.html
この4月から、SOHOしずおかに入居した。
http://www.soho-shizuoka.gr.jp/shizuoka/
彼の強みは、まだある。
日本語、英語、中国語ができる。
彼自身が、文化や歴史を身につけた上での翻訳は、
翻訳と呼ぶよりも、その言語で作り出すといったほうがいいだろう。
日本に関わらず、世界のサイトを構築できる。
地元に目を転じれば、来年開港の富士山静岡空港での渡航客を見込み、中国語案内で大きな活躍が期待できる。
こういう人が、静岡にいてくれる。
SOHOに行けば、話だけでも歓迎だ。
そしていいタイミングで、起業者とのまだ見ぬ出会いを繋ぐ7月11日のインキュベーションフェスタがある。
http://www.soho-shizuoka.gr.jp/shizuoka/new/conference/20080711_i_festa.html
もちろん、アーサーも参加する。
企業にとっても、
チャンスを活かす技術が、ここにある。
是非、活かして欲しい。

四川大地震の被災した子供たちにカウンセリングを行うために派遣される女性に、手紙を託したい。
誰か、中国語にしてくれないかな。
ひょんなことで、その願いをアーサー加藤に繋いで見ることにした。
彼は、忙しいなか、積極的といってもいいほどに力を貸してくれた。
そのメールのやり取りの中で、アーサー自身、社会的な活動をしていることを知った。
NPO法人日本・雲南聯誼(れんぎ)協会に協力し、雲南省の少数民族の子供たちに、学校を建てるプロジェクトを行っている。
*http://www.jyfa.org/
*http://www.jyfa.org/web.html
去年は、13校目、14校目になる、シャングリラ地区の開校式にも出かけたそうだ。
http://www.jyfa.org/2_education/school/school_13/school_13.html
仕事に努力し、社会に役立ち、世界を幸せにする生き方。
まったく、頭が下がる。アーサーは国際人としても素晴らしい日本人。
<余談>
そのメールには、出演してくれた日の夜、行った店で私の話しが出た、とあった。
”アウラの孝介さん”と記されていた。
ヤルナア、アウラ。あの店は、確かに面白い静岡人が集まっている。。。。。
*アウラ http://www.geocities.jp/aura_coffee/












