はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

脳動脈瘤で突然倒られた

2017-07-26 |  私の仕事


今年の夏の初めから

私がお手伝いをし始めたレストランは

  ルクセンブルグからの移民者で出来た小さな町にある。


  どちらかと云うと 大衆食堂のようで

   お洒落っ気が全くないその店だけど

 美味しい料理が安く口にできる事から 人気


   


フードネットワークの Feasting on Asphalt でも紹介された店で


 
   週末は沢山の客で賑わう。







 その店のオーナーの奥様  ヘレンさんが

 突然 倒られた知らせを

月曜の夜、バッキーから受け取った。



 脳動脈瘤 (aneurysm)が原因で倒られたヘレンさんは

 すぐにヘリコプターでアイオワ市の大学病院に運ばれたと言うが

様態が悪いのだろう

 家族が皆駆け付け次第プラグをはずし

  お別れをする  と言う。



1930年代に

 ガソリンスタンドがついたバーとしてオープンされたこの店は

  食料品や雑貨品も置かれるようになった。


  


その店をレストランとしてオープンしたのが

今のオーナーであるヘレンさんと旦那様のウインドーさんで

  去年の夏 レストラン営業60年祭をお祝いした。



 そう考えても80代にはなられているのだろうが

然程忙しくない木曜日の夜も

  レストランに顔を出されるお二人、、、


ウインドーさんが バーのカウンターに座っていても

奥様のヘレンさんは

 キッチンで料理をチェックされている、、


ここのサラダバーにある 私の好物 ブロッコリーサラダも

  ヘレンさんの手作り、、、だ。






初めて私が働いた夜

 キッチンにいたヘレンさんに

   会釈をした私は

 彼女からのきつい眼差し

   緊張した事だったが

2度目に仕事に行くと

私を見るや顔いっぱいの笑顔を向けてくれるようになり

  その大きな変化に ちょっと 躊躇った事があった。


その話をバッキーにすると 彼から

”あー お前がアジア人やから

 抵抗があったんだろうけど

  お前の働きぶりを見て

 好感を持ってくれてるようになったんだろうな。”
  と言われた。





小柄で働き者のヘレンさんは

 頭もしっかりされ

今の年齢をエンジョイし暮らされている印象を

  強く持っていた私は

このニュースに おおきな ショックを受けた。


ヘレンさんが私に向けたあの笑顔ばかりが

  目の前に広がる、、、、。







”奥さんを急に亡くして

 これからウインドーは大変や。” 
 と

残されるご主人を心配して言ったバッキーの言葉が

 心に重い  夜である。






脳動脈瘤に関しての症状

 このような説明があった。


ふつうは脳動脈瘤ができても、

なんの症状も現われない。

まれに、大きくなった脳動脈瘤に動眼神経(どうがんしんけい)が圧迫され、

片側のまぶたが下がる(眼瞼下垂(がんけんかすい))などの症状が現われることがあるが

大部分はなんの前ぶれもなく、突然破裂する。

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9 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ree)
2017-07-26 02:38:32
こう言った報せは本当にやるせないですね。
実は2か月ほど前に事故で頭を打った子、脳死とされてご家族がその子の生命維持装置をオフにする決断をされたんですが、ご家族にとってどんなに辛い事だろう・・・とうちで話してたんです。
ヘレンさんのご冥福をお祈りします。
Unknown (Leah)
2017-07-26 07:52:25
時々考えさせられます。
長い闘病の末に命が無くなるのと、あっという間に無くなる場合
どんな場合でも心の覚悟なんてできないのでしょうけど
ご家族の方はお辛いですよね。。
ご冥福をお祈りします。
突然・・・ (Neko★)
2017-07-26 10:01:50
同じ年頃の母たちが、ひとりで暮らしているので
他人事とは思えません。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

心残りがないように
日々を過ごさなければいけませんね。

昨日も、母からの長い一方的な電話に
ちょっと?溜息でしたが
元気でいてくれてるお陰で
今の私ののんきな生活もあるのでした
はちきんいじー様   (mitu)
2017-07-26 12:25:35
突然降ってわいたような不幸は本当に切ないものです、
今日ブログで拝見した脳動脈
何の兆しもないのが怖いですね・・・

瞼が下がる前兆あーー主人が現在体調は凄くいいのですが、脳出血の為の右半身は思うようにはいきませんが,暫く前からは左の瞼が落ちます何時も目をこするので気になり主治医の先生に聞いいても。
そうかい?程度です。しばらく脳神経外科に連れて行っていませんが,МRIを撮った方が良いかなと、
気に成りました。
ありがとうございます。
前立腺肥大で結局は膀胱瘻を設置して通院が忙しくて瞼の事は置き去りにしていました。
今日はこれから夜まで仕事です (コメントありがとうございました)
2017-07-26 21:48:11
*Reeさんへ

お子さんとなると
想像しただけで胸が苦しくなります。
何という事でしょう

ヘレンさんにしても とてもお元気だったので
ご家族の方たちは大きなショックを受けておられます
きくと
ご主人は認知症がはじまっているとか、、、

*Leahさんへ

私は祖母や父を突然亡くしました
義父が癌で長い期間患っていた時に
こうして皆でお別れが出来るのはいい などと思ったこともありましたが
義父が亡くなった時に感じたのは
どんな状況でも 死は 突然くるものだ  と云う事でした

*Nekoさんへ

家族の存在って 当たり前のものになってしまいますよね
亡くした時に初めて分かる事も多いように感じます
ほんとうに 今のこの幸福こそ かけがえのないものですね
感謝で日々を送ること、、なんでしょうね

*Mituさんへ

ご主人、、出来たら検査を受けられると良いですね
昔知人がこの病気で倒れたんですが
最初は軽い症状だった事もあってか
医者は分からず その日に帰され
また 倒れ 手術になりました。

血管の健康って大切ですよね

主人と別居生活なので こんなニュースをきくと 心配してしまう事です
Unknown (小父さん)
2017-07-26 22:08:28
こんばんは

このような病の文章を読むと、なんだか恐ろしくなりますね。

それにも増してイジーさんの驚きやショックは比較にならないほどのものでしょう。

>家族が皆駆け付け次第プラグをはずしお別れをすると言う。

そうなんですか。
表現する言葉が見つかりません。

>彼女からのきつい眼差しに
>顔いっぱいの笑顔を向けてくれるようになり

そうだったんですか!

>大部分はなんの前ぶれもなく、突然破裂する。

本当に怖いです。
仕事が始まる前に (小父さんへ)
2017-07-26 22:55:42
命はいつたつか分かりませんね
病がなくとも事故もありますし

この瞬間を思いっきり 生きるしかないですよね
感謝と共に、、、。

突然 (chichi)
2017-07-28 16:35:18
友達10年前に44歳の時に50歳のご主人をくも膜下出血で突然亡くしました
当時子供は大学生と高校生の娘2人
娘たちも成長し家庭をもち、孫にも囲まれにこやかに生活している姿を見ると
辛さを乗り越えた幸せだなと感じます

NJの町、アジア人がいない町で、(今はアジア人(韓国人)だらけ)
大家さんは日本人に家を貸すのを最初とてもためらっていたそうです
次も日本人に家を貸したいと思うくらいに好感を持ってくれましたよ


皆 プールに行ってます (chichiさんへ)
2017-07-29 05:26:21
4-50歳に多いとも聞きます
家族にとって どれほど辛いお別れになった事でしょう

お友達のお子さんたちが立派に成長され
何よりです
奥様、、、本当に大変でしたね

私が老人ホームで働く事になった時 知人の一人が
その年齢はWW2を体験しているから
と言われた事でした。
それだけでなく
小さな田舎町の高齢の方々がアジア人に偏見を持つことはおおいでしょうね。

でも日本人である私たちを知ることで
そんな人たちが私たちを認める事も多いですよね



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