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徒然なるままに第11回

2016年10月01日 | ブログ
大統領選挙から

 米国の大統領選挙の行方には、世界の多くの人々が関心を寄せているであろう。今後4年間の世界のリーダーを選ぶ選挙に等しいという想いがある。それにしては低級な争いである。夙に世界のリーダーは小粒になったとの思いが拭えない。

 思えば我が国でも、80年代頃より「プレゼンテーション」とか「ディベート」という言葉が巷にまで普及し、その重要性が説かれた。政治家が小粒化した一因のような気がする。演説の上手さ、機知に富んだ切り返しの巧みさが、特に政治家には求められた。そしてこの国はバブルに向かいまっしぐら。究極は松下政経塾に学んだ政治家の卵が、世のため人のためより、選挙で選ばれるため、政権批判をするため、演説の勉強ばかりしていたという話。バブルが弾けて狼狽えた果てに、民主党政権に行き着いてこの国を崩壊の危機に晒した。

 長期に亘るお祭り騒ぎの大統領選挙を、自国のリーダーでさえ自分たちで選べない中国の人々は、どのような想いでその様を見ていることであろうか。面倒な手続きに無駄な税金を使って騒ぐだけと嘲笑う人も居れば、真にうらやましいと思っている人も居るかもしれない。大きな顔をしていても、習近平など、自国民の信任投票でさえ受けてはいない。

 ヒラリーがこのまま勝てば、この世界は変わらない。オバマ政治の延長に過ぎず、それは結局良い方向には何も変わらなかった8年間が継続するだけのこと。オバマ大統領は確かに演説は上手い。人間的にも悪い人ではないどころか、いい人であろう。しかし、そのいい人が米国の大統領であったゆえに、世界の混迷を深めた感がある。そして、共和党にトランプ候補という従来の大統領候補からすれば奇態な候補が出現する要因となった気がする。

 しかし、もし私に選挙権があれば、ヒラリーよりトランプを選ぶのではないか。現実問題、違法な移民はシャットアウトすべきであるし、他国を守るために米国が負担を強いられているというなら、その国から米軍を撤退させればいい話だ。トランプの言うように、米国にさえ高級な乗用車を洪水のごとく流し込むほどの技術的にも経済的にも優れた日本が、平和憲法を隠れ蓑に、自前で国土を防衛しないのはおかしい。勿論対等な軍事同盟は、お互い有事には助け合う集団的自衛権を行使すればいいのだ。

 今、世界には本音の議論が必要だ。南シナ海を不法に占拠しようとしている中国には、少なくともG7が一切の投資を止める経済制裁こそが必要である。たかだか日本海にミサイルを撃ち込んだり、核実験をやっているらしい程度で、国連決議だ、経済制裁だと単なる弱い者いじめで喜んでいても世界の趨勢に影響はない。北朝鮮は、中国からの独立のためのデモンストレーションをやっているに過ぎず、本家本元中国の南シナ海の軍事基地化の方が幾千倍も危険な行為である。

 しかし、我が国では、苦し紛れの中国の微笑みにコロリと騙されて、さあ友好促進だ、経済交流の推進だとはしゃぎ、中国批判が悪いことのように言う輩さえ出始めている始末。日系企業への暴徒の破壊行為、小笠原へのサンゴの密漁、繰り返す尖閣領海領空への侵犯を一度でも彼らが謝ったことがあるか。

 飾る言葉は要らない。今、何が危険で、そのリスクを少しでも低減するために何が必要なのか。その見極めと実行力が世界の政治家には求められる。



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