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コーチング その1

2017年05月01日 | ブログ
誰でも使えるコーチング

 ある教室の社会人講話の時間に講師をやらせていただいている。安全、品質、5S、改善提案、企業経営、エントリーシートの書き方etc、以前は経済の話などもやっていた中で、コーチングの話も盛り込んでいる。勿論、専門家としてコーチが出来るようになるための講座ではない。職場や家庭で、仲間や親子での何気ない会話が、相手を勇気付けたり、逆に傷つけたりはよくあることで、コーチングの話法、心がけ的な基本を知ることで、周囲の人を傷つけるよりは、勇気付ける確率が高くなることを願っての講座である。

 何事も奥が深い。他人様にコーチングの指導ができるような知見も経験もないが、事業再生研修のカリキュラムの中で指導を受け、また専門家によるコーチングセミナーの受講、そしてコーチングの本からの借用で、基本的な話はできる。受講生の能力は分からない。釈迦に説法になるかも知れず、一方で何か一つでも受講生の心に残り、これからの生活に参考にして貰えればとの願いである。

 部下を育てるには、「部下を立派な人として扱えばいいのです」とコーチングの本*1)にある。家庭で、自分の子供の能力を伸ばしたいと思えば、この子は天才だと信じることだ。出来ないことを詰るのではなく、出来たことを「凄いね!」と褒めてあげることだ。一般的に人間は他人から認められたいという欲求がある。子供はもっとも身近なそして愛する親から認められることは最も嬉しいことの筈だ。

 子供が成りたい自分に「こうしなさい。ああしなさい」と命じるのではなく、「そのためにどうすればいいのかな」と問えば、小学生の子供だって、結構分かっているもので、学校では先生の言うことをよく聞いて、宿題もきちんとやって、と自分で答えを引き出すように向かわせるのがコーチングのエキスで、その程度のコーチングの真似事なら誰にもできる筈で、それでいいのである。




*1)「コーチングの手法と実践がよ~くわかる本」谷口祥子著 (株)秀和システム2010年2月第1版第2刷

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