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コーチング その7

2017年05月19日 | ブログ
承認のスキル

 コーチングは、①人は誰もが自分で答えを見つけ出す力を持っている。②人は誰もがパーフェクトな存在である。③人は誰もが限りない可能性を持っている。という前提(3つの原則)に立って、一人の強みや持ち味を引き出してゆくコミュニケーションである。その中で「承認のスキル」は、傾聴、質問に次いで三番目に重要なスキルである。

 相手を認めるためには、しっかりと観察する必要がある。事実をしっかりと観察する能力が必要であり、相手の多様な持ち味、強み、長所、進歩、成長などを心に留めることが承認の第一歩となる。そしてそのことを相手にメッセージとして伝える必要がある。すなわち伝達能力が問われるのである。褒めればいいというものではない。それが事実でなければそれは単なる「おだて」「おべんちゃら」であり、成長を阻害し却って相手を傷つける結果を招く元となる。

 短所は長所、長所は短所と言われるように、表現次第で良くも悪くもなることは多いものだ。例えば、「軽薄、おしゃべり」な人と言えば悪口だが、「明るい、快活、面白い」では褒め言葉に変わる。「暗い」も「重厚、思慮深い」と言い換えられるし、「鈍い、愚鈍、不器用」は「慎重、冷静沈着、おおらか」と換える。

 相手を観察し、短所として気が付いたことも、長所の表現に変えながら、どうしても直して欲しい習性も、まずは良い所を認めてゆくことで、自身で欠点を修正してゆけるようにコーチングすることが必要である。

 褒める際のポイントは、①事実に基づいて本当のことを伝える。②細かい事実も見逃さないように。③褒めるタイミングも大切。④心をこめて褒める。⑤相手の状況、心理状態に合わせて褒める。言うは易しではあるが、コーチする側は、経験を積み上げてスキルアップしてゆくしかない。

 人は他人から認められることで、自信を得て成長できる。些細なことでも変化に気づき適切なメッセージを相手に伝えることで、見守ってくれているという安心と信頼を相手に与えることができ、力づけることになるのだ。

 仲間同士であっても、「君はいつも朝早く来ているね」「君は机の上はいつも整理整頓されているね」「それは、あなたしか思いつかないアイデアだと思うよ」「あなたは、いつも元気一杯で明るいね」「あなたのお陰で、私も勇気が湧いてきましたよ」「われわれは、みんな君に感謝しているよ」などの言葉掛けが自然に出来れば、お互いに嬉しいものだ。



本稿は、「コーチング入門」<第2版>本間正人・松瀬理保共著2015年8月刊、日本経済新聞社、及び「コーチングの手法と実践がよ~くわかる本」谷口祥子著 (株)秀和システムを参考にして構成しています。
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