広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

「環境を整える」

2009年06月24日 | いつきの思い
先週の木曜日に衆院で臓器移植法改正案が可決された。
今週中にも参院で本格的な議論が始まる。

「脳死」「臓器移植」を巡っては、これまで幾度となく勉強会に出席してきた。
法案が法案だけに、慎重な議論が求められる。

同僚議員との会話でも、春頃から、この臓器移植法改正案に関しては話題に上っている。
皆、それぞれ「死生観」を持っておられるので悩まれている。
既に採決を終えた衆院議員の方々とも話したが、大変苦悩されたようでした。

人それぞれ、「死生観」を持っておられると思いますが、私は今回の臓器移植法改正案に関しては、自らの「死生観」というのを持ち込もうとは思いません。私の個人的な死生観でいえば、「脳死は人の死」だという考えには感情的に受け入れられない部分もある。しかしながら、私たちは「民意で選ばれた政治家」であり、政治家である以上、「個人」と「民意で選ばれた政治家」とのバランスを考えないといけない。だからこそ、色々な方の意見を聞いて、臓器移植法改正案の採決に望むつもりです。

この臓器移植法改正案を考える上で、「なぜ、臓器移植法の改正が求められているのか?」という原点に立たなければなりません。現実の問題として15歳以下の国内での臓器移植不可能であります。多額の渡航費用を集めて海外で移植手術を受けなければならない現実があるわけであります。自国では認めず、海外で移植手術を行う行為は海外からも非難の声があがっており、今年は新型インフルエンザの関係で採択が行われませんでしたが、近い将来、WHOが臓器移植に関して海外渡航を認めない指針を出すと言われております。また、心臓等に病を抱えている方が海外まで渡航をするのはリスクを伴います。昨日、心臓移植の為に渡米した、いっきちゃんが亡くなられました。

このような現実に直面した時に、政治家として、臓器移植法をこのままにして良いとは思えません。

臓器を提供するか、臓器を提供してもらうかは、それぞれ個人の方の死生観で決める事だが、「臓器移植を望み」、また「臓器提供を願う」方々の権利は認めないといけない。その環境を整えるのは政治家の役目だと思う。

それにしても、マスコミの報道はもう少し冷静になっていただきたいと思います。「脳死に似た症状」と「脳死」を一緒のように報道している。これでは、「脳死に似た症状」の患者さんからも臓器の提供が可能だという誤解を国民に与えかねないと思います。

環境を整えるといえば、今日は取り調べの可視化を求める集会があり参加してきた。足利事件で先日釈放された菅家利和さんのお話を聞く機会があったが、「自白の強要」というのは今までに何度となく行われてきた。自白の強要による、冤罪というのを防がないといけない。冤罪を防ぐ一つの方法として、「取り調べの可視化」という環境を整えるのも私たち政治家の役目だと思う。

ジャンル:
ウェブログ
コメント (4)   トラックバック (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「椎葉訪問」 | トップ | 「医療崩壊からの脱却」 »
最近の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長期脳死について (てるてる)
2009-06-24 19:06:12
長期脳死について、小児科医の杉本健郎さんがホームページで述べています。そちらも参考にしていただきたいと思います。

http://web.kamogawa.ne.jp/~sugimoto/bbs/index.htm
2236 re(1):参議院での臓器移植法の審議について
2237 メディアの皆様へ 参議院議員のみなさまへ スギケン
>もう一つ、日本医師会雑誌124巻11号(2000年12月1日号)1623~1657頁の特別寄稿と称した
厚生省「小児における脳死判定基準に関する研究班」平成11年度報告書 
『小児における脳死判定基準』  を読んだの? と聞きます。
この医師会雑誌で「長期脳死」という言葉が生まれたのです。
そして、生まれたままの状態です。「長期脳死」という言葉はなお生きています。
ここで紹介されたケースがすべて「脳死」でないとすると、この基準は矛盾に陥ります。
--------------------------------
杉本健郎さんは、小児脳神経科医です。
二十数年前、当時6歳の息子さんが交通事故で脳死になり、心停止後に腎臓を提供しました。
そのときの体験は、NHKのドキュメンタリー番組「剛亮生きてや」で放送されました。
御自身でも、息子さんの腎臓提供の体験を、『着たかもしれない制服』という著書に書いています。
間違っています。 (daisaku)
2009-06-24 19:45:38
長期脳死=脳死では必ずしもない、というご意見、どこからそういう思考になるのか不思議です。

医師が「脳死」を宣告しているのに、それを覆す論拠をお持ちなのですか?

昨日の京都新聞をご覧ください。
「脳死」宣告された子どもから脳波が出現した例が報道されています。でもこの子は生きています。

親に子どもの「死亡宣告」をさせるA案に賛成したあなたは、全国の脳死宣告を受けた人々に対して責任を持たなければいけません。

また心停止後の移植でも、臓器を新鮮に保つために心マッサージが施されたり、心停止以前からヘパリンが投与されて死期を早めているケースもありえます。いわば殺人、あるいは傷害罪にあたる行為です。そういう移植医療の曖昧さ、いい加減さをおそらくご存じないと思います。

脳死での長期維持は無理。 (奇跡)
2009-06-24 22:57:59
長期脳死を脳死でないという方へ。


長期に渡る脳死状態というのは、三兆候死の呼吸、循環、管理のどれか一つでも欠ければ成り立ちません。


脳血管内の血流が途絶えた、という物理的な証明はされていないと思います。


脳死というのは、脳血管内の血流が途絶えた状態です。


もちろん、脳は融解して壊死してしまいます。この状態での長期維持はできるのでしょうか?


意識が無くても、ものすごい痛みに苦しんでいるのでは?
長期脳死を脳死だという方へ (奇跡)
2009-06-24 23:25:52
先ほどのコメント、タイトルを見て逆になってました。お詫びして訂正致します。


私は今から半世紀前に一度死にました。親が気づいていなかったのか、その後天に召されることなく体に舞い戻ってきた経験があるようです。


その後遺症としての脳の障害は一切現れず、脳血管内の血の流れる音が絶えず聞こえているという症状を持っています。


医師は脳血管の奇形によるものですが、原因は分からないし治療法は無いので諦めるしかないと言われました。


最近、脳死判定から復活した人の体験に同様のものがあり一度血流が途絶えたために奇形が起こったように感じました。


とりあえず、訂正の報告まで。


参議院での可決成立と、脳死判定での脳血管内の血流の確認をできるだけ実施して長期脳死児の出ないような社会をお願いします。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

2 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
「長期脳死」を否定する議員や政策秘書たち (てるてる日記)
*「長期脳死」とは?
【ネット】「児童ポルノ単純所持」国会審議とネットの動向 (散策ツー!)
本件は、植草一秀の『知られざる真実』では、取り上げられないでしょう。本日(6月27日)最高裁判決で上告を棄却されました。嫌疑をかけられた件からも、児童ポルノ禁止法案に懸念を持たれても取り上げるのは難しいと思います。また、きっこの日記も、ご自身のつらい経験...