ただの映画好き日記

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偽りの忠誠 ナチスが愛した女

2018-02-19 | 映画 ア行


1940年、ナチス・ドイツによる他国への侵攻は激しさを増していた。そんな中、退位しオランダに亡命したものの、未だ国内に根強い支持者を持つドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世の動向を監視するため、ヒトラー政権によりオランダの元皇帝の屋敷へと送られてきたドイツ軍将校ブラント大尉。そこで彼は、メイドとして働くミステリアスな美女ミーケと出会い、ひと目で心を奪われる。ミーケもまたブラントの思いを受け入れ、戦時下の言い知れぬ不安から逃がれるかのように、2人は夜ごと激しい情事に溺れてゆく。しかし、ミーケの正体は英国政府の密命を受け屋敷に潜入したスパイだった。やがて、彼女の極秘任務が明らかになる時、2人は過酷な選択を迫られる。

偽りの忠誠 ナチスが愛した女 2016年/イギリス、アメリカ/デヴィッド・ルヴォー





ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の映画は初めて観たかもしれません。
とても興味深かったです。
ヒトラー出現前のドイツをもっと知りたいと思いました。

なのですが、ヴィルヘルム2世のお話ではなく、ヴィルヘルム2世の暗殺を命じられた女スパイと、ヴィルヘルム2世の監視役として赴任してきたナチス将校との禁断の愛(?)、がテーマだと思われます。
序盤に2人の全裸が披露されましたが、これって必要なのか、どういう意図なのか判りませんでした。

女スパイのミーケはイギリスのスパイ、ということは、MI6?と思ったのですが、MI6って、無線が傍受されることも意識しないのか?とか、甘いなーと思う設定があったのが気になりました。

ラストも、ミーケは無事にイギリスに渡り、首相に面会できる立場にもあり、おまけに大尉の子供を妊娠…。
一方、大尉は、ミーケの無事を知り安心したところで、爆撃されて…と想像できます。
これが実話なら納得してもいいですが、フィクションであるのなら、ドラマチック過ぎてシラけてしまいました。

全体的に詰めが甘く、微妙だったかなと思います。
ただ、ヴィルヘルム2世を演じたクリストファー・プラマーは目を引くものがありました。
大尉役のジェイ・コートニーはちょっと(笑)よかったです。

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