【刑事ジョン・ブック 目撃者】

殺人現場を目撃したアーミッシュの少年。少年は唯一の目撃者だった為、担当刑事のジョン・ブックと共にその後の捜査に関わるのだが、偶然、警察署内で犯人の写真を見つけた。少年の命が危険にさらされ、ブックは傷を負いながらも少年と母親を家に送り届けるのだが・・・。

これ、邦題がダサイね～。
ハリソン．フォードにしては珍しくいっぱい表情があったのでびっくり！
と、けなすのはこれくらいにして。

事件はよくあるパターンなんだけど、そこにアーミッシュと、アーミッシュの未亡人との恋を絡ませたところがいいんじゃないでしょうか？
ところで、アーミッシュ、私は知らなかったです。
悪徳刑事がアーミッシュの事を“カルト集団”といってたけど、カルトではないよぉ～～～。でも、そういうイメージで思われているんだろうね～、きっと。
だって、アーミッシュを観に来る観光客・・・。彼らをバカにしてアイスクリームを顔に押し付けるシーン。どうしてそんな事ができるんだろう・・・。どうして差別するんだろう・・・。凄く凄く腹が立った。ホント、差別が好きなのね～、自分たちが1番なんだぁ！とでも思っているんだろうか？？

アーミッシュ・・・、彼らの結束は素晴しかった！納屋を建てるシーンも、仲間が窮地に陥った時（悪徳刑事が押し入った時）に鐘を鳴らして知らせるとすぐに駆け付ける・・・。このシーンは感動したなぁ～。
そしてラスト、私は非常に満足！ブックが帰るのはもちろん、入れ替わりににアーミッシュの彼が登場するのが良かった。この先どうなるかってのが分かって、後味すっきりです。

でも、これがどうしてアカデミー？？と思って調べてみると、この年って、得に際立つ作品がなかったかも・・・。いやいや、失礼、失礼。

1985年/米/ピーター・ウィアー