ただの映画好き日記

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帰ってきたヒトラー

2017-01-03 | 映画 カ行


ヒトラーの姿をした男が突如街に現れたら?「不謹慎なコスプレ男?」顔が似ていれば、「モノマネ芸人?」。リストラされたテレビマンに発掘され、復帰の足がかりにテレビ出演させられた男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のドギモを抜く。自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と認識され、過激な毒演は、ユーモラスで真理をついていると話題になり、大衆の心を掴み始める。しかし、皆気づいていなかった。彼がタイムスリップしてきた<ホンモノ>で、70年前と全く変わっていないことを。そして、天才扇動者である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを。

帰ってきたヒトラー 2015年/ドイツ/デヴィッド・ヴェンド





コメディだということは解りますが、私は笑えませんでした。
歴史は繰り返す…、長いスパンで考えるとあるのかもしれませんが、70年という短い(のか長いのかは判りませんが)年月では悲劇がすぐに繰り返されるとは思えません。
でも、この映画を観ると、ヒトラーに投票したのは誰なんだ?というそもそものところで、70年前の当事者(ヒトラーに投票した有権者、戦争経験者)でない以上、同じこと(戦争)をしてしまうことって、ひょっとしたらあるのかもしれないなーと思いました。

米国民が次期大統領にトランプを選んだことや、今年、EU圏内で行われる大統領(首相)選挙、いずれも内向きの候補者が目立つ中で、有権者は果たして…と思いました。
投票する際、自分の暮らしを基準に考えることは当たり前ではあるけれど、でも、それで国益が得られるわけもなく、国益を得るために国際社会との繋がりが必要だという考えには至らないのかなーと思いました。
お国柄もあるとは思いますが、自分たちさえ良ければいいんだ精神は、いずれ不満の塊となって本当に戦争へと繋がっていきそうで怖いなーと思いました。

果たして、この映画を笑って観られたドイツ人はいるのでしょうか?
笑えるポイントを教えて欲しいなと思いました。
歴史を繰り返さないために、悲劇を忘れないことと、強い意志で不戦を誓うことの必要性を改めて思い知らされました。
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