海洋サルベージ専門家のロビンソンは、ある日突然、11年勤めた会社からクビを言い渡され途方に暮れる。妻と12歳の息子も彼のもとを離れていた。そんな矢先、かつての仕事仲間から、第二次大戦時に莫大な金塊を積んだドイツ軍のUボートが黒海に沈んだままになっているという情報を聞き、仲立ちをするダニエルズから提案されたプランに飛びつき、一攫千金を狙う男たちと深海に潜ることになるのだが…。
ブラック・シー 2014年/アメリカ/ケヴィン・マクドナルド
ジュード・ロウが出ていなければ、これは低予算のBだよね?と思いますが、やはり、スターの存在感って凄いなーと思いました。
とは言いつつ、脚本自体もなかなかで、お宝探しは、実は、ロビンソンをクビにした会社の策略だった…というのがよかったです。
信頼していた友達に裏切られたことはショックだったと思いますが、でも、潜水艦乗りの成れの果て…というのが感じられ、深みがあると思いました。
ラストも好きです。
3着目の脱出スーツに金塊を入れるなんていいじゃないですかー。
結局、ほとんどが死んでしまうワケですが、一攫千金の夢を見てまた潜水艦に乗ることができて、そして、苦しい生活から解放されたのはよかったんじゃないかな…と少しだけ感じるところもありました。
映像的には、暗く汚い潜水艦の中なので楽しめる部分はありませんでしたが、浅瀬を進むシーンとか海底のシーンなどドキドキしました。
ロビンソン(ジュード・ロウ)が金塊に目がくらみ悪魔が乗り移ったかのような演技は、失礼ながら、ちょっと笑ってしまいました…、すみません。