十六夜的日乗

散歩と読書が好きな、十六夜の日々の雑記です。

「皇室の名宝 −日本美の華」 第1期 東京国立博物館

2009年10月25日 | おでかけ




昨日、上野の東京国立博物館に行ってきました。


『皇室の名宝 −日本美の華』 御即位20年記念特別展

1期 2009年10月6日(火)〜11月3日(火・祝)永徳、若沖から大観、松園まで

2期 2009年11月12日(木)〜11月29日(日) 正倉院宝物と書・絵巻の名品


なにしろ皇室所蔵の品々ですから、普段お目にかかれないものが展示されていて、
非常に充実した内容でした。

私のお目当ては伊藤若沖(いとうじゃくちゅう)の「動植綵絵」全30幅。

若沖好きとしては、もう絶対に見逃せない展覧会。

皇居の三の丸尚蔵館に所蔵されている作品なんですが、京都の青物問屋だった
若沖が、1758年頃から約10年の歳月をかけて完成させたと言われている
作品。

私も三の丸尚蔵館には見に行ったことがあるのですが、たま〜にポツンと
数点展示されるだけなので、今回のように30幅全部というと血が騒ぎます。

もちろん若沖以外の作品も充実しているわけですから10月20日時点での
入場者が10万人を超えたというのもわかるような気がします。

特別展は国立博物館の平成館で開催されているのですが、到着したお昼前頃は、
10分ほど行列に並んで入場することができました。

最初に展示されていたのは屏風絵。

狩野永徳の唐獅子屏風は誰でも見たことがある屏風ですが、実物はやっぱり
大きいし凄い迫力。

16世紀の作品とは思えないほど色鮮やか。

この屏風に限らないのですが、保存、修復の状態が素晴らしくよいので、
どの作品も、

「作られた当時の状態とあまり変わらないのでは」

と思うほど。

また、屏風の中でとりわけ印象に残ったのは「萬国絵図屏風」。

17世紀初期の作品なのですが、白馬に乗った騎士や、パリやローマなどの
都市が描かれていて、世界地図も今とあまり変わらないほど。

明治天皇のお気に入りの屏風だったようです。

そしていよいよ若沖の作品。

広〜い一室まるまる動植綵絵が展示されています。

縦約140センチ、横約80センチと大きな絵なので、全幅揃うと凄い迫力
なのですが、さすがに休日とあって黒山の人だかり。

若沖の絵は遠くから見てもいいのですが、その精密さに近くに寄ってみても
素晴らしい。

なかなか作品の前から動かなくて黒山の人だかりになってしまうのも
仕方ないですよねぇ。

「立ち止まらないで下さい」

とアナウンスもされていましたが、あ〜、ゆっくりと時間をかけて全体を
眺めたかったなぁ。

で、それ以外に気になった作品は、「旭彩山桜図花瓶」。

うっすらとした淡い桜色がとてもきれいだったのですが、やはり購入した図録を
見ると、印刷ではその色が再現されていなくて、やっぱり実物なんだなぁと。

「七宝四季花鳥図花瓶」も、黒い色に鮮やかな花や鳥が描かれて、

「七宝焼きってこんなに綺麗だったのか!」

と改めて感心したのですが、図録の写真ではなんだかのっぺりした感じ。

あぁ展示されていた時のライティングが素晴らしくてより作品が
浮かびあがって見えたんだなぁと。

それと、これは人だかりが少なくてじっくりと眺められたのですが、
「菊蒔絵螺鈿棚」。

11年の歳月をかけて作られたというこの棚は、もしも我が家にあったなら、
朝な夕なその前で眺めて過ごしそうな美しさ。

若沖目当てで出かけたけれど、その収蔵作品の素晴らしさにワクワクして
しまった展覧会でした。

帰りは平成館の横にある本館のミュージアムショップで、あれこれと手に取り、
購入できる範囲のものが売っている嬉しさ。

図録のほかに、絵葉書など買って帰路につきました。
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国立博物館 三の丸尚蔵館 ライティング ですよねぇ。
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