ツール・ド・フラフラ

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IPv4アドレス枯渇問題の本質

2006年04月27日 | IPv6
インターネットで現在主に使われているのはIPv4ですが,今月はじめグローバルなIPv4アドレスがなくなってきたのでIPv6への移行に対応をという提言がJPNICからも出ました.ここ一年のアドレス消費が急激に立ち上がっており,今の消費ペースに近似曲線を当てはめて予測すると最速2009年1月に枯渇すると言うデータもあり,IPv6普及・高度化推進協議会などでも問題視されていました.原因は,中国,インド,アメリカでブロードバンドが普及してきたこと,グローバルアドレスを使うアプリケーションが増えたこと,アドレスの払い出し手続が効率的に処理されるようになってきたことなどが言われてますが,それとアドレスを管理している団体がIPv6への移行を念頭にIPv4アドレスをばらまき始めたのではないかなと思っています.

一方でいやいやIPv4アドレスは石油と同じで枯渇しないということを言う人もいますが,確かにそもそも枯渇させてはいけないので節約することで枯渇しないというのはそうだと思いますが,問題なのはそのためにグローバルアドレスを節約しなければならなず,やりたいことが簡単にできないということです.これを解決するためにIPv6化を進め,潤沢にグローバルアドレスを使えるようにすることに意味があるのです.

従って,
「IPv4ではグローバルアドレスを節約しなければなくなってきたのでグローバルアドレスが潤沢に使えるようになるIPv6への移行を進める必要がある」
というのがグローバルなIPv4アドレス枯渇問題に対する結論となります.
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