ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

Inulin(イヌリン)ファイバー

2006-07-31 05:01:58 | ブルーアガベ入門
ブルーアガベには数パーセントのイヌリン・ファイバーが含まれている。イヌリン・ファイバーは天然にでき上がるオリゴ糖の一種で、ブルーアガベのように単糖類がつなぎ合わさっているものだそうだ。フルクタンと云われる糖質に属しているもの。イヌリンは、植物がエネルギーを蓄積するために作られ、一般的には根っこや根茎などに蓄積される。ブルーアガベの場合は、根っこにではなく地上に生えたパイナップルのような形状のタマにイヌリンがどんどんと蓄積されて行く。

イヌリンは、最近ではその栄養と機能食品の特異性からして、多くの食品に添加され始めている。イヌリンによってカルシウムやマグネシウムの吸収を高めると云われている。イヌリンは、血糖値にほとんど影響を与えないために、糖尿病の人にとって良いと云われている。

イヌリンはプチアリンやアミラーゼなどでんぷんを消化する酵素でも消化できない。そのためにイヌリンは消化器官をほぼ消化されずに通過して行く。結腸に達して初めて、バクテリアがイヌリンを摂取し始める。イヌリンは腸における善玉バクテリアを増やしてくれる機能を持っている。良く善玉バクテリアの効能が言われる、ヨーグルトやミルクなどの善玉バクテリアは、腸に渡る前に、多くのものが破壊されていくのに対して、イヌリンは酵素で消化されないので、善玉バクテリアの繁殖が可能になる上質の繊維と言える。

イヌリンやオリゴ糖が豊富な食品は、何世紀にもわたって「健康にとって良いもの」としてみられてきた。ニンニクや長ネギやチコリーがイヌリンの多い食品の仲間だ。

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