@越後の山歩き日記

新潟周辺、近県の百名山などが中心です。個人的な覚書ですが今後の山歩きの参考になれば幸いです。(2005.10.16~)

菅名岳(909m) 中腹はブナの芽吹き、山頂は残雪多し

2010年05月02日 | 菅名岳、大蔵山

2010.5.2(日) 快晴

9:30 いすみの里駐車場~ 11:00大蔵山頂(11:10発)~ 11:50菅名岳山頂(12:10発)~ 13:30いずみの里

 連休中は新潟の本宅に帰っている。家業の田植えや庭木の手入れなどもあり、ゆっくりのんびりという訳にも行かないのだが、田植えは明日からとなったので、今日は朝少し庭木の手入れをして、例年この時期に登っている菅名岳を歩いてみることにした。既に山開きは終わっているはずだが、今年の大雪で山頂付近はまだ所々白くなっている。
 
 8:30に自宅を出て五泉市一本杉地区に差し掛かると丁度チューリップ畑が満開を迎えていた。道路からでも赤、白、黄色と色とりどりの様子がよくわかる。4月の低温で連年より開花が送れたため丁度見ごろが連休と重なったようだ。来場者も多いようで続々と車が入っていく。

 50分ほどでいずみの里駐車場に着いた。既に駐車場は満杯で手前の道路わきに止めた。天気が良いので待ちかねた愛好家が多く登っているようだ。
 まだ少し涼し目の風が心地よい五月晴れに、足取りも軽くなる。林道を10分ほど歩き、大蔵山階段コースに取り付く。名前のとおり階段の連続でトレーニングを兼ねて早めの歩いたら20分ほどで大汗をかいた。水分補給に合わせて、長袖シャツを脱ぎ半袖シャツ1枚になった。じっとしていると少しひんやりするが、歩き出せば丁度いい。
 杉林を抜け、ブナ林に入ると芽吹いたばかりの新緑が明るい日差しを受けてとても瑞々しい。ブナ林の一番美しい季節である。明るい登山道脇にはイワウチワが大振りの白い花を付けて咲き誇っている。
 適当に風があって涼しいのでどんどんペースを上げ、やがて7合目あたりから上は残雪の上を行くようになった。サングラスを持ってきて正解だった。目が疲れなくて良い。
 
 駐車場から1時間半で大蔵山頂に着いた。山頂に雪はなく、3人が腰を下ろして休んでいた。途中で10グループ30人ほど追い抜いたので、この後、昼前くらいに続々と登って山頂もにぎやかになるだろう。
 ここに立つと五泉市から新潟市まで広い平野の真ん中を流れる阿賀野川がよく見える。菅名岳へと続く稜線はほとんど雪に覆われているようだ。隣の白山や五頭連峰も山頂付近は白くなっている。遠くに見える飯豊連峰は、中腹以上が真っ白でまだまだ冬山の装いである。
 
 11時を回ったばかりで、お腹もすかないので給水と写真を撮って、菅名岳へと向かう。山頂直下の避難小屋は、入り口付近は除雪してあって中に入れそうだが、その周りは1m近い雪が残っている。稜線上の雪は締まったザラメ状で歩きやすく40分ほどで菅名岳山頂に着いた。

 こちらの山頂はすべて雪に覆われている。ちょうど12時前で既に30人ほどが三々五々と雪の上に敷物を広げて正面の飯豊連峰を眺めながら昼食休憩している。雪の中にビールを少し埋めて、冷えたビールで乾杯のグループや雪の上で熱いコーヒーを飲みながら静かに青空と飯豊の山並みを眺める山男、初めて会った同士で去年登った飯豊の山談義など楽しみ方は様々である。

 夕方は明日の田植えの準備もあるので、おにぎりを食べて20分ほどで山頂を後にした。
 
 下りでは、両親に連れられて雪道を長靴で元気に登ってくる小学生や3人組高校生らしきグループもいて頼もしく思えた。
 途中の椿平から、どっぱら清水の脇を通って沢沿いの道を歩いたが、沢の水量が多く一部登山道を浸しているところや、残雪、倒木が十分整理されていないところなどもあり、通行には少し注意が必要である。
 
 ちょうど4時間で駐車場に戻ってきた。早いペースで歩いたので少し疲労感もあり短時間集中の良いトレーニングとなった。

 

 

コメント
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