イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

いろいろありまして

2010年02月04日 23時50分19秒 | Weblog
いろいろありまして、何から書いていいのかわかりません。というか、いろいろあったような気がしつつも、たんに毎日あまりに忙しく、スキをみて歩いて帰る日々がただ続いていただけのような感もあります。ともかく、しばらくブログを書いていなかったので、何を書いていいのかわかりません。とりあえず近況を書いてみます。

・某日、Head First Railsの打ち上げを催していただき、KさんMさんと非常に楽しいひとときをすごしました。帰り際、おふたりに本にサインをしていただきました。一生の宝物です。我ながら、いい仕事したなあ、なんて思ってしまいました。ありがとうございました!

・後日あらためて報告したいと思いますが、昨年12月からオンサイト勤務をさせてもらっていた以前勤めていた翻訳会社に、そのまま間借りさせてもらうことにいたしました。「オフィス・サーディーン(私の屋号)」の仮装新宿オフィス(居候オフィス)誕生です。スクワッティングですなこれは。これからは昼休み(理想は2時間)に都心の街歩きを堪能したいと思います。仕事の効率は200%アップしました。Youtubeよさようなら。

・相変わらず、歩いています。今日も帰り道、4時間かけてつい先ほど家にたどり着きました。何やってんでしょうか私は。1月の月間歩行距離402キロなり!

・歩きながら、いろいろと今後の野望を練っております。このままじゃアカン、という強烈な思いと、徐々にではあるが物事がイイ方向に向かっている手応え、そのふたつががっぷり四つにぶつかり合って、結局いつも結論が導かれません。まだまだ修行が足りません!

・雪が降りましたね〜。

2月はあっという間に過ぎ去ってしまいそうです。1月はいろんな意味で大きな変革の兆しを感じた1ヶ月でした。2月はしっかりとした基盤を作って、本当に自分のやりたいこと、やるべきことに毎日精一杯取り組みたいと思います。


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そぞろ歩きの会6 「湯島・本郷編」2.20(土)開催のお知らせ!

2010年01月27日 00時05分59秒 | Weblog

つい先日、2月のそぞろ歩きの会の場所をどこにしようか思案に明け暮れていた私のもとに、そぞろ歩き隊のIさんから素敵なメールが届きました。なかなか煮え切らない私の心を察したかのように、ずばり、「湯島はいかがでしょうか」と提案してくださったのでした。一部メールの文面を変更してIさんにおすすめいただいたコースを紹介します。

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御茶ノ水駅に集合。

・湯島聖堂で儒学の学問所「昌平坂学問所」を堪能
・神田明神で今年における多数の翻訳受注を祈願
・湯島天神で更なる翻訳力アーップを祈願
・最後に、龍馬のことが大嫌いだった岩崎弥太郎の邸宅、旧岩崎邸庭園を楽しむ(香川照之の顔がちらつくかも・・・)

という感じです。湯島天神では梅祭りもやっています。お茶の水駅そばにはニコライ堂もありますので、ここも見学してもいいかもしれません。
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さすが東京出身、そして都心にお住まいのIさん、素敵すぎます! もう2月は即決で「湯島・本郷編」とさせていただきました! コースは当日の参加者の意向で変更になるかもしれませんが、楽しくぶらりと湯島・本郷界隈を堪能したいと思います。Iさんありがとうございました。

東京の街を、ただ歩いておしゃべりするだけ――というシンプルかつゆるいコンセプトが意外と好評を博しております(^^)翻訳者そぞろ歩きの会、みなさまぜひご参加くださいませ。

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翻訳者そぞろ歩きの会6 湯島・本郷編編

日時:2月20日(土)10:00集合〜14:30頃解散予定
集合場所:JR御茶ノ水駅、聖橋口を出たところ
内容:湯島・本郷の名所を回りながらそぞろ歩き(合計約3時間)。昼食(自由参加)して解散。
参加費用:旧岩崎庭園を見学した場合は入場料400円+昼食(参加自由)代
参加していただきたい方:「翻訳」に携わっている方(仕事または学習など)
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参加ご希望の方は前日(2月19日)中に児島までメールでご連絡ください(実際は当日集合時間まででもOK)。折り返し連絡いたします。キャンセルの場合は当日集合時間までにご連絡いただければ結構です。

連絡先:児島修
cozyosa@w2.dion.ne.jp
(@は半角に直してください)

みなさまからのご連絡をお待ちしております。お気軽にご参加くださいませ。

まったく同じ文面で、そぞろ歩きの会のブログに告知を掲載したしました。
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タイムマシンでお願いします

2010年01月24日 21時12分05秒 | Weblog
会話のはずみで、「わたしは翻訳の仕事をしています」

というと、興味深く反応してくれる方がいる。

(ほう、そりゃ珍しいお仕事ですな、面白そうですな、大変そうですな、そうですな)

といった表情(おそらく)を浮かべ、しばし熟考したのち、

(素人の意見ではございますが、あたしは翻訳という仕事はこういうものじゃないかと常日頃思っているのでして、めったに翻訳なんて仕事をしている人には会う機会もないから、言わせていただくと)

という顔つき(おそらく)で、ゴホンとひとつ咳をした後に、

「実は英語力より日本語力の方が大切なんじゃないですかね?」

と云ったりする。

「おっしゃる通りですね」と僕は答える。もっともな意見だ。こう切り出す人はおそらく、日本語として相当に不味い訳を読んで不利益を被った経験が多くある方ではないかと思われる。あるいはその逆の幸福な経験を。察するに、読書家が多いのではないだろうか。本好きとしてはこういう方にはとても共感を覚える。よくぞおっしゃってくださいました、と心のなかで小さく喝采する(もっとも、日本語力だけが優れていればいいわけではないのだが)。


あるいは、

「専門知識が必要でしょう。専門用語を訳すのは大変でしょう(よくそんな七面倒くさいお仕事をされていますね)。そうでしょう? どうでしょう?」

とおっしゃる方もいる。

「おっしゃる通りですね」と僕は答える。もっともな意見だ。こう切り出す人は、専門性の重みをよくわかっている方が多いような気がする。専門性は大学の専攻に始まり、その専攻を活かした職業に就くことによって磨かれ、そこでウン十年という経験を積んでこそ、本物になる。そうして初めて世の中の人にプロのサービスを提供できる。そういう、専門性の王道が持つ力をよく理解している人なのではないだろうか。ズバリ本質を突いてくるなあ、と思う。残念ながら僕にはそこまでの専門性はないが、こうした質問をされる方々の意見を真摯に受け止めなければならないと思う。


はたまた、

「じゃあ、英語がペラペラなんですね」

とおっしゃる人もいる。

僕の場合、残念ながら「もちろんです」とは答えられない。だが、翻訳のプロである以上、プロレベルの英語力がなくてはならないことはいうまでもない。素人には及びもつかないくらい英語に堪能なんだろうなあ、と、こう切り出す人たちが思うのは当然のことであり、いやしくも翻訳者を名乗ろうとするのであれば、その「及びもつかないレベル」を目指して日夜努力をしなければならないのである。つまり、僕の場合はそうではないが、「おっしゃる通りです」というのが答えになる。


ほかにも、いろいろと訊かれる。「好きなことが仕事にできていいですね」「帰国子女なんですか?」「フランス語とかもできるんでしょう?(できるわけないっつーの)」「自己管理が大変でしょう」「翻訳って通訳のことですよね?(微妙に混同)」などなど。その中身は、人それぞれである。「素人」というと失礼だが、いずれにしてもこうした門外漢の方の方が、翻訳の世界にどっぷりとつかっている僕のような人間よりも、意外とこの仕事の本質を見ているのではないかと思ったりもするし、こうした何気ない質問の裏に、自分の仕事に対する見方、考え方をあらためて問い直すヒントが詰まっているものだといつも思う。逆に言えば、僕は多少は翻訳の世界のことは知っているが、その他の世界についてはまったくの素人なのであり、僕の知らないこれらの様々な世界の「プロ」の目で、翻訳というニッチな世界を見てもらっているわけなのでる。これは非常に有益な機会である。


ところで、僕は本当はこういう風に訊いて欲しいと思っている。

「翻訳の仕事をしています。本もわずかですが訳したことがあります」

「ほう、じゃあ本がすごくお好きなんですね(ニッコリと微笑む)」

と。

こういう質問をしてくれる人がいたら、嬉しくなって思わず握手をしたくなるだろう。抱きしめたくなるだろう。口づけしてしまうかもれしれない。いや、いっそ抱かれてもいい。そう、やっぱりつまるところ、僕は本が好きなのだし、だからこそ翻訳の仕事をしているのだと思う。本が好きじゃなかったら、本という形態を取ることのない実務翻訳の仕事を含め、翻訳はしていないだろう(本を読むことより、買う事の方が得意であるってことはこの際、言いっこなしで)。だが、たぶんまだ、開口一番、こう切り出してくれた人はいない。いたら、抱きしめる。逮捕されてもいいから抱きしめる。


ともかく、人によって価値観は様々だし、それぞれがそれぞれの視点で真実を(あるいはまやかしを)見ている。そういうことがわかって非常に興味深い。

だが、本当に翻訳者に必要な力は何か、資質は何か。それをわかっている人なら、こう訊くはずだ。

「翻訳の仕事をしています」

「ああ、それは時計の針を巻き戻す超能力が必要な仕事ですね」


そう、翻訳者に本当に必要なのは、タイムマシンにのって「まだ作業時間がたっぷり残されている世界」に戻れることなのだ。僕にとって、いま一番必要なのは、それだ。ああ、今朝に戻りたい。昨日の朝に戻りたい。金曜の夜に戻りたい。ああ、どうしよう。





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まっすぐ家に向かったはずが4時間半の五里霧中 〜西新宿から武蔵境まで歩いてみたよパート3〜

2010年01月23日 20時57分28秒 | Weblog


最近、会社帰りに歩けるところまで歩く、というのが定番になりました。さすがに家まで歩くと3時間近くかかり、ちょっとした小旅行になってしまうので、昨日は西荻窪まで、今日は吉祥寺まで、明日は阿佐ヶ谷まで、という感じでその日の気分と体調と相談しながら適当なウォーキングを楽しみ、最後にちょっとだけ電車に乗ることでOK牧場と自分を納得させているのであります。

武蔵境に住んでもう4年以上が経ちますが、実は生来のものぐさな性格がわざわいして、せっかくディープエリアである虫汚染じゃなくて中央線エリアに住んでいるにも関わらず、高円寺にも阿佐ヶ谷にもほとんど行ったことがなく、これではいかんと自分を奮い立たせて、あらためて今、各駅を「ブライワシ」して再発見しているところです。だんだん土地勘もついてきて、知っている道を基本にして、ちょっと脇道に入ってあらたなコースを開拓し、ほうなるほどこういう道があるのかい、と一人悦に入っています。怪しいですね。

昨日は週末前だし体調もよかったので、家まで歩いてみるつもりで歩き始めました。会社を出たのは8時。阿佐ヶ谷あたりまではなかなかよい感じの道を発見したりしてとても順調でした。各駅の商店街をウロウロして、ちょっと寄り道しながら歩き、西荻窪のラーメン屋に衝動的に入店したりして、ひとりそぞろ歩きを満喫しました。そして出発から3時間後、ついに吉祥寺に到着。

僕にとって、地元であるはずの吉祥寺から家まではなぜか鬼門です。何かの呪いがかけられているとしか思えません。何度も迷子になったことがあります。しかし、さすがに最近の歩き込みで、もう迷わない自信はありました。しかし、予想通りといいますか、これが俺、まさに俺的に、この余裕が徒となりました。「この道に行ったらどうなるんだろう? たぶん少し遠回りになるけど帰れるよな」という過信が、僕に誤ったルート選択をさせてしまったのです。いくら歩いても全然家の近くにたどり着く予感がしません。また迷子です。いい年こいて会社帰りに迷子ってどういうことでしょうか。我ながら、笑ってしまいました。右の方角にずれていることはわかったので、左折を意識してなんどか曲がるうちに、一時間近く歩いて、結局元の場所に戻ってしまいました。左折を3回繰り返せば、元来た場所に戻れる――。普遍の真理を体感できました。結局、いったん吉祥寺駅まで撤退するという出口戦略を採択し、確実なルートを確保しながらなんとか生還しました。家についたのは12時40分。実に4時間40分のびっくり日本新記録です。ラーメン屋にも10分くらいしかいなかったし、古本屋(2軒)にも各5分くらいしか滞在していません。つまり基本的にまっすぐ家に向かっていたにも関わらず、帰宅するのに4時間40分もかかってしまったわけです。我ながらその奇特さに驚きます。自分に御足労です。時間から計算するに歩行距離約24キロ。朝も4キロ、昼休みも4キロ歩くことにしているので、普通に一日通勤しただけで32キロ(八里)も歩いてしまいました。どうです、こんな馬鹿めったにいないでしょう。

とはいえ、無間地獄のように終わらない仕事から、今、唯一解放されるのがこのウォーキングの時間です。もうやめられません。僕の人生五里霧中ですが、毎日五里(20キロ)くらいを夢中になって歩くことを今後の日課にしたいと思います。
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青空に昇る煙

2010年01月21日 23時39分01秒 | Weblog
大学一年生の夏、所属していたボクシング部の合宿に行った。山奥の民宿に3泊か4泊して、ひたすらに練習する。ひたすらに走る。最後に宴会があったけど、あとは何もない。ただひたすらに練習、練習、練習。

一つ上の学年に面白い先輩がいた。僕と同じく二浪していたから、ちょうど年も一つ離れていた。二浪して大学に入った人には、二つのパターンがあると思う。ひとつは、二年間の遅れを取り戻そうとして必死に勉学に励み、単位をきちんと取っていく、あるいは二年間浪人してまでも勉強したかった専攻に打ち込み、人生の目標を他よりも明確に持っている、そんなタイプ。もうひとつは、もう自分は普通の人生コースから一歩はみ出してしまったのだから、どうせならもっとはみ出してやろうじゃないか、という変な気負いでもって、何か普通じゃないことに打ち込んだり、本当に普通じゃない人生を歩み始めたりするタイプ。彼も僕も、まさしく後者に所属するタイプだった。そもそも、彼がなんでボクシング部にいたのかがよくわからない。彼には体育会系っぽさがまるでなく、存在が周囲から浮いていた。スポーツマンというよりも、なんとなくアジアの片隅を放浪している方が似合いそうな人だったし、実際そういう旅が好きらしかった。

僕は小学校からずっと運動部にいたから、それなりに部には馴染んではいた。格闘技も好きだから、けっこう練習も真面目にやっていた。だが、身体は体育会系でも、心は彼と同じく文化系だった。本当は何かもっと文化的なことがやってみたかった(なので同時に映画研究会にも所属していた)。だから彼とはなんとなく気が合って、ちょくちょく声をかけてもらったし、練習の合間にじゃれあったり、くだらない話をしたりした。

あるとき、何気なく、将来はどうするんですか? と訊いてみたら、彼は「タイでラーメン屋がやりたいんだ」と云った。日本のラーメンは外国人に人気だ。海外で営業したら結構ヒットするかもしれない。今でこそ企業が考えそうなビジネスプランだけど、当時は夢物語っぽい響きがあった。ともかく発想は面白いと思ったし、なかなか目のつけ所がいい。でも、やっぱり変わっている人だ。詳しいことはもう忘れてしまったけど、タイでラーメン屋をやりたいのは、海外でビジネスして儲けようとかいうビジネスマン的な発想じゃなくて、たぶん彼自身がタイがものすごく好きで、ともかく定住したいと考えていたんだと思う。日本のリズムが彼には合っていなかったのかもしれない。

そんなわけで、彼を含めた数十人が、もうどこか忘れてしまった山奥で、共同生活を送っていた。合宿中、毎朝、彼がものすごく熱心に新聞を読んでいるのに気づいた。舐めるように紙面に目を走らせている。なんでそんなに一生懸命に新聞を読んでるんですか? と訊いたら、彼が真顔でこう答えた。

「ここに来る前、家のガスをつけっぱなしで出てきてしまったような気がしてさ。もし火事になってたら記事が載ってるはずだと思うんだ」

笑っちゃいけなんだろうけど、笑った。おもろしい人だ。幸い、彼の家が燃えたという記事は載っていなかったようだ。一事が万事で、彼はこんな風にとてもユニークな人だった。そんな彼のことが、好きだった。


****************


かくいう僕も、朝家を出てしばらくした後に、そういえばヤカンでお湯を沸かしたあと、ちゃんと火をとめたっけ? ということが気になることがある。もう駅が近づいているし、いまさら引き返したくはない。たぶん、99%は大丈夫。だけど、気になり出したらとまらなくなる(ごくたまにだが、そんなときに消防車がサイレンを鳴らしながら家の方に向かって走ってくのを見たりすると、ますます気が気じゃなくなる)。

なんどか後ろを振り返る。煙は立っていない。火がつきっぱなしだったら、火事になってモクモクと黒煙が空に昇っているはずだ。煙は見えない。

電車に乗る。満員電車の窓際に立ち、家のある方角を凝視する。電車が走り出す。煙は昇っていないか、消防車の音は聞こえないか、大丈夫か、家よ、燃えないでくれ。携帯で、家に電話をしてみる。電話はちゃんと鳴っている。うん、火事で燃えてたら電話機も反応しないよな、大丈夫だよな。

やがて電車はスピードを上げ、隣町の駅が近づいてくる。もう僕の家のある一帯は見えない。

今頃、彼はどこで何をしているのだろうか。本当にタイでラーメン屋をやっていてくれたら嬉しいな。僕は途中で部活を止めたから、きちんと彼に挨拶もできなかった。しばらく練習をやすんでいたら、心配してハガキを送ってくれたこともあったよな。20年ぶりに、タイを旅行してみるのもいいな。バンコクは今も、きっと灼熱だ。

そんなことを想いながら、電車は都心に近づいていく。こんな風にして、新しい一年がまた始まる。また一年、過去が僕から遠ざかっていく。窓の外には、一月の冷たい青空が広がっている。
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「イワシの翻訳Love」検索語の謎

2010年01月18日 22時52分30秒 | ちょっとオモロイ
どこのプロバイダーにもある機能だと思いますが、このブログの作成で利用させていただいているgooブログには、ブログの管理者(つまり僕)しかアクセスできない編集機能がありまして、そこではこのブログにどのような検索語を使ってアクセスしたかという結果(上位20件まで)が毎日表示されるようになっています。なかなか興味深い語が多いので、本日は、ここ数ヶ月の検索語のなから面白い物をピックアップして紹介させていただくことにします。

もちろん、どこのどなたがその検索語を入力したかは僕にはわからないしくみになっています。が、それだけに、こちらからは素性のわからない方々が、いったいどんな思いでこれらの語をブラウザの検索窓に打ち込み、そして結果としてこのイワシブログに(誤って)たどり着いたのかを考えると、なかなかしみじみとするものがあります(どのような検索語であれ、ブログを見ていただけるのは嬉しいことではありますが、おそらくほとんどの方が、求めていたものとはほど遠い情報を発見して失望されているのではないかと思うと、申し訳ない気持ちなのです)。

では、まずは最近の話題から。大晦日の石井対吉田戦でのタマタマ事件にちなんだ、以下のような検索語がいくつかありました。

「タマタマ 悶絶」
「吉田秀彦 金タマ」
「金玉食い千切り」

食い千切りというのはすごいですね。記事はこれでした


続いて、定番の検索語をいくつか紹介します。まずはニンニク関係です。

「チンしてはいけない食べ物」
「にんにくを食べたら辛くて涙出てきた」
「にんにく レンジでチン」
「にんにく 吐き気」

これがその記事です。僕と同じ苦しみを味わった人もいるということなのでしょうね。


「冷凍バナナ 食べ方 皮ごと」
「なぜバナナの皮は凍らすと黒くなるのか」

恐怖の冷凍バナナ事件。同じ事を考えている人が多いのですね。嬉しいような、気の毒なような。


「半球 照明カバー 天井 外し方」
「天井 カバー 外れない」

この天井電球カバー系も多い。電球が外れなくて困った事件を書いたことがあり、これはこのブログのなかでも異例中の異例的に読んだ方に少しは役立っている記事かもしれません。といいつつ文章が無駄に長いのでお役にたっているのかどうか…。記事はこれです


続いてスティングの「Shape of my heart」に勝手訳をつけたときの記事にも反応が多いです。

「shape of my heart」
「shape of my heart 和訳」

深い詩だけにいろいろと考えてみたくなるのでしょうね。かなり自分流の訳ですみません。



「鳩のフンが落ちた場合の対処」
「しょうがないやつ」

こんなのもあります。鳩の糞の対処方法は書いていませんが、しょうがないやつは、ビンゴかもしれませんね。



「「それ……私に言わせる気?」」
「虎だけに捕らわれるな」
「耳そうじ  脱税 」

意味不明です。「耳掃除」と「脱税」。すごい組み合わせです。推理小説のトリックでも考えていたのでしょうか。しかしこの検索語でなぜこのブログに〜?


「イワシ 翻訳」

これがほぼ毎日、一番多い検索語です。検索窓にこれを打ち込むと「イワシ」を英語にしてくれると思ってそうしたのか(そういうサービスがあるのかも)、ひょっとしたらこのブログを読もうとしていただいて、いちいち「イワシの翻訳Love」と打ち込むのがめんどくさいので省略されたのか。でも夕飯を食べながら、「そう言えば、イワシって英語でなんていうんだっけ? そうだ、グーグルに"イワシ 翻訳”って入れたら翻訳してくれるかも?」と思って入力する人は多いような気がします。なんだかその幸せそうな食卓の光景が目に浮かびます。そういう方々に変なブログにたどり着かせてしまっていると思うと、なんだか申し訳ないです。


純粋なイワシ系もけっこうあります。

「生きているイワシの写真 画像」
「小さいいわしの子のフライ」
「2009イワシ救い」

こういう本物(魚)のイワシを求めている方々にも申し訳なさを感じます。しかし「2009イワシ救い」って何でしょうか? 小さいいわしの子のフライというのも、妙に残酷な響きがありますね。


「ブログ イワシの本当LOVE」
「イワシの和訳LOVE」
「いわしの翻訳家」

これらはおそらくこのブログを探して入力してくれた方々によるものと思われます。「本当LOVE」ってすごい響きですね。「和訳LOVE」は、確かに僕は和訳しかできませんので、より正確な定義と言えます(でもなんだかかっこわるい)。「いわしの翻訳家」これはなんだか「めだかの学校」みたいですが、なんだか味があっていいですね。この海には、「サバの建築家」、「カツオの小説家」あたりが泳いでいるのかもしれません。


「珍走系」
「男湯 突撃レポート」

男湯の突撃レポートは書いた記憶はありませんが、このレベルの変態語で検索した方々の期待には、このブログは応えられているのではないでしょうか(^^)


では、いよいよ本題といいますか、翻訳系の検索語を見てみましょう。

「翻訳者にむいてる人」
「翻訳 専門 決められない」
「フリー翻訳家で食えるか」
「翻訳者 一日の作業量」
「翻訳で飯を食う」
「フリーランス 翻訳 生活」
「翻訳 初心者 スピードを上げるには 1日10枚」
「翻訳 トライアル 結果が来ないのに依頼」

これから翻訳でやっていこう、と思っておられる方々、あるいはすでにこの道に足を踏みれている方々のような気がします。このブログを読んで、現実を知りあきらめる人もいたりして。もっとまともな翻訳者はたくさんいますので、どうぞ早まらずに!


「フリーランス 翻訳者 仕事がはかどらない」
「翻訳 納期 意地でも」
「夜に翻訳する業者」
「貧乏暇なし 翻訳」
「トワイライト翻訳者」

意地でも納品。夜に仕事。貧乏暇なし。まさに僕ですね。当ブログでは、いい(悪い?)見本を存分に提供しております。しかし「トワイライト翻訳者」というのは美しい表現ですね。夕暮れ時に翻訳するということ?


「ひどい訳文」
「だめな翻訳チェッカー」
「誤訳ごめん」

シビアな検索語ですね。ネガティブな要素が強まってきています。


「出版翻訳 食えない」
「翻訳で食えるか」
「翻訳 斜陽産業」
「翻訳出版界の危機」
「不況 フリーランス 翻訳者」
「翻訳は割に会わない」
「フリーランス 翻訳 仕事 来ない」

だんだん危機感が増してきます。他人事じゃないですよね。どういう心境でこの語を入力されたのでしょうか。同業者と思われるだけに身につまされます。現在の業界の状態を表しているような気もします。


「翻訳 もうからない」
「翻訳をあきらめる」
「翻訳者 辞める」

はしくれ翻訳者としては、とても悲しい語として響きます。でも、人生、翻訳だけじゃない。相性もあるし、環境や運もある。だからあきらめるのも、やめるのも、一つの選択肢だと思います。それに、いつかは誰だって翻訳を引退するときがくる。でもまだこの道でやっていく自分を少しでも信じられるなら、もうちょっとしがみついてみてほしいとも思います。僕もしがみついていますので! あまりシリアスな気持ちじゃなく、検索された語だと思いたいです。といいつつ、こういうネガティブな語でヒットするということは、このブログがネガティブワードに満ちているということなのかも?


ちょっと暗くなってしまいましたが、明るい検索語もあります。

「翻訳 新しい人生の第一歩」
「LOVE 大切 翻訳」

翻訳に大切なもの、それはLOVE
うん、素晴らしい! その検索語の答えになるものが、このブログに少しでも書いてあると嬉しいです。いや、そうなるようにこれからも努力します。毎日が新しい人生の第一歩。今日も明日も翻訳LOVEを続けてみます!
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そぞろ歩きの会5「築地・月島編」開催レポート

2010年01月16日 19時39分09秒 | Weblog

そぞろ歩きの会5「築地・月島編」無事、終了いたしました。おかげさまでとても充実した一日になりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。またそぞろ歩きましょう!

そぞろ歩きの会のブログに本日のレポートを掲載いたしました。よろしければご覧くださいませ。

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月曜日も仕事を休みにしてもらって、3連休を取りました。僕の時計はクリスマスあたりから止まったままでしたので(^^)これからようやく大掃除に着手いたします。いろいろと整理をして新しい年に備えます! さあ、やるぞ!

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福袋が続々

2010年01月14日 23時03分16秒 | Weblog
年末年始のずいぶん前からほとんど休み無く仕事をしていたら、とうとう先週末の3連休でガス欠になったようで、まったく仕事の能率が上がらなくなってしまいました(もともとそうだったような気もしますが...)。

ふと我に返り、じっと手を見つめて、いったいなぜこんなに仕事ばかりしているのだろうかと呆然としてしまいました。

涙が溢れてきて、止まらなくなってしまいました(というのはウソです)。

やり場のないやるせなさを抑えきれず、おもむろに、アマゾンの「ほしい物リスト」にチェックしていた大量の本を購入してしまいました。いったい何冊買ったのでしょう???記憶がありません。

今週、家に帰ると郵便受けのなかにたくさんの本が入っていました。そして、玄関には宅配便の不在連絡票がいくつもはさみ込まれていました。

本の袋を開けると、かすかに覚えているような、あるいはほとんど身に覚えの無いような本が出てきます。つい3日前ほどの自分から届いた、福袋のようなものかもしれません。ともかく早く仕事を一段落させて、本を読みたい!!

さあ、今日もこれからまた仕事です! 納品までGO!!

※告知

「翻訳者そぞろ歩きの会5」築地・月島編がいよいよ1/16(土)に迫って参りました。現在のところ7名の方々に参加のご連絡をいただいております! 明日(金)私は帰宅が遅くなりそうなので返事が遅れるかもしれませんが、必ず返信いたします。参加をご希望の方はぜひお気軽に私までご一報くださいませ。

当日は、築地→勝鬨橋→晴海(トリトンスクエア)→月島(もんじゃ焼きでランチ)というコースを予定しております。

そぞろ歩きの会のブログに詳細を記載しております。みなさまの参加をお待ちしております!

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もうこれ以上「ポテンシャル」は必要無い

2010年01月11日 18時26分31秒 | Weblog
あのさあ、前から思ってたんだけど、この際はっきり言わしてもらうよ。

君たちはさあ、"potential"って言い過ぎなんだよね。
何かにつけ、ポテンシャルポテンシャルって、おっしゃるけどもね。
潜在的なとか将来的なとか可能性がとかさ、そういうことはあえて言わなくてもいいと思う訳ね。言わなくてもわかると思うんだよね。そんなことは。

つまりさ、そういう当てにならないことばっかり気にしてちゃだめなの。
現実を直視しないといけないんだよ。

なぜって、とっても訳しづらいのよね。

「潜在的なリスク」とか、「潜在的な収益」とか、そういういかにも翻訳調な訳文をこれ以上作りたくないわけよ。お願いだからいちいちpotentialって書かないで欲しいのよ。英語で文章書いてる人に言いたいんだけどさ。

それから、availableってのも使いすぎだと思うんだよね君たちは。
いちいちavailableって言わなくても、意味、通じると思うんだよね。
「利用可能な」って訳語が嫌いだからさ、なんとか使うのを逃れようとするんだけどさ、あんまりにも君たちがしつこいもんだからこっちも根負けしゃちゃってさ。僕には利用可能なボキャブラリーがないし、翻訳者としての潜在能力もないもんだからさ、ついつい妥協しちゃうわけなんだよね。でもさ、それも悔しいから、なるべく行間に埋め込むようにしてるんだよ。そういう風に僕たちは苦労してるんだからさ、君たちもこれからはなるべくポテンシャルとかアベイラブルとか軽はずみに言わないようにして欲しいんだよ。じゃあね。


※告知

翻訳者そぞろ歩きの会、2010年も引き続き開催させていただきます。年明け第1回目は1/16(土)に築地、月島を散策することにいたしました。まずは「東京の台所」築地界隈をそぞろ歩いた後、月島に移動し西仲通商店街を中心にぶらぶらして、最後はお約束ということでもんじゃの昼食をとりたいと思います。移動範囲もそれほど大きくないので、どちらに行くかは誰かの思いつきで決める(これぞまさにそぞろ歩き)で散策の醍醐味を楽しめるのではないかと期待しております。寒い季節ですが、みんなで歩けば身も心も温かくなります! 歩くことで新年の明るい希望もきっと見えてきます(^^)
みなさまぜひぜひご参加くださいませ。

そぞろ歩きの会のブログに詳細を記載しております。ご参照ください。



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Head First Rails ―頭とからだで覚えるRailsの基本 1月中旬に発売開始!

2010年01月10日 10時27分44秒 | Weblog
オライリージャパンの人気シリーズ待望の新作、『Head First Rails ―頭とからだで覚えるRailsの基本』が、ついに2010年1月中旬に発売されます。

本書はタイトルの通り「頭とからだ」を使って実際にRailsアプリを開発しながら、楽しく学習を進めていけるようになっています。様々な登場人物たちと一緒に、ワクワクした気持ちでRailsを学べること請け合いです。同社の敏腕美人編集者Kさんの熱い想いが込められた、渾身の一作! Ruby on Railsに関心のあるみなさん、ぜひ本書を手にとってくださいませ。

監訳・監修はRubyコミュニティーで積極的に活躍されているこの道の第一人者、気鋭のRailsプログラマ/Railsコンサルタントの松田明さんです。私は翻訳を担当させていただきましたが、ほとんど松田さんの訳であると言っても過言ではないほど、詳細かつ情熱的なレビューをしていただきました。

私の訳のまずいところはもちろん、原書のエラー(英語の表現、コーディング)についても徹底的なチェックがされたことにより(本家アメリカの本書のサイトにも、松田さんが報告したエラーが多数掲載されています)、情報の正確さという意味においては、訳書が原書を越えるという希有な(そして理想的な)例が実現しました。Kさんの並々ならぬ情熱と、松田さんの卓越した見識により、用語からコードにいたるまで、日本の読者のことを考えた細かい配慮がたくさん詰まった、かつ訳文も非常に読みやすいお買い得の一冊となっております。読者のみなさんには、安心して本書をお楽しみいただけると思います。

本書の対象読者は、

「多少のHTMLの知識と多少のプログラミング経験があり、Railsを使って短時間で「かっこいいウェブサイト」を作りたいと考えている方」

です(が、広義での対象読者は「財布の中に3,990円以上の現金が入っている方」と「クレジットカードを所有している方」すべてです)。

Railsを学びたいと思っている方、すでにRailsを使って開発をしている方、ぜひ本書のご購入をご検討くださいませ!


『Head First Rails ―頭とからだで覚えるRailsの基本』
David Griffiths (著)、松田 明(監訳)、児島 修 (翻訳)
出版社:オライリージャパン



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