アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋30年 「勇気の伝道師」     ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

おはようございます。

1.昨日(4月27日)からいよいよ『アドラー流「自信」が生まれる本 ― 気づかなかった魅力が見つかる「3つの質問」』 (三笠書房王様文庫)が店頭に並びましたね。

佐藤泰三さん に続いて編集協力者の 中吉カレンさん が店頭で写真を撮ってくれてフェイスブックでご紹介くださいました。
ありがとうございました。
お借りしますね。

三笠書房さんは、文芸書を除くと文庫部門№1の会社です。


2.昨日の13:00東京発の踊り子号に乗って伊豆稲取の温泉旅館で取引企業の経営者たち70数名の講演会を行ってきました。

車内から遠くに伊豆大島が見えました。


(旅館の五月人形)

ここで冒頭に話したのは今村雅弘復興相(当時)が4月25日夜、所属する自民党二階派のパーティーで講演し、東日本大震災について「これは、まだ東北で、あっちの方だったから良かった。もっと首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)な甚大な被害があったと思う」と述べたことについてでした。。

業績の高さ/低さに共感力が大きな要因になることを話したのです。

たとえとして、伊豆半島が地震・津波の被害に遭って、復興担当の大臣が「首都圏でなく伊豆半島だったからよかった、と言ったらみなさんはどう思いますか?」と尋ねたら、憤りを感じていました。

加齢と共に共感力を失っているおっさんたちがこの頃目立ちます。

共感は、相手や置かれている場への関心を意味します。

共感力のない人は、自分にしか関心が持てず他者の関心が希薄で、場がどんな振る舞いを求めているかを察知する感性が欠如しています。

中高年には共感力がないだけでなくキレる人たちも多いようです。

この点は、次の記事が参考になります。

キレる中高年、精神科医が指摘する哀しき理由 DIAMOND online 2017.4.25

そんな中に一幅の清涼剤のような中高年の話を紹介します。

livedoor newsの 山本太郎参院議員が麻生太郎財務相に珍質問「生きる上で2番目に大切なもの」からの引用です。

3月15日の参議院・予算委員会で、麻生太郎財務相が、山本太郎参議院議員の珍質問に答弁した。

山本太郎「麻生大臣、人間が生きる上で2番目に大事なものはなんだと思われますか?」

麻生太郎「2番目…う~ん2番目。私はこの種のわけの分からん質問がきたときは答えることは一つ。人間が生きていくうえで大事なことは、朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る。この気持ちだと思います」

朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る」

名言です。

麻生さん、総理大臣だった時より人間味が表れています。

こんな加齢の仕方ならいいですね。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

先週、インターネットでニュースを配信している月間1,000万アクセス数を誇る某社の記者が「大人の5月病にどう立ち向かえばいいか?」のテーマで取材に来ました。

そのやり取りの中で浮き彫りになったのは、管理者の精神的な不健康さでした。

パワハラ気味であったり、ダメ出ししか知らなかったり、自分で仕事を抱えすぎていたり、私から見たら「病んでいる」としか言いようがない管理者が多過ぎます。

4月は、新たに管理者が生まれた月であり、新年度の始まりです。

そんな時期にリーダーになったら読むべき本を3冊ほどご紹介します。

1.『決定版 上司の心得』(佐々木常夫、角川新書、800円+税)

決定版 上司の心得 (角川新書)
佐々木 常夫
KADOKAWA/角川書店

「リーダーシップは人が集まるあらゆる場面に存在し、そこにいる人々に方向性を示し、勇気と希望を与えるものである」の定義をもとに、「上を見て生きろ、下を見て暮らせ」「目標を見つけ、教えを乞いに行け」など全7章に含蓄の深い内容が込められた本です。

2.『リーダーになる人のたった1つの習慣』(福島正伸、中経出版、1,300円+税)

リーダーになる人のたった1つの習慣
(中経出版)
福島 正伸
KADOKAWA / 中経出版

起業を考えていた3人が、各自赤字のカラオケ店の店長を任され、それぞれのリーダーシップ・スタイルで臨む、実話をもとにしたストーリーです。
(1)自分が見本になり、(2)相手を信頼することによって、(3)相手を支援すること、がリーダーシップの本質であることが読み取れます。

3.『もしアドラーが上司だったら』(小倉 広、プレジデント社、1,200円+税)

もしアドラーが上司だったら
小倉 広
プレジデント社

やはり決定版は、アドラー心理学に基づくリーダーシップ小説のこの本。
ブログでは、今までに次のとおりご紹介。
・3月10日付けブログ 『もしアドラーが上司だったら』を読み終えて
・3月11日付けブログ 『もしアドラーが上司だったら』:小倉さんご自身による本の紹介


私自身も上の3冊に比べると、売れ行きはイマイチですが、リーダーシップに関する本を書いています。

忘れ去られないように3冊紹介。

『アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方-人はだれに心をひらくのか』(コスモス・ライブラリー)

アドラー心理学によるカウンセリング
・マインドの育て方―人はだれに心をひらくのか
岩井 俊憲
コスモスライブラリー

『アドラー心理学によるリーダーの人間力の育て方』(アルテ)

アドラー心理学によるリーダーの人間力の
育て方―なぜ「あの人」に人はついていくのか
岩井 俊憲
アルテ

『人を育てるアドラー心理学』(青春出版社)

人を育てるアドラー心理学
最強のチームはどう作られるのか
岩井 俊憲
青春出版社

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

まずはお知らせから。

アドラー心理学の実践家2人が夢の共演!
アドラー心理学の職場・家庭への活かし方を学ぶ【実践アドラー心理学・特別座談会】 

講 師:岩井 俊憲 & 平本 あきお
日 時:6月13日(火)19:00~21:00
受講料:5,000円(税込み) 事前にお支払いください。

について、お知らせスタートの2時間後にはほぼ定員の40人に達してしまったため、昨日はヒューマン・ギルドの最寄り駅の神楽坂駅の隣の早稲田駅から近い会場を確保しました。

定員は90名。

5月1日(月)から改めて申し込みを受け付けますが、これでもすぐ「満員御礼」なってしまうのは間違いありません。


さて、これからが本題です。

4月18日のブログ 慎重なお勧め:小説『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上・下』 に続いての白石一文の小説のお勧めです。

『彼が通る不思議なコースを私も』(集英社文庫、620円+税)

彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫)
白石 一文
集英社

男性の主人公は椿林太郎。

小学校5年生の7月に「覚醒の朝」を迎え、それ以来別人になっていたのです。

19歳の時に全日本トランポリン選手権で優勝。翌年には世界選手権で個人2位の成績をあげ、この年の全日本での連覇を最後に現役を引退したような変わった人間です。

小学校の教員になって学習障害の子どもと独特の関わりを保っていたところ、モンスターパレントの対応を巡る学校側の態度に失望し、あっさりと退職、個別指導の椿体育教室を開設します。

女性の主人公は霧子。林太郎と不思議な出会い方をし、恋愛→結婚の道を歩むのですが、霧子の職場での異動に伴って林太郎は東京、霧子は大阪、と別れて暮らします。

この2人の、周囲の人たちも絡んだ恋愛、結婚、生き方の物語です。

ふと気づきました。
危うい紹介の仕方をしています。
この小説のストーリーを伝えたいのではありません。

林太郎には独特の、子どもの才能を開花させる教育観があることを伝えなければ。

霧子とのやり取りの中で林太郎が「生きる気持ちを維持するために必要なのは夢や希望ではない」と語りながら次のように続けます。

長い引用になりますが、ご辛抱ください。

「自分が好きだってことなんだよ。他の誰でもない、とにかく自分自身が大好きで、超愛してるって思えることだよ。自分が大事で大事でたまらないって思えれば、その子供は絶対に死なない。それはそうだろう。世界で一番大事なものを失いたいって思う人間はいないからね。だからね、僕は、どんなことがあっても子供たちが自分のことを嫌いにならないように、すごくすごく好きでいられるようにしてあげたいんだ」

「誰かを負かすことでしか自信をつけられないような、こういう馬鹿馬鹿しい教育をやり続けた結果、負けた方だけでなくてね、勝った方まで、自分のことが好きでいられなくなってる。学校にいるとそれがはっきりと見えるんだ」

この本も私のカミさんが先に読んでいて、彼女が終わるのを待って読んだ本であり、舞台が我が家の近所でもあるので、より親しみを感じました。

終わりに「邯鄲の夢」に近いところがあるのもこの小説の味わいです。

では、この辺で。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(4月24日)から4日間、ヒューマン・ギルドの宮本講師、永藤講師は揃ってある企業の研修を担当。

私は「人儲け」にいそしんでいました。

「人儲け」とは耳慣れない言葉です。

私の造語です。

 ヒューマン・ギルド のWebsiteの 会員 登録 のところのヒューマン・ギルド会員特典の欄に

「ヒューマン・ギルド会員になっても金儲けにはつながりませんが、人儲け(自分自身の心と人脈が豊かになること)はできます」

と書いてあります。

昨日は、この「人儲け」に恵まれていることを実感した1日でした。

その1:10:30に 東畑 開人さん (十文字学園女子大学人間生活学部講師、臨床心理士、教育学博士)がご来社。

事前にお伝えいただいていたご訪問の目的は次のとおりでした。

私の単著『野の医者は笑う――心の治療とは何か』における沖縄のユタをはじめとする治療文化の渉猟からフィールドを拡げ、現代日本におけるヒーリングの在り処に取材しながら、ポストモダンの健康論の類型を析出したいと計画しております。

東畑さんとは、初めてお目にかかったとは思えないほどのラポールのかかり方になり、私はこの世界に入ったいきさつ、私なりのアドラー心理学観、ビジネスのあり方など、2時間心地よくお話ししました。

東畑さんは、次の本をお書きの、34歳の新進気鋭の学者 兼 臨床家です。

『日本のありふれた心理療法: ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』誠信書房 2017/2/25
『野の医者は笑う: 心の治療とは何か?』誠信書房 2015/8/20
『美と深層心理学』京都大学学術出版会  2012/6/11

東畑さんは、ヒューマン・ギルドの 会員 にご登録、愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)にもお申し込みでした。

なお、7月22日(土)の13:30~17:30には、東畑さんを講師としてお招きし、「自分のタイプを知り、よりよく悩もう―フロイトとユングの心理学」のタイトルを研修をお願いすることにしました。


その2:昨日の午後、次の趣旨のフェイスブックが 平本あきおさん 株式会社 イノベイティア「旧チームフロー」代表取締役、ヒューマン・ギルド 会員 )と私から配信されました。

アドラー心理学の実践家2人が夢の共演!
アドラー心理学の職場・家庭への活かし方を学ぶ【実践アドラー心理学・特別座談会】 
http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/493

講 師:岩井 俊憲 & 平本 あきお ...
日 時:6月13日(火)19:00~21:00
会 場:ヒューマン・ギルド 研修室
定 員:わずか40人(すぐ満員御礼が予想されます。お申し込みはお早めに)
受講料:5,000円(税込み) 事前にお支払いください。

※公にはヒューマン・ギルドの行事予定などで告知しません。ヒューマン・ギルドの Website からのみ受付可能です。

すると、ほんのわずかな時間にヒューマン・ギルド のWebsiteには申し込みが殺到!

いったん受付を保留にし、ヒューマン・ギルド以外の研修施設を借りて、定員を広げて受付をすることにしました。

お申し込みを希望される方は「キャンセル待ち」としてご登録ください。
その際、どの組織の関連の方かをご記載のほど。

その3:16:00に目次 心さんと 株式会社スプリングフィールド の 春野真徳さんのところにお邪魔しました。

インターネットTV「ありがとうTV」の経営者対談に私がインタビュアーとして春野さんご自身を引っ張り出そうとする魂胆での下打ち合わせのためです。
山根秀樹さん(一般社団法人 日本能率協会KAIKAセンター)もご同席でした。

春野さんの生育歴から始まり、学生生活、職業人生・・・等々、1冊の本になるような2時間半でした。

打ち合わせが終わってからは近くの居酒屋でご馳走になりました。

それにしても、いきなりウニたっぷりのお刺身が出てきたのにはぶったまげました。

春野さんとは5月に正式にインタビューが設定されます。


このように、ヒューマン・ギルドはコラボの力を生かしながら、「人儲け」を率先して行う会社です。

インターネットTV「ありがとうTV」 で私は2014年10月に「講師NAVI!」第2回目 に登場し、30分ほど紹介されています。
また、一昨年は、
●有限会社ヒューマン・ギルド 代表取締役 岩井俊憲さん
として私の10分間動画を配信してもらっています。

◆春野さんは 2016年6月22日付けブログ 読む顔写真:人蕩し(ひとたらし)の春野真徳さん としてご登場です。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(4月23日)の11:00~13:00は、アドラー心理学ゼミナール

安西 光さん(フェイスブックブログ、フリーランスの3DCGデザイナー、ELM勇気づけトレーナー)を講師として

男女の性質の違いを知る

のタイトルで講演をお願いしました。


(講演前の安西さん)


(講演開始直前の安西さん)

参加者は27名、うち男性が17名と、日頃のヒューマン・ギルドとは男女比が逆転しました。

安西さんの魅力か、それとも、タイトルのゆえか?

前半は、安西さんの恋愛体験と研究による男女の違いを1時間ほど講義。

これがとても面白い。

どう違うだけでなく、実際にどうコミュニケーションを図ったらいいかの具体策が提示され、これを知っていると、男女のすれ違いが回避できる!

後半の1時間は、男女をミックスしたグループに分かれて討議。

男性の脳を持つ女性、女性の脳を持つ男性もいて、参考になりました。

 男性のキーワード「信頼」

女性は男性の力を信じること。
「あなたならできるわ!」と常日頃から信頼してあげることです。

女性のキーワード「共感、思いやり、ふれあい」

男性は女性の気持ちに共感したり、不安になりやすいので思いやりを持ってふれあうことが大切です。

のスライドには、腑に落ちた人がたくさん。

安西さんの持つコンテンツに少々のプレゼンスキルが加われば大化けが間違いなし、と保証します。

◆この講座に参加しそびれた人は、下記がお勧めです。

2017年5月27日 13:00 - 15:00 男女の性質の違いを知るスクール

◆このブログ内に「男と女の心理学」のカテゴリーがあります。
こちら をご覧ください。

◆次回の アドラー心理学ゼミナール は、次のとおりです。

タイトル:「からだの声、聴こえる?」
日時:2017年6/18(日) 11:00~13:00
講師:伊藤かよこ氏(鍼灸師、作家、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー)
 
※講師からの内容説明
なぜ考え方を変えるだけで、腰痛、肩こり、花粉症、うつ、パニックなどの症状が改善するのか? 認知行動療法プログラムを小説化した『人生を変える幸せの腰痛学校』の著者が「病は気から」を最新の科学的根拠をふまえ解説します。

伊藤さんは、小説仕立ての『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社、1,400円+税)を出していらっしゃいます。
この本は、腰痛だけでなく何か自分の疾患を抱える人のための疾患とのつき合い方に革命を起こす本です。

人生を変える幸せの腰痛学校
―心をワクワクさせるとカラダの痛みは消える
伊藤 かよこ
プレジデント社

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

4月22日(土)は1日休み。
家でゆったりしていました。


さて、「憧れという勇気づけの力」シリーズの第3回目。

憧れを育てることが教育の基本だという話を書きます。

まずは、東京大学の野球のユニフォーム姿に憧れた40歳の新人投手(医師)の話から。

2017年4月15日15時36分配信の朝日新聞デジタルに次の記事が載っていました(大坂尚子記者)。

東大の40歳投手、六大学新人戦に登板 初球はナックル

概要は次のとおりです。 

東大教育学部の40歳右腕が東京六大学のマウンドに上がった。
今季からリーグ戦方式に変わった新人戦「フレッシュリーグ」が神宮球場であった15日、慶大戦で3年の伊藤一志が先発。
1回4失点とほろ苦いデビューとなった。

愛知県出身。
中学、高校と野球経験はなかったが、愛知・東海高2年時にテレビで東大が法大から勝ち点をあげるシーンを見て、東大のユニホームに憧れた。
東京都内の医大に進学し、硬式野球部で活動。
医師になったが夢を諦められず、仕事をしながら再受験して東大に合格し、1年時から入部を果たした。


伊藤一志さんの場合、医師をしながら受験勉強をし、東京大学に合格したのが37歳でしょうから、東大のユニホームに憧れてから20年後に夢を実現したことになり、憧れが自己勇気づけ・自己教育に生かされたことになります。

憧れには、どうやら教育的な効果もあるようです。

齋藤 孝氏(明治大学教授)の『教育力』(岩波新書、700円+税)に憧れを教育と結びつけて次の記述があります(ご本人は「あこがれ」として表記)。

教育力 (岩波新書)
齋藤 孝
岩波書店

私の考える教育の基本原理は、「あこがれにあこがれる関係づくり」だ。
新しい世界にあこがれ、燃えて学んでいる人は、魅力を放っている。
その人の「あこがれ力」に触発された人は、自分も学びたくなる。
教育の基本は、学び合い刺激し合う友情の関係だ。
「まえがき」P.ⅱ

序章「教えること、学ぶこと」(P.1)には、憧れは心のエネルギー(活力)を高め、学ぶ意欲に火をつけるとも書かれています。

教育の根底にあるのは、あこがれの伝染である。
何ものかを価値あるものと認め、そこに心のエネルギーを注ぎ込む。
何ものかを目指して飛ぶ、矢のようなベクトル。
それがあこがれだ。
(途中略)
「~したい」というあこがれ(願望)が、学ぶ意欲に火をつける。

このように捉えてみると、教育に従事する人たちは、学校教育でも社会教育でも「憧れを育てることが教育の基本」であることを尊重しなければなりません。

◆齋藤孝先生の憧れを育てることが教育の基本だとする考え方は、次のブログでも紹介しています。

2014年1月29日付けブログ 本の紹介:『齋藤孝の相手を伸ばす!教え力』

「齋藤孝の相手を伸ばす!教え力」
斎藤 孝
宝島社

<お目休めコーナー>4月の花(23

 

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昨日(4月21日)は、石川県庁で新任管理職46名を対象とした研修を行っていました。

今年で5年になり、今までで13回目になります。

さて、「あなたを勇気づけた人たち」シリーズの第2回目。

アドラー心理学ベーシック・コース で行う演習に「あなたを勇気づけた人たち」があります。

この演習の手順は『勇気づけの心理学 増補・改訂版』(金子書房、1,800円+税)に詳しく書かれていますので、ご参照ください。

勇気づけの心理学 増補・改訂版
岩井 俊憲
金子書房

その3.に次の設問があります。

あなたが小学生・中学生の頃憧れていた人(映画スター、歌手、スポーツ選手、アニメの主人公など)は誰ですか?

あなたも一緒にこの演習をやってみませんか?

それでは、別にメモを取り出しましょう。

・あなたが憧れていた人は誰でしたか? 子どもの頃から順に思い出して書いてみましょう。

・その憧れた人からどんな影響を受けていますか?

ちなみに、私が小学校の高学年で憧れた人は長嶋茂雄選手でした。

彼のデビューは強烈でした。

少年野球チームで活躍していた私は、背番号3でサード、4番打者。

まるで長嶋選手のようになりきってサードゴロを取り、長嶋選手のようにバットを振っていました。

私が「まるで長嶋選手のように振る舞っていた(as if・・・・)」ことから身につけたのは、最大限のパフォーマンスを発揮することだったのでしょう。
このことは、今でも私の中に根付いています。

憧れを持つことは、その人をモデルとしながら、自分の思考・感情・行動に大なり小なり影響を受けているのです。

このように考えてみると、憧れていた人にあなたは確実に勇気づけられているのです。

<お目休めコーナー>4月の花(22

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨夜(4月20日)に金沢に来ています。

ここ5年ほど担当している石川県庁の新任管理職研修のためです。

さて、今日から3回ほどで「憧れという勇気づけの力」について書きます。

勇気づけには、さまざまな側面がありますが、私は「憧れることは勇気づけの源だ」と捉えているからです。

まずは、憧れによってパフォーマンスが発揮できたケースから。

4月19日(水)のヤクルト VS. 巨人戦で先発の高木勇人投手に代わり3回から登板し、3回を投げ勝利投手になった篠原慎平投手(26歳、背番号92)のことが昨日の朝刊で話題になっていました。

スポーツ報知に

【巨人】篠原、育成出身史上初の初登板初勝利!2位浮上で首位・広島に2ゲーム差

として篠原慎平投手に関して次のことが書かれていました。

▼球歴 川之江高2年夏に県4強に貢献も中退。
今治精華高通信制課程松山校に通いながら、08年に独立リーグ・四国IL愛媛入り。
13年からは同・香川でプレー。
独立リーグには計7年間在籍し、肩の故障もあって3度の戦力外通告を受けた苦労人。
14年育成ドラフト1位で巨人に入団。

▼独立リーグ、四国IL時代は月給20万円弱。
右肩の故障で2年間マウンドに立てなかった。
患部が完治し、14年育成ドラフト1位で巨人入団。
制球が課題だったが、徹底した投げ込みで克服に努めた。
1軍に抜てきされた昨年の秋季キャンプでは「感覚を忘れるのが怖い」と血まめだらけの手で毎日ブルペンに入った。
休日返上は当たり前で、周囲を心配させるほどの練習の虫だ。
努力を野球の神様が見ていたのかもしれない。

▼目標は元祖・育成の星、山口鉄也。
17日の支配下登録決定後、最初に食事に誘ってもらったのが山口鉄也で感激した。
「同じ育成から上がった山口さんのような投手になりたい」。
由伸監督は「こういう状況であそこまで投げてくれた。あれがあったから投手をつなぐことができた」と絶賛した。

つまり、巨人軍で3軍→2軍→1軍 と成り上がってきた投手です。

同じ育成出身の山口鉄也投手に憧れていたそうです。

この「憧れ」の力こそが原動力になっていたと言えます。

あなたも誰かに憧れることによって生きる活力が出ていたことはありませんか?

<第2回に続く>

 <お目休めコーナー>4月の花(21

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昨日(4月19日)は、ヒューマン・ギルドに株式会社 ディスカヴァー・トゥエンテイワンから本が、印刷会社から新しい会社案内が届きました。

著者用サンプルとして届いた本は『図解 勇気の心理学 アドラー超入門』(永藤かおる著、岩井俊憲監修、ディスカヴァー・トゥエンテイワン、926円+税)。

週刊誌サイズで、96ページの、消費税込みで1,000円きっかりの本。

「アドラー超入門」をタイトルに使っているとおり、図表も豊富。
「こんなにわかりやすくていいの」と言われるくらいの本になりました。

4月21日(金)から全国のLAWSON・Family Martにて限定発売されます。

*アマゾンや書店での取り扱いがありませんので、コンビニでお求めください(ヒューマン・ギルドでは限定的に取り扱い)。

章立ては、次のとおりです。

Chapter 1 悩みを解決し、幸せになるために
Chapter 2 勇気を持って人生を歩もう
Chapter 3 アドラー心理学の5つの柱
Chapter 4 勇気づけの技術を上手に使いこなそう
Chapter 5 幸せを感じるためのゴール 共同体感覚
Chapter 6 アドラー心理学を日常生活に役立てよう

本を手にしてご満悦の、著者の 永藤かおるさん でした。

印刷会社から届いた新しい会社案内。

今までは、法人対象の営業用に限定して使っていましたが、那覇営業所の 鳥内かおりさん が基本デザインを担当、法人事業部営業統括マネジャーの 目次 心(めつぎ しん)さん がコンテンツを固めてくれました。

より汎用性のある会社案内です。

会社案内の最大のユーザーでもある 目次 心さんです。

ヒューマン・ギルド は、2月にWebsite も一新し、新年度を春爛漫状態で迎えています。

皆様のお陰と、心から感謝申し上げております。

ありがとうございます。

<お目休めコーナー>4月の花(20

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昨日(4月18日)の朝刊で保守派の論客、渡部(わたなべ)昇一氏(上智大学名誉教授)が17日の13:55に心不全により86歳で死去したことが報じられていました。

著書で95歳を超えて生きることを勧めていて、真向法(まっこうほう)で健康管理に務め、原稿を持たない講演を聞いたときも、記憶力抜群で、滑舌もよいので、あと10年ほどはご存命だと信じていました。

渡部先生のことはラジオの「百万人の英語」の講師として知り、その後、ベストセラーの『知的生活の方法』(講談社現代新書、1976)以来、30冊近くの本を読んでいると思います。

知的生活の方法 (講談社現代新書)
渡部 昇一
講談社

若い頃の渡部先生が大島淳一のペンネームでジョセフ・マーフィーの『眠りながら成功する』を翻訳していたことを知る人が少ないのですが、これはご本人が本で明かしています。

マーフィー眠りながら成功する
(上) (知的生きかた文庫)
大島 淳一
産能大学出版部
マーフィー眠りながら成功する
(下) (知的生きかた文庫)
大島 淳一
産能大学出版部

また、本名での翻訳としては、元々はアブラハム・マズローの流れの第三勢力の心理学を講じ今ではすっかりスピリチュアルに走るウエイン・ダイヤ―を見出し、ベストセラーに仕上げています。

自分の時代―
知的独立の生涯構想
ウエイン・ダイヤ―著、
渡部 昇一訳
三笠書房

渡部先生の真骨頂は、東京裁判の影響を強く受けた日本の近現代史観の見直しを一貫して主張する論調です。

私は、渡部先生の骨太の論調を楽しみに30年以上月刊誌の『致知』(致知出版社)を定期購読していました。

あと10年、少なくとも5年生きていてほしかったです。

◆私は、渡部先生の本や講演を次のとおり紹介しています。
是非お読みください。

2012年10月1日 本の紹介:『自分を動かせ』(サミュエル・スマイルズ、渡部昇一編著)

2011年12月6日 本の紹介:『知的余生の方法』(渡部昇一著)

2011年11月8日 本の紹介:『60歳からの人生を楽しむ技術』(渡部昇一著) 

2010年3月18日 渡部昇一氏の講演会に

<お目休めコーナー>4月の花(19

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

カミさんに強く影響を受け、白石一文の小説『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上・下』(講談社文庫、各600円+税、第22回山本周五郎賞受賞作)を読んでいました。

この胸に深々と突き刺さる
矢を抜け 上 (講談社文庫)
白石 一文
講談社
この胸に深々と突き刺さる
矢を抜け 下 (講談社文庫)
白石 一文
講談社

私の前に読んでいたカミさん同様、私も途中でやめられなくなり夢中で読んでいました。

ただし、お勧めは慎重にしたいと思います。

小説ではありますが、娯楽ものでなく、教養小説、思想小説とも言っていいものだからです。

その背景は、白石一文が早稲田大学政治経済学部を卒業してからしばらく文芸春秋社に勤めていた人だからです。

主人公のカワバタは、文芸春秋社の『週刊文春』を連想させる週刊誌の編集長(やがて月刊誌の編集長)、41歳。

胃がんでステージⅡを宣告され、胃の2/3を切除しています。

東京大学で経済学を講じるミオとの間にナオがいますが、その下の息子のユキヒコを生後3カ月で喪っています。

カワバタには、聖と俗が同居しています。

聖の部分は、新自由主義経済思想に基づく格差社会に憤りを感じ、胃がんの手術後、ユキヒコの声が聞こえるようになったり、未来の自分の姿を見たり、マザー・テレサやマルティン・ルーサー・キングを登場させながらスピリチュアルな要素も持ちます。

俗な部分としては、性の問題、週刊誌の編集長として社内人事や政界のトラブルなどと縁が深いところがあります。

10年ほど前のの時代背景をもとに、「生きること」「愛すること」を私たちに投げかける小説だと言っていいでしょう。

この小説を読み気になった人へのお勧めがあります。

それは、ほとんどカタカナで書かれた登場人物を是非主人公との関連図をメモしながら読み進めるとよい、ということです。

あまりにも登場人物が多いので、誰がどうなのかわからなくなることがあります。

◆今までに白石一文の小説として次のようにお勧めをしております。
こちらは純愛ものです。

 2013年6月28日付けブログ 夫婦愛の小説のお勧め:『快挙』(白石一文)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(4月16日)は9:30~17:00に アドラー心理学ベーシック・コース の4日目を大阪で行っていました。

 

前半の講師をお務めだった 辻本絹代さん も受講者に加わり46名の受講者でした。

内容は(1)教育に生かすアドラー心理学ー自然の結末、論理的結末を中心にと(2)勇気づけでした。

私としては、これだけの人数のベーシック・コースは久しぶりなのと、受講者の熱意に煽られて達成感で一杯で大阪を後にしました。

持参した本は完売!

私は自分でもわからないくらいの人たちに、その人のお名前と、その人に沿った言葉を添えたサインをしました。

ヒューマン・ギルドの 会員 になってくれた人も多数。

大人数の割には結束力の強いグループになりました。

最後は、2人、あるいは3人一組での勇気づけの言葉を伝えながらの修了証の授与。

講座が終わったと思ったら、受講者の 西川 千晴さん が来年の3月10日〔土〕13:30 - 16:30に私を講師として

アドラー心理学から学ぶ「感情のコントロールセミナー」

大阪開催の告知をされました。

続いて名古屋からご参加だった 近川 明菜さん が、NPO妊娠育児支援Kizuna 代表のお立場で2017年10月1日(土) 13:30 - 16:30、ウインクあいち 愛知県産業労働センターで

アドラー心理学から学ぶ「感情のコントロールセミナー」 

 の告知をされました。

ヒューマン・ギルドが種を撒くアドラー心理学の「学びの共同体」は、日本各地で確実に芽吹いています。

最後には、受講者の皆さんのお土産を 辻本絹代さん から手渡され、慌ただしく大阪の地を後にしました。

受講者の皆様方、共催 兼 前半講師の 辻本絹代さん 、ありがとうございました。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(4月15日)の13:30~18:45は、大阪府立教育会館(たかつガーデン)で アドラー心理学ベーシック・コース の3日目を行っていました。

受講者は、何と45名。遠くはタイから2名がご参加でした。

私の本をすでに読んでいる人が2/3ほどに達していました。

質疑応答から入りましたが、的を射た質問が連発。

講座の内容は(1)よい人間関係と(2)共同体感覚でした。

(1)よい人間関係の中では、協力しながら正方形の図形を作り上げる「協力ゲーム」を行いました。

私がコメントしたのは、協力の3条件としての次の3つでした。

(1)目 標
(2)貢献(参加)意欲
(3)コミュニケーション

 実は、この3つは、C.I.バーナードの組織が成立するために必要な3つの条件としての

(1)共通目的(組織目的)
(2)協働意思(貢献意欲)
(3)コミュニケーション

とほとんど同じことです。

ということは、組織の協力的な関係づくりのためには、仲間や状況に対する共感を伴うヨコの人間関係が欠かせないことになります。

休み時間には、たくさんの方々が本ご持参を上、サインを求めてきました。

最後は、「あなたを勇気づけた人たち」の一部を行い、3日目を終わりました。

19:00からは30人以上が参加しての懇親会。

私は、4つの席を回って懇親を深めました。

フェイスブックの友達もたくさんできました。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

まずは、昨日(4月14日)のことでお知らせ2件です。

1.株式会社キノブックス 代表取締役の古川絵里子さんから『親と子のアドラー心理学』(キノブックス、1,300円+税)の重版連絡が入りました。

親と子のアドラー心理学
岩井 俊憲
キノブックス

6刷、2,000部で、累計部数は1万4,500部となります。

2. 10:00以降、一般財団法人 労務行政研究所 の「jin-Jour」サイト でPoint of View第84回として私の「働く人に知ってほしい 職場で生かせるアドラー心理学」 がアップされました。



さて、これからが本題。

「アドラー心理学の組織への適用:タテの関係 VS. ヨコの関係」シリーズの3回目。

今回は

1.権限法定説
2.権限受容説
3.権限職能説

のうちの3.権限職能説に入ります。

この理論は、アルフレッド・アドラー(1870~1937)とほぼ同時代を生きた政治哲学者、メアリー・パーカー・フォレット(1868~1933)が説いた職務中心の考え方で、職位による上・下の意識は排除されます。

まさにアドラー心理学の「ヨコの関係」です。

フォレットによれば、社長には社長固有の職務に関する権限があり、発送係には発送の職務に関する権限があります。

発送係には発送作業に関する限りは、社長にない権限を持っていて、彼らの間にあるのは、上下関係ではなく、職務の分担関係だとみなすのです。

フォレットは、次のような言葉を残しています。

『新 経営管理のプロセス』(車戸 實・酒井 甫の共著、八千代出版)から引用します。

「今日の最も基本的な企業概念、すなわち企業組織について我々の持っているすべての考えを支配しようとしている概念は、職能(function)の概念である。組織の成員は誰でも、1つの職能、あるいは1つの職能の一部分を担当遂行している。・・・(一部略)・・・組織の成員は、そのなすべき職能、すなわち彼のなすべき課業に伴う権限に比べて過不足のないちょうどそれと等量の権限を持つべきであると私は思う」

フォレットは、権限の委譲という考え方を放棄します。

代わりに、権限は上位者から委譲されるのではなく、組織の計画に従って考えられる、としたのです。

ところで、フォレットのこの理論は、アドラーの活躍した時代と同じく1920年代から1933年までに書かれたものです。

アルフレッド・アドラーはしばしば「早すぎた予言者」と言われますが、メアリー・パーカー・フォレットもまた「マネジメントの予言者」として時代を先取りしていたことが 2008.4.2 の DIAMOND online で紹介されています。

◆私は今日、これから大阪に出張し45人を対象に2日間 アドラー心理学ベーシック・コース の3日目、4日目を担当してきます。

<お目休めコーナー>4月の花(15

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

まずは、お知らせから。

本日(4月14日)10:00以降、一般財団法人 労務行政研究所 の「jin-Jour」サイト でPoint of View第84回として私の

「働く人に知ってほしい 職場で生かせるアドラー心理学」

がアップされることになっています。 

くれぐれも10:00以降にお願いしますね。

次に、 (株)三笠書房「これから出る本」『アドラー流「自信」が生まれる本』が紹介されました。

アドラー流「自信」が生まれる本:
気づかなかった魅力が見つかる「3つの質問」
(王様文庫)
岩井 俊憲
三笠書房

昨日の (株)三笠書房 内の会議で初版1万2千部でのスタートと決まったことを編集本部の番園さんからお伝えいただきました。

ビジネス分野の本としては『働く人のためのアドラー心理学』(朝日文庫、600円+税)が累積販売部数4万部と気を吐いています。

働く人のためのアドラー心理学
「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 (朝日文庫)
岩井 俊憲
朝日新聞出版


さて、「アドラー心理学の組織への適用:タテの関係 VS. ヨコの関係」シリーズの2回目です。

今回は

1.権限法定説
2.権限受容説
3.権限職能説

のうちの2.権限受容説に入ります。

ここからはかなりヨコの関係の色彩が強くなります。

この権限受容説というのは、自らが経営者でもあったC.I.バーナード(1886 ~ 1961)の理論で、簡潔に言ってしまえば、「上司の命令が権限を持つかどうかは、命令を受ける立場の人間(部下)の側にあるのであって、命令する側にあるのではない」という理論です。

そして、上司の権限を確立しようと思えば、部下の同意が必要になるのですが、その同意には次の4つの条件が満たされなければならない、とされています。

(1)部下がその伝達を理解でき、また、実際に理解すること
(2)上司が意思決定をする場合に、受け取った伝達が組織目的と矛盾していないと信じること
(3)意思決定に際して、部下がその伝達が自分の利害と両立しうると信じること
(4)部下が精神的にも肉体的にもその伝達に従うことができること

この1938年の理論は、実は革命的で、当時より80年後の現在でこそ説得力を持ちます。

それは、上司であることで権限を有していると思い込んでいる人がこの理論をつきつけられると、「あなたは権限を持っているつもりでも、部下があなたの権限を認めなければ、あなたに権限なんてないのですよ」と言われるような響きを持つからです。

バーナードから半世紀を経て、有名なP.F.ドラッカーは、リーダーについてこんなことを書いています。

「そもそもリーダーについての唯一の定義は、“フォロワーがいること”である。 信頼がない限りフォロワーはいない」(“Managing for the Future”)

「ドラッカー 画像」の画像検索結果

私は、部下が上司の権限を受け入れる最大の要因は、ドラッカーの「信頼」を採り入れると、アドラー心理学の「相互尊敬・相互信頼」の関係性であり、そのことこそがバーナードの権限受容説に魂を吹き込むように思えてなりません。

<お目休めコーナー>4月の花(14

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