アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋30年 「勇気の伝道師」     ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

久しぶりの河合隼雄先生の本の紹介です。

『こころの最終講義』(新潮文庫、520円+税)

こころの最終講義 (新潮文庫)
河合 隼雄
新潮社

この本の中にアドラー派に取り入れられ、他の単語と結びついた2つの概念が紹介されています。

「コンステレーション(constellation )」と「コンプレックス(complex)」です。

アドラー派においては、この2つの概念は次のように使われています。

・ファミリー・コンステレーション(constellation )=家族布置
・劣等コンプレックス(inferiority complex)

「コンステレーション」は、「星座」とも言われることがありますが、ユング心理学では「出来事が全体の中で関連を持って生じてくること」を意味し、「特に、内的な心理状態と外的な出来事とが偶然ではあるが、意味を持って重なること」を指す場合が多いと解説されています(河合俊雄氏による「はじめに」)。

アドラー派では、親、きょうだい、その他の同居親族を含む家族の相互作用を「家族布置」と呼び、誕生順位、家族価値、家族の雰囲気によって説明されます。

アドラーが「異常な劣等感」 で「ほとんど病気」と称した(『個人心理学講義』)「劣等コンプレックス」のうちの「コンプレックス」は、ユングによって広められた概念で、「感情によって色づけられた1つのかたまり」を呼ぶことがこの本でわかります(第1章「コンステレーション」)。

以上のことは、この本のほんの一部でしかなく、「物語と心理療法」(第2章)、「物語にみる東洋と西洋」(第3章)、「物語のなかの男性と女性」(第4章)、「アイデンティティの深化」(第5章)の中に隠れキリシタン神話や『日本霊異記』、『とりかへばや物語』、『落窪物語』等の物語を鮮やかに読み解く伝説の京都大学退官記念講義「コンステレーション」を始め、貴重な講義と講演を集めた一冊です。

ユング派を学ぶことによって、アドラー派との対比がより明確になり、アドラー心理学の理解が一段と深まることを実感できます。

なお、ヒューマン・ギルドでは、アドラー心理学を中核に据えながらも他派からも謙虚に学び、連携し合うスタンスを取っています。

その一環として次の講座を開催します。

自分のタイプを知り、よりよく悩もう―フロイトとユングの心理学
「フロイト・アドラー・ユングは心理学の3大巨頭」だと自信を持って言えるようになる講座です。
講 師:東畑開人先生(十文字学園女子大学専任講師、教育学博士、臨床心理士)
日 程:7月22日(土)13:30~17:30
受講料:会員10,800円、一般12,960円(税込み・資料付き)
 http://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/497 こちらから詳細確認及びお申し込みができます。

<お目休めコーナー>6月の花(15)

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