Ivey MBA日記
カナダ最強のMBAスクール・Richard Ivey School of Businessでの留学日記
 



他校よりちょっと早めの卒業式を終えました!
日本のしーんみりした感じの卒業式と違って、会場のオーケストラはスイングなんか演奏しちゃってるし、楽しい卒業式でホントに素敵でした。

みんな民族衣装とか着たりするのかしら、と私は思い、母とともに振り袖を着て行ったのですが、そんな人は私とインド人くらいしかおらず…。日本人一人だけっていうのが余計に際立っちゃいました。でも逆に好評を博したのでよかったかな?

卒業後、ほとんどの人(留学生も含め)はカナダに残るのですが、それでも何人かはヨーロッパやアジアに帰って行きます。私も東京に戻ることにしました。
でも本当にカナダに来てよかったし、Iveyに来れてよかったです。ここで経験したさまざまのことが私をより強くしてくれたし、それにここで知り合った、心から尊敬する友達は一生の宝物。 MBA受験期から、ずっと自分なりにがんばってきたことがこんな形で実を結んでくれたのだ。と思うとかなり感無量なのでした。

みなさまもこのblogにお付き合いくださり、どうもありがとうございました!このblogを通して、少しでもIveyの生活や人々や、MBAの現実(?)が伝わっていれば幸いです。
特に受験生の方…。常に自分のエキサイティングなMBA生活をイメージして、前向きにがんばってくださいね!!

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Ring Ceremonyの後は、年度末のフォーマルパーティー!!
学生・教授・ファミリー含め300人以上がタキシードとイヴニングドレスで登場して、深夜過ぎまでディナー、ライブのジャズバンド、ダンスで楽しい時間を過ごしました。

特にダンスが始まると、学生も教授も職員夫妻も一緒に楽しめて本当に良かった!学生だけじゃなくって、教授も職員もそのファミリーもみんな含めた、Iveyコミュニティの良さを改めて感じます。じーん。
思えばこーんな片田舎に、カナダ人も留学生もみんな初めて引越してきて、家族も含めてイチから生活を作ってきたのだから、そのつながりが深いのはあたりまえなんですよね。

そうそう、ゆかいなフランス人教授JPは、純白のスーツで奥様と踊りくるってました。さすがフランス人…白のスーツで決まる人もなかなかいません。

このイベントも学生主体で運営しているのですが、かなりクラシックな良い演出・
仕事ぶりに驚き。彼らのおかげで、また学生生活の良い思い出ができました。

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全コースついに修了! うひゃー。信じがたい。
卒業式を前にして、先日はIvey Ring Ceremonyがありました。
これは3年前くらいから始まって、学校側から授与されるスクールリングを前にプロフェッショナルとしての心構えを宣誓する!という式です。
まあ、出席している私たちは「久しぶりにセクションのみんなに会える〜」くらいののりでしたが…。

でも、私たちの宣誓の立会人として、わざわざ卒業生がたくさん来て下さったのはかなり感動でした。カナダ実業界におけるIveyの存在感は、これらの先輩たちが良い実績を作り続けて下さっていることの結果なんだなー。と思うと、少し気持ちがぴりりとします。

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そうそう、INDUSTRATの戦略がどうなったかというと!
結果的に利益率は最低だった時よりも16%上がって、ジリ貧プレイヤーから、業界シェアを一ランク上げることができました。
本当は二ランク上げるっていう目標だったのだけど…

ともかく!このシミュレーションはB2Bで学んできた事の、いい総括になったと思います。
例えば…
1)顧客を理解する
どうやってこの製品を使っているのか。どういうサイクルで発注しているのか。どんな人が購入の決断に関わり、それぞれがどれくらいの比重を占めているのか。どんな製品を求めているのか…
これって簡単なようでとても難しい。ついつい製品を売る側の論理で考えがちです。例えば、同じスペックで安かったら売れるだろう、と思いきや、顧客は安定供給が得られそうな、つきあいの長い業者を選ぶってこともあるし…。
新製品が圧倒的に既存品よりも高い性能を持っていたとしても、顧客はそれほどの高性能を必要としてなかったり。
B2Cと違って、B2Bでは広告やらイメージ戦略でレバを効かせる範囲が限られている感じがします。だから、顧客との関係作りを通して本当のニーズをつかむ事が鍵なんですね。

2)自分の強みは何なのか理解する
欠けているところを何とかしようとするよりも、強みに特化するほうがクイックウィンにつながり、ROIが高くなる。
あと自分の能力とリソースの限界を理解することも、戦略立案には不可欠ですね…。

3)どこで戦い、どこで引くか
競合環境やマーケットサイズ、マーケットの成長率などを見て、自分の能力を見て、どのマーケット・セグメントで戦えるか、どこで引くべきなのかを決める。
引くってのは本当にまた、心理的に難しいんですけどね…。

4)マーケットバリューチェーンを理解する
INDUSTRATには関係なかったけど、自分の製品がどういう経路で最終的な顧客に到達するのか、その一つ一つの過程でどんなvalueが加わったり、コミュニケーションがなされているのか、を理解することも大切。
製品はすごくいいのに、なぜか売れない、っていうときにはここが関わっていることがある…。というケースがあって、すごく面白かったなぁ…。

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今日でOperating Managerの授業が終わりました!
このクラスはIveyのベテラン教授・Jim Erskineの授業です。テーマは、MBAを卒業して実際にマネージャーになっていく人が直面する、仕事や人生のさまざまな問題にどう取り組んでいくか!? というもの。

例を挙げると…
1)部下から「会社のお金を5年間横領してました」と告白された。どうする?なんでこんなことになったの?自分の立場は?
2)やりがいのある仕事に追われ、結婚生活が破綻寸前に陥った時、更に昇進の話が来た。どうする?どんな選択肢がある?自分にとって何が大切なの?バランスとは?
3)過酷なプロジェクトを予算内に収めるため、コストを切り詰めてチームに負担をかけてやってきた。プロジェクト終了を目前にして、精神的に病んでしまったチーム全員がボイコット。
4)自分の上司の違法行為を発見してしまった。
5)自分の会社全体どころか、業界全体が倫理上の大問題を抱えていることを知ってしまった。

これらのケースはほとんどIveyの卒業生によって書かれたもので、こんなこともあんなことも、本当にリアルなんですね。本当にいっぱい考えさせられた。
それぞれの状況と全く同じ事が、自分に起きるわけではないかもしれない(というか、起こらないことを願う…)。
けど、状況を目前にして自分はどんなprincipleを持って事にあたれるか?こういう状況を起こさない為に、できることはなかったのか?ということを考えられたのは、とっても大切だったと思います。

大学時代が、私の自己形成の場だったけど、今は形成された自己を社会の中でどう成長・発展させていくかを考える時なんだなあ。

今日はJimが授業の〆に「プロフェッショナルであること」を教えてくれました。

プロフェッショナルであることとは
1)他人の時間を大切にする=締め切り・時間を守る
あなたが他人の事を大切にしている事を示す最も簡単な方法。
あなた自身がどれほど信頼のおける人間かを端的に示すことができます。

2)他人のやっていることに立ち入らない
他人には他人の優先順位があり、立ち入る時には十分に注意をすることが必要であることを理解する。

3)自分を表現する方法に気を配る
どんな言葉使いで、しぐさで、行動で自分を表現しているか意識している。
自分が表現していることに一貫性がある

4)常に一貫性のある態度である
一貫性を保つことで、他人はあなたをより良く理解でき、頼るようになります。

5)全ての人に敬意を示す

どれも常識って言ったら常識だけど、本当に自分はこれらに則って仕事をしているだろうか?と思うと、わたしはそうでもないんじゃないか、と思ってしまいました。
自分を表現する、のくだりなんて、わたしにとっては本当に意識するのが難しい。

これは仕事だけじゃなくて、普段の生活でも同じ事が言えると思います。
MBAを修了して、また新しい場所でスタートを切る自分にとって、改めて気の引き締まる最終日でした。

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KBS(慶応)から交換で来ていた、Norioさんがいつだか言っていた
「この学校って、とにかく学生を休ませないよねー」
というコトバ、卒業まで一ヶ月を切った今、ひしひしと実感しております。

それというのもこのINDUSTRATちゃんのおかげです。
去年のセクションヘッドTerryの担当する「B2B Marketing」を履修しているのですが、ここでこのINDUSTRATという、INSEADの教授が開発したシミュレーションをやるのです。
去年やった「SABRE」みたいなものですが、もっともっと複雑だしパラメーターも多いしで、チームミーティングは毎回3時間くらいかかります。
SABREの時は一週間丸々SABREに費やしてましたが、今は当然他のクラスも普通にあるしー…
いいから休ませろーーー

とにもかくにも、そのようなわけで先週末からINDUSTRAT中です。
このシミュレーションの何が面白いって、ケースと違って、競合のリアクションがすぐ返ってくることですね。
ケースだと、状況分析して、戦略を立てて、決断、実行の手順を組む、といったところで終わりですが、シミュレーションはその結果がすぐ見れる。そして競合もそれぞれにいろいろな事を考えて、他社の動きを勘繰りながら動いていて、そのお互いの動きが結果として各社の市場シェアや利益率にどう反映するか…
予測外の動きももちろんあるし、かなりダイナミックです。

私のチームは業界最下位の弱小企業で、持ってる製品はどうしようもないし、利益率が低いから投資もままならないしで、ものすごーく大変です。
そんな中で、持ってる製品を特定のセグメントに合わせて改良し、得意なセグメントに集中して、地道にシェアと利益率を上げる戦略を取っています。

さあてその戦略がどう出るか!?楽しみだー♪

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ほとんど毎週と言っていいほど、ソーシャルイベントのあるIveyですが、今週末はIndian Cultural Event!! これはインド・パキスタン・バングラデシュ系の学生が企画運営していて、ダンスやら音楽やら、もちろん美味しいインド料理!!が、フリーで楽しめるというものなのです。

学生や家族、教授や学長もやってきて、いつもと違う雰囲気でsocializeする良い機会です。去年の担当教授なんて、今年は全然会えないので、こういうところで会えるのがうれしい。
他にもラテンアメリカ、中国、ヨーロッパワインテイスティング、などがあります。

今回はダンス、音楽、ビデオプレゼンテーションなど、かなり内容も盛りだくさんでした。ハイライトは総勢30人のモデルを使ったファッションショー!!
わたしもモデルにかつがれて、衣装合わせやらリハーサルやら、サリーで歩く練習やら、いやはや大変でした。着付けも大変。

でもサリーやレンガ、クルタなどのトラディショナルな衣装を着たLadies & Gentsが登場するや、会場もすっごく盛り上がって、やってよかった〜。って思いました。 この写真も実にstunning!!ではないですか? インド系だけでなく、白人やアジア人も入って、またみんな意外に似合うんですねえ。

そんなこんなで、わたしのIvey生活も残すところあと1/8を残すのみとなりました。 卒業プロジェクトも終わったし、のんびり楽しみたいなぁ(と思いきや、仕事がじゃんじゃん入ってくる…)。

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先月キレキレでblogにアップしました件の卒業プロジェクト、なんとか力づくで終わらせました〜。

メンバーの内、一人だけとはどーにも心理的にうまく行きませんでした。口と態度が最大級なわりに、仕事がひどすぎ!!しかも明らかな嘘をつく!! もう顔も見たくないくらい軽蔑してます。そこまで思う人って、他に思いつかないなぁ。

と思うと、そんな彼女とプロジェクトをやったというこの経験は、かなり貴重なものだったんだと思います。もしこんなextremeな人と出くわす事があったら、どんなことに気をつけて仕事をしたらいいのか、今はある程度考えが持てるから。

ともかく!残りのメンバーとはあのmessyな状況を通り越しても良い友達でいられるのが、しあわせです

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Iveyには卒業論文などというものはなく、二年次に必修のチームプロジェクトをやることになっています。
選択肢は二つ。Ivey Client Field Project(ICFP)という、一般の企業をクライアントとしたコンサルティングプロジェクトか、New Venture Project(NVP)という、ベンチャー企業を起業するためのビジネスプランニングプロジェクトのどちらかを選び、自分でチームを組んで取り組みます。

このプロジェクト、毎年毎年チーム間でものすごいいざこざが起こり、締め切り間際には殴る蹴るが始まることも… という、鬼門のような存在です。
去年の2年生に話を聞くと、「間違いなく最悪のチームワークだった」とみんな口を揃えて言うわけですよ。
そんなプロジェクトが、3月中旬の締め切りを前に、今まさに佳境にっっ!!!

ちなみにわたしは、3人のカナダ人クラスメートとチームを組んで、NVPで医療サービスブローカーを設立するプロジェクトをやっているのですが…
やはりストレス度合いは非常に高いです。

チームミーティングに毎回15分遅れてくる人、ミーティングを何度もすっぽかす人、プロジェクトのスコープも良く分かってないのに「さっさと分業しよう」とまるで訳のわかんない人、教授の前だけではさも自分がチームに貢献しているような口だけの人、自分からやると言ったことをやらない人、他メンバーの話を全く聞いてない人…
しまいにはチーム内の締め切りを守らないどころか言い訳もしない…わたし以外、全員!!

この、締め切りを守らないどころか何も言ってこない、で、ついにわたしはブチ切れ。

基本的にわたしは、人にモノを強く言いたくないタイプの人間ですし、このチームでも良きフォロワーとしてがんばろう。と思っていたのですが。
リーダーどころか、誰も締め切りにコミットしてないし、誰もチーム全体を見ながらプロジェクトを進められない。誰も、一手先も見てない!
こりゃどうもならん、と思い、勝手にチームリーダーを乗っ取ることにしました。

それ以降、口うるさく他のメンバーをつつきまくる日々が続いております。
時間は守りなさい、あんたは土曜までにこれをやって、月曜までにやるって言ってたこれはどうなってるの、これ全体から見てロジックが通ってないよ、やる気がでない?それで終わるとでも思ってんの…

…わたしはなにか、保母か? とあまりのレベルの低さに日々驚きです。

こんなmessyなことになるのにはいくつか原因があります。
1)知っている人同士でチームを組むので、つい甘える
2)就職活動があってプロジェクトに集中できない
3)プロジェクトが乗ってくるころに1ヶ月の冬休みがあり、self-motivatedでない人はだれきってしまう
4)それでなくても最終学期でみんなだれぎみ

中でも、1の要素はすごく大きいんだろうなと感じます。あと、結局self-motivatedでなければ、どんなにプランをしっかり立てても、実行できないし。

みんな、デキル人だし頭もいい。
でも、どーんなにかしこくても、どんなに才能があっても、気持ちの持ち方・モチベーション次第で、それが全く生きてこないことがあるんですね。

わたし的には楽しいプロジェクトではなくなってしまったけど、リーダーシップやイニシアチブを取る事の大切さとか、モチベーションの大切さとか、チームマネジメントについては確実にたくさんのことを学んだなーと思えます。
その点では、自分にとってこれはすごく良い経験だったんだ、なぁ…。

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早いものでMBAもあと半期を残すのみとなりましたー。
2年目の前期はファイナンスやら必修クラスやらでえらい忙しさでしたが、後期はマーケティング中心の履修なので、自分としては全然気持ちが楽 
ようやく来たか私の春!とばかり、授業の傍らバイトとフランス語に精を出す今日この頃です。

さてさて、Iveyの1年制MBAへの移行も間近となってきました。どうやら新プログラムに対する反応がとっても良いらしく、アドミニストレーションの皆様は大忙しの様子。
私も最初はどうなっちゃうんだろう〜って思っていましたが、今までの3/4を終えて振り返ってみると、2年間16ヶ月のプログラムを1年12ヶ月にするのは全然ありだな!と思うようになりました。
と言っても、ただ単に休みを減らしてコマ数確保だけでは、当然学生への負担が増えるだけです。プログラム自体の効率アップが絶対に必要!! だからこそのクロスエンタープライズ・リーダーシップなんだと思うんですが。

そこで 実のある1年制MBA確立への私の提言:

その一:Leadership(Organizational Behavior)をなくす
OBは戦略と常にペアになるべきもの。戦略の授業で実施の部分へのフォーカスを強めればいいと思うんですよねー。

その二:Career Managementをなくす
「コンサルになれば、こんなひどい人生が待っているんですよー。あなたはそのリスクを理解してる?」みたいなケースを読まされても、ねえ。ほとんどの人は銀行・コンサルに行くっていうのに。

その三:Information Systemsをなくす
戦略・M&A絡みで全然カバーできるはず。独立したコースにする必要なし!

その四:中身の薄い選択コースを圧縮する
Strategic Market Planningは授業4こまで十分です。これにBtoBとBrandを入れてハーフコース一つ。

その五:ICFP・NVPをなくす
学習したことを一度練習してみましょう、って、どうせすぐ実社会でやるんだから。毎日ケースやってたら、いらないです。

以上のように、コースには重複する部分もあり、ここらへんを「クロスエンタープライズリーダーシップ」的にやっちゃった方が効率はいいし、実際の学習としてもベネフィットが高くなると思うのです。2年になると、更に「同じ事の反復練習」的になってくるし、そこらへんはもっとざっくり切れるかと。

そんなわけで、1年制は勉強的には大ありだと思うのですが、卒業後日本に帰る人にとっては、「カナダで生活する」ことの経験自体がすごく大切なものなんじゃないか、とも思うんですよね。正直1年でギッチリやろうと思うと、そのintangibleな経験が、人によってはすごく薄くなってしまうんだろうなーと思います(2年居ようと3年居ようと、内向きな人は結局経験が薄くなるけど…)。
それを考えると、日本人でも海外経験のある人、キャリアプランが明確になっている人、会社から長く離れたくない人…などは新プログラムのベネフィットを受けやすいのかなーと、個人的には感じます。

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