先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

ムックリ制作、不思議な音色に大喜び 千歳末広小でアイヌ文化学習

2017-07-13 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2017/7/12配信

ムックリの音色を確認する児童たち
 千歳末広小学校(若命泰寛校長)は11日、6年生83人によるアイヌ文化学習があった。アイヌ民族の楽器ムックリを制作し、演奏を実践して不思議な音色を楽しんだ。また、講話ではアイヌ民族の歴史などを学び、基本的人権への理解を深めた。(金子勝俊)
 同小は1996年にアイヌ文化学習のカリキュラムを作成し、校内にアイヌ民族の伝統家屋チセも設けた。児童は6年間で約100時間にわたり、アイヌ民族の遊びや歌を学んだり、料理や生活用具の制作を体験したりと、幅広くアイヌ文化を学んでいる。
 この日の6年生の授業はムックリ制作がメインで、千歳アイヌ文化伝承保存会の石辺勝行会長、平井史郎副会長、千歳アイヌ協会の中村勝信副会長らが講師。児童はムックリの制作キットを彫刻刀などで削り、音を調整しながら仕上げた。
 演奏方法を講師から教わり、ドアをノックするようにひもを引っ張ると、「ビイーン」と不思議な音色が響き、「鳴った」などと大喜び。古木健勝君(11)は「平刀で削るのが難しかった。良い経験になった」と笑顔を見せ、小池大和君(11)は「何回かやったら鳴った」と喜んでいた。
 世界にはムックリ同様の口琴(こうきん)文化がある先住民族も多く、同小では国際理解を深める一面にも期待。中原直彦教諭(57)は「いろんな文化や民族があり、お互いに認め合う社会の大切さを学んでもらえたら」と話していた。
 引き続き「アイヌ民族の歴史と人権」をテーマに、平井さんが中心になって講話も。アイヌ文化について「自然の恵みの中で神様と暮らしてきた精神的な文化」と紹介する一方、アイヌ民族は自由に住んでいた土地が取り上げられ、サケ漁や鹿猟も禁止されるなど、権利を奪われてきた迫害の歴史も説明した。
 その上で「基本的人権は生まれてからずっと持っているもの。人の権利を邪魔してはならない」と訴え、「お互いの権利を認め合わないと世の中成り立たない」と強調。児童と一緒にアイヌ語で、「人間に無駄な人はいない。みんな大切な仲間」などと確認した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/11708/
ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 食文化を学ぶ 白翔中1年生5... | トップ | フィリピン・ミンダナオの仲... »
最近の画像もっと見る

アイヌ民族関連」カテゴリの最新記事