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仮想アイドル「モカ」奮闘 旭川の魅力SNSで発信 ポスターやバス車体にも

2017-09-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/20 05:00

カフェ店員の設定のご当地バーチャルアイドル「最上奏音」
 旭川発のバーチャル(仮想)アイドル「最上奏音(かなね)」の人気がじわじわ上昇している。愛称は「モカ」。2013年10月の“デビュー”以来、会員制交流サイト(SNS)での発信を手始めに、最近ではイベントポスターに起用されるなど地元の魅力を伝えて大活躍中だ。道内のご当地仮想アイドルとしては札幌発の「北乃(きたの)カムイ」が13年から活動するが、モカも負けじと旭川のPRに奮闘している。
 「モカ」は、旭川市内の若手経営者らでつくる「旭川モカプロジェクト(モカプロ)」が発案。東京出身で旭川在住の20代のカフェ店員という設定だ。大学でアイヌ語と出合い、卒業旅行で訪れた旭川を気に入って移住。高校時代には陸上大会で都大会に出場した実力者だという。
 愛称は「カフェモカ」にちなみ、アルバイト先は実在の喫茶店「サウンドビレッジカフェ」(市内3の18)。「なんとなくここが好きだから」をモットーに、SNSでラーメンやアイスクリームなど地元の人気グルメ紹介やイベント告知をしている。またJR旭川四条駅などの風景との合成写真でマチを宣伝。アニメなど二次元と現実世界の三次元の間の「2・5次元」で活躍を続ける。
 モカプロは市内の映像制作会社経営の二木真澄さん(34)が代表を務め、12年に活動を開始。動画や写真で旭川を宣伝するキャラクターを作ろうと、共同代表のデザイナー谷越のりあきさん(35)が作画を担当し、約1年かけてデビューにこぎつけた。
 地道に発信を続けるうち地元企業からも注目を集めており、三浦綾子記念文学館のイベント案内や、23日開催の第60回こたんまつりのポスターにも起用された。
 7月には旭川電気軌道(旭川市)の「広報係」にも任命。モカが車体に描かれた同社の路線バスが市内を走る。同社の担当者は「『あれは誰?』と聞かれたり、SNSで拡散されたり反響は大きい。時刻表への起用も検討中でイベントでも活躍してほしい」と「モカ効果」を期待している。
 二木さんは、モカが東京出身という設定であることを前提に「道外出身者の視点で旭川の魅力を発信するローカルアイドルとして活動させ、地酒や地元食材の応援などにも役立ちたい」と話している。(川上舞)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/133200/
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