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Laura Lee Guhrke. 2008. The Wicked Ways of a Duke. Avon Historical Romance.
The Girl Bachelorシリーズ第2弾はかなりの期待ハズレ。がっかり!
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
元はそんなには悪くはない家庭出身のPrudence Boshworthは針子として日夜働いていました。
そしてある日突然、自分と母親を捨てた父親の多額の財産を相続することに。
ただ、数ヶ月以内に結婚することが条件です。
針子として働いていた時にPrudenceは、St.Cyres公爵が悪漢から襲われそうになっていたメイドを助けてあげたのを目撃。
それ以来Prudenceは公爵を白馬の王子様のように思い憧れますが、実は公爵は女たらしの放蕩者。しかも遊びすぎたせいで借金地獄。公爵はお金持ち令嬢と結婚することを考えていました。
針子をしていた時にPrudenceにちょっと惹かれていた公爵。そして彼女が令嬢となって社交界に現わた今、彼女と結婚するためなら手段を選びません。
まず表紙の絵にギョッとします。上半身裸の絵は多いけど、これは下品。
それと、裏も。公爵の顔がひどい!↓
登場人物のイメージが台無し。
ソファなどに置いておく場合も、どちらを伏せても嫌なイメージが目に入ってくるので、今回はブックカバーをして読みました。
そして1ページ目。特大フォントの文字が目に飛び込んできます。
フォント数を大きくして300ページまで引き伸ばしてあるお話の中にはいいものは少ないです。
そして期待ハズレは十数ページ読んで確実となります。
元針子のPrudenceがすんなり社交界に受け入れられている部分や、何の連絡も一切なかった父親から莫大な遺産を相続すること、でも結婚が条件…などと、不可解で、単純すぎたり深みのない部分ばかりでした。
当然、お話が短いのでキャラ達にも深みはありません。
特に、公爵は嫌な男から始まり、少しは良くなりますがなんだか情けないままで終わります。
このヒーローは表紙の絵も最低だけど、最初の部分で最低男ぶりを見せ付けます。Prudenceのことをいいなぁと思った数ページあとには、助けてあげた別のメイドと寝てるんです。しかもPrudenceとは出会ってもなかったかのように。
ロマ小のおきて破りです。こんなだらしのない男、全然ロマンチックじゃないじゃないですか。
私からはオススメではないし、避けて通ったほうがいい一冊だと思います。
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