ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

To Pleasure a Lady

2009年02月18日 | J-K
Nicole Jordan. 2008. To Pleasure a Lady. Ballantine.

The Courtship Wars Trilogyの1作目。

Story:      
Dialogue: 
Hero:       
Heroine:   
Sensuality:


ロンドン社交界の花婿候補No.1のトリオ(でも結婚だけは嫌!という)伯爵、侯爵、公爵それぞれのロマンスが3連作に。
この1作目はMarcus Pierce(Danvers伯爵)と、そのお相手Miss. Arabella Loringのお話。


Marcusは図らずも遠縁の人からDavers伯爵領を相続。相続したのは称号や領地だけではなくて、結婚適齢期の3姉妹。
でもこの3姉妹の両親というが、数年前に大スキャンダルを起こし、結婚の見込みはありません。

でもMarcusは彼女達に多額な結婚持参金を持たせ、さっさとロンドンの結婚市場に出し片付けようと算段します。

そこへ、3姉妹の長女Arabellaが抗議しにMarcusを訪れます。

なんとかかんとか友人の助けやコネで、中産階級のお嬢様向けの女学校を開設し、独立して自由にやっていたArabellaは、この新しい後見人のおかげで自由が奪われそうになるどころか、知らない人と結婚させられるなんてまっぴらだと、真っ向から勝負するつもり。

が、そんな強気で美しいArabellaを見たMarcusは、こんな人とだったら結婚してもいいかもしれないと思いはじめます…。

                   

最初に読み始めた時は、ヒーローの肉体美やカリスマ性などの描写に集中しすぎていて、会話内容やロマンスの内容が薄くワンパターンの印象が強かったです。
そんなのが嫌になっていた時だったのでうんざりし、途中放棄していました。

でも、しばらくしてからエンターテイメントに…ともう一度最初から読み直したら、

「ま、こんなもんか」


バログのようなコテコテのリージェンシーやヒストリカルが読みたい時にはこれはNG。
官能度重視のものが読みたければ、このJordanの作品、どうぞ。


Book2: To Bed a Beauty
Book3: To Seduce a Bride


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