ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

The Raven Prince

2007年04月23日 | H-I

Elizabeth Hoyt. 2006. The Raven Prince. Warner Books Historical Romance.

Julia Quinnが"I didn't want it to end"と自身のホームページでもオススメしている(た?)一冊。
Quinnが好きなら楽しめます!

Story:      
Dialogue: 
Hero:       
Heroine:   
Sensuality:

未亡人Anna Wrenは亡くなった夫の母と、新しいメイドとの3人暮らし。
暮らしに困り始め、Swartingham伯爵の女性秘書としての仕事を引き受けることに。

その伯爵、Edward de Raafは、幼い頃にかかった伝染病で顔に醜いあとが残っており、家族もみんなその病気で亡くなっています。

まったく陽気な様子はなく短気なところもあるので、幼少時代を過ごした屋敷に戻ってきて短期間の間にすでに2人も秘書が逃げて行ってしまいました。

最初はこの新しい秘書が女性であるということに躊躇したものの、仕事ができるばかりでなく、彼の短気な性格に物怖じしないAnnaに感心します。

Annaはこれで収入が確保できたし、伯爵は仕事がスムーズに運ぶ、と双方満足なのですが、問題が一つ…。
伯爵はAnnaの唇から目が離せないのです。

問題は2つ、というべきかな。
Annaも伯爵と打ち解けていくかたわら、彼の魅力にも抵抗しがたくなってきます。

そして、そんな緊張感が頂点に達するかと思われたころ、伯爵は急遽ロンドンに仕事に行くと言って去ってしまいます。

Annaは、実は伯爵はロンドンでも屈指の高級売春宿に行くんだということが分かると、「自分ってそんなに女として魅力がないのか」と愕然すると同時に、彼が他の女性と一緒に居るところを想像すると怒りが沸き、その売春宿に潜り込むことにします…。

       
Annaは仮面をかぶって伯爵と熱い2夜を過ごします。
でも、いくら仮面かぶってても分かるもんじゃないの?って 
他にも、後半の(Annaの変装がばれてからの)伯爵の言動で納得のいかない部分もありますが、全体的には軽快で熱いロマンスを楽しめます


Book2: The Leopard Prince
Book3: The Serpent Prince



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