曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさん、ついに歩行が…せん妄が…その3

2016年06月12日 | 介護

オットが、ひとり楽しくツアーに出かけたその間に、オット母Bこさんは、お尻に栓をかったような状態(便秘の為=しばらく出てないのに毎日飲まなくてはいけないマグラックスを飲まないでいた模様)で、マグラックスのおかげか、便は柔らかくなったのに、出てこれない状態のようで、ぐずぐず言っておりました。

でも、実は本当なら自分が入院する予定の前日の出来事。

今までのことや、入院の延期もBこさんの事があっての延期であり、オットが出かけてしまったことへ不満もろもろありまして、オットが帰ってきたら、Bこさんの事は任せて、二階に上がってきてしましました。

一応歩行が困難というだけで、ほぼ自立と判断されているBこさんであります。

いまだに私を自分の部屋には入れさせないし、トイレも自立と思っており、褥瘡の手当てで散々お尻も見られているのに、肝心な介助は拒否しております。

以前にも便が間に合わず、出てしまったことがありますが、そのことをひたすら私には隠しております。

という訳なんで、私がしたに残ったとて、肝心なことをやらせてくれるわけではないのですからね。

それでも、気になったので、2時ぐらいまでは起きて何かあったら出て行くつもりでおりました。さすがに2時過ぎたら、何やら音は聞こえておりまして、たぶん、歩くのが大変になって、部屋に戻るのに時間がかかっているのでしょうが、まあ、オットは下に寝ているので、なんとかなるでしょと、いつの間にか眠ってしまいました。

明け方、何やら騒いでいる声がするので、部屋の入り口を開けると、ぶ~~んと、階段から強烈悪臭が!

出ちゃったんだろうとは、思ったんですが、出ちゃっただけでなく、足がなえてしまって、

1センチほどの段差が超えられず、トイレから出れなくなってしまったんです。

トイレは引き戸になっていたので、まだよかったんですが、戸を開けられないのと、この段差)部屋までは廊下にてさらに2部屋向こうの奥の部屋なので、まあ、...("= =) 永遠にこの道は続くのかいってほど、遠くに感じましたね。

更に後始末は私がやるのは、相変わらず拒否なので(あんだけ証拠物件がありながら、白を切るという)幸か不幸か、オットがあとしまつ。

 オットは仕事に行きましたから、そのあとはわたくしめが、やらなきゃならないわけで。

何度も汚れてしまうので、たぶん、もう下着もないだろうと、この際、使い捨てのパンツにしようと提案。店が開くのを待って、紙パンツを買ってきて、すすめるも、履かず…。でも何とかせにゃ、病院にも行かれないじゃないですか。

仕方ないので、パンツ他の下着も適当に買ってきたんであります。

といっても、そのころにはPI-ピーでございますから、しょっちゅうトイレに連れて行かねばならず、その隙間を縫って、ぶっとんで買ってきたんでありますよ。

が、しかし、それも履く気配なく、Bこさんの部屋の前におきざりになっております。

他の高い敷居のところには張ってあるスロープですが、1センチの段差にはまだいいだろうと、買うだけは買ったけれど使ってなかったものを、急きょ張ってみたりして。

 

 でも、これも反対側にはいため、ないよりはましという状態。

とにかく、部屋の中から玄関まで、そして、玄関の段差(中が3段、外階段5段)そして、なんとか車の中に詰め込まなきゃ、病院にも連れていけないわけでして、その日は、なんとか病院に連れていくための奮闘、8時半から実際連れていけたのが、夕方の5時であったという、こっちもへろへろ、そして、Bこさんの部屋は汚物にまみれ、時々そこで転倒して「よしこさ~ん」の声に強烈なにおいの中、Bこさんをやっと、荷物いや汚物をかき分けて引っ張り上げ(しかし、なんで歩くのが大変なのに、物を通路に置くかね)何とか部屋の外に連れ出すと、「大丈夫大丈夫」と部屋に戻ってしまうという…。

お~~い、もう昼だい。

取り合えず、おかゆを食べさせようとスタンバイしていると、「お待たせしました」

ご本人、病院に行くつもりですわ。

あのねえ、もうお昼だからというと、え?なんで?病院に連れて行ってくれるんじゃないの?

はい、もうお昼だから、午後の診察が始まったら行きましょうと、なだめ、しかし、当然その後も出てしまい、しかも、また、何枚も下着を履き、下のパンツはゴムを切ってしまって履いているのでパンツに下着にズボンに、すごいことになったんですわ。

よろよろなんで、タンスの引き出しも開けられず、開けたら〆られず、脱いだものは自分で何とかもできず、それでもできると言い張り、悪臭だけが漂う、いや、漂うなんてもんじゃありません。時々窓のところに行って、金魚のように口をパクパクして息をしないといられないような状態になったんでありますよ。

いい加減に往生したらって、思うんですけどね、よく、汚物を隠しちゃうっていうじゃないですか?認知症が進んでというよりも、プライドが邪魔をするんですな。ある意味理性があるせいで、なんとか自分で片付けよう。でも、できないから隠しちゃう。という、感じですかね。

午後は何とか3時には出たいと思ったんですが、なかなか出てこなくで「よしこさ~ん」救い出してはまた後戻り、やっと出てきたと思ったら濡れたズボンをはいており、それを履き替えるだなんだでまた、一時間。やっと出てきてなんとか玄関まで連れて行き、段差も何とか抱き下ろして靴を履かせたら「トイレ」と言って、そのままくるっと回ってしまったので、段差につけてあった両サイドの手すりに、頭を突っ込み、さらにお尻も突っ込んでしまい、コントか状態ですわ。「だから、私はトイレに行くんだよ!」とお怒りのBこさん。

わかってますけどね、これから抜けなきゃトイレに行かれないでしょ?段を上がらなきゃトイレに行かれないでしょ?だから、紙パンツにしてくれればいいのに、また間に合わず…。でももう、適当にして(トイレは、帰ってきてからだよ。)とにかく何とか、病院に連れて行かねばならぬ。まだ、この先階段もあるし、車に乗せるのもできるかどうか、病院までお尻が持つかどうか、危機一髪いやさ、危機10連発が続くのでありました~~。



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