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それでもボクはやってない

2007年01月28日 00時44分13秒 | 映画 さ行
評価:★★★★★


外国映画では味わえない自国の刑事裁判に興味津々でした(笑)

自分はまだ警察に拘留された経験がないので非常に新鮮だった!
その前に満員電車で痴漢行為をしたことがなかったので新鮮!じゃなくて、この金子(加瀬亮)の扱われ方が気になって仕方がなかった。
143分と長めの映画ですが最初から最後まで一気に楽しませてくれます。

いいわ~!

この映画は刑事裁判の経験がない自分にとっては勉強になりました。
こんな不条理な現実があるんですね。

裁判官によって判決が変わってしまうのは、ただ単にこれは運としか言いようがありません。容疑者を無罪にさせるということは検事側の国家に盾突くことであって、野心のある裁判官はことごとく有罪判決(99パーセント)にするらしい。己の出世しか考えてない。ココで言う出世とは地方裁判官から高等裁判官に昇格するということでしょう。


刑事さんに言われた通りに、容疑(やってなくても)を認めて5万円の罰金で即日に帰るか、認めずに警察に3ヶ月拘留されて保釈後1年間の裁判公判期間を費やすのか、そして有罪判決ともなれば敗訴ということで裁判費用を全額負担。前記の有罪率99パーセントを考えると迷うな~。

この映画を観るまでは自分に素直に居たい!

しかし、これを観てしまったら5万円でその日に帰宅してもいいかなみたいな・・・

とにかくドンドン嵌められて行く感じで、非常に恐いです。


見るものすべてがお初でした。次から次とシーンの切り替わりで出てくる設定がとてもリアルで、主演の加瀬亮を筆頭に脇役の演技も自然でしたし、もしも自分が当事者だったとしたら、彼のように訳分からない状態になっていると思います。

そういう意味からも、これは疑似体験をしているような感覚で興味を惹きました。


これは文部科学特選映画にはならないのでしょうか?(笑)
「不都合な真実」の地球温暖化阻止活動の一環として二酸化炭素排気削減をしようと電車で面接に行くことにしたが、途中で履歴書を忘れたことに気が付いて一旦下車後に再乗車し、スーツの裾をドアに挟まれた不運な金子鉄平(加瀬亮)の愛と勇気の物語である。


普段、車ばかり乗ってる自分は満員電車の乗り込み方をまずは覚えた方が良さそうです。
この映画のように乗車率240パーセントくらいの時は、必ず背中からバックで乗り込むこと(笑)
これは常識だそうです(知らなかった)


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監督:周防正行
脚本:周防正行
撮影:栢野直樹
音楽:周防義和

出演:加瀬亮/役所広司/瀬戸朝香/山本耕史/もたいまさこ/田中哲司/光石研/尾美としのり/鈴木蘭々/竹中直人


『それでもボクはやっていない』オフィシャル・サイト
http://www.soreboku.jp/




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