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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

8 1/2

2015年08月12日 21時04分32秒 | 映画 英数行
評価:★★【2点】



フェリーニ作品の代表作の中の1本らしいが
う~ん、どこが素晴らしいのかまったく理解できない。
これは、ワタシの脳内回路では処理仕切れないのだと痛感した^^;



映画監督のグイドはある日、自分の体が空中を落下する夢を見る。
現実生活の日常に纏わる様々な精神的・肉体的な疲れを癒す為、
彼は療養と称して温泉に出掛けるが、
そこでも仕事や生活から逃れることが出来ない。
そして彼はついに、自分が温泉で余生を過ごしている
老人達の中にいるという幻覚を見はじめるが……。
<allcinema>



オリジナルである本作の“リメイク”としてロブ・マーシャル監督の
『NINE』があったわけだが、まだそちらの方が観易かった。
ロブ・マーシャル版の評価はここでは言わないが^^;

※単純にリメイクというよりは、一旦舞台ミュージカルを経て
再度そのミュージカルを映画に戻したと言った方が正解だろう。

劇中の主人公の苦悩、彼の頭の中の混乱がそのままワタシの苦痛となり
鑑賞中、ずっと居心地の悪さに思わず席を立ちたくなったほど^^;

フェリーニ作品で鑑賞した作品はアンソニー・クインの『道』くらいで
後はオムニバスの『世にも怪奇な物語』という
もうほとんど初心者という形でこのニュープリント版に挑んだものの
あっけなく撃沈されましたってことでヨロシイかと^^;





【今週のツッコミ】
・現実と幻想の境目が曖昧でこれこそフェリーニの狙いだったのか。

・冒頭の交通渋滞から空中に浮かぶ主人公までなら
 映像芸術について多少は語れるような気がした(そこだけかい)

・序盤の温泉療養地が『タイム・マシン/80万年後の世界へ』(1960)の
 生気のない地上人族に見えて仕方なかった。

・ミューズであるはずのクラウディアに輝きが不足していて残念。
 妻のルイズが夫に不満をぶつけるシーンだけ現実に戻された気分で
 ある意味、グイドの幻想から解き放たれた爽快感があった(おい)

・自我に目覚めたグイド少年が浜辺のエロ女と交流するシーンは
 フェリーニの見事な演出であり、ココは素直に素晴らしかった。
 ちなみに『NINE』でもこのシーンあったっけ?(笑)
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監督:フェデリコ・フェリーニ
脚本:フェデリコ・フェリーニ/トゥリオ・ピネッリ/
    エンニオ・フライアーノ/ブルネッロ・ロンディ/
音楽:ニーノ・ロータ


出演:マルチェロ・マストロヤンニ/アヌーク・エーメ/クラウディア・カルディナーレ/
    サンドラ・ミーロ/

『8 1/2』

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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ダメでしたか~(笑) (ami)
2015-08-12 22:22:43
私は『NINE』の方が苦痛でした。ミュージカル映画で眠くなったのは『NINE』と『イントゥ・ザ・ウッズ』位です(どっちもロブ・マーシャル^^;)

それからサラギーナの浜辺のシーンは『NINE』にもありましたよ。
もっともこれほどエロくはなかったですけどね(笑)
amiさんへ (ituka)
2015-08-12 23:33:29
amiさんはロブ・マーシャルと相性が悪いということですかね~(笑)
本作よりは『NINE』の方がまだ良かったという少数派のワタシです(爆)

>サラギーナの浜辺のシーンは『NINE』にもありましたよ。

みたいですね。演じたのはシンガーのファーギーってことでしたね。
ワタシ、そういやそのシーンでファーギーに完全に萌えた記憶がありますよ(爆)
オリジナルより迫力は負けてますが^^;

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