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嘘を愛する女

2018年01月21日 16時41分59秒 | 映画 あ行
評価:★★★☆【3.5点】




過去の秘密は知らないままでいた方が幸せだったのか。



食品メーカーでキャリアウーマンとして活躍する川原由加利は、
震災のときに運命的に出会った研究医の小出桔平と
同棲5年目を迎えていた。
ところがある日、突然現われた警察から、
桔平がくも膜下出血で倒れたと告げられる。
しかも、彼の運転免許証や医師免許証はすべて偽造されたもので、
職業はおろか小出桔平という名前すらも嘘だったことが明らかとなる。
ショックを受ける由加利だったが、肝心の桔平は
意識を失ったまま病院のベッドで眠りつづけていた。
彼は何者で、2人が愛し合った日々も嘘だったのか、
由加利はその答えを知りたくて私立探偵の海原匠を頼ることに。
やがて彼が書き残した未完の小説が見つかり、その内容を手がかりに、
彼の秘密を追って瀬戸内海へと向かう由加利だったが…。
<allcinema>



今回に限って言えば、答えはノー!だった。

が、しかし、私立探偵と彼の過去を追い求めていくうちに
徐々に彼の荒んだ痛々しい現実を目の当たりにしていく。
これ以上、過去を探す意味があるのか否か。

ヒロインは心の中で自問自答していくのだが
そのなかで幸せだった同棲生活5年の月日が走馬灯のように駆け巡り
このまま知らないでいた方がいいのかと探偵にポツリと漏らす。

ワタシだったら興味はあるけどそこまでする気力がない。
たぶん、年齢的に淡泊になっているか知らない過去を知る恐怖の方が
大半を占め、相手の5年以上前のことは赤の他人という理屈をつけ
過去探しの旅はしない(笑)

なので、すべてを知ったときのヒロインのような感動は
ワタシは絶対に得ることもないだろう^^;


【今週のツッコミ】

・彼の運転免許証や医師免許証はどこで偽造したのか気になる。
 裏家業のメンツと顔見知りだとすると犯罪の匂いがするが
 彼の場合、結果論として自分でこしらえたかな(暇だし)←おい

・仕事はほどほどに!相手のサインは見逃すな!がテーマですかね。

・双子?それとも整形?造船所のお兄さん見て心が動揺したワタシ(笑)

・あの小説はただの家庭日記と匂わせておいて
 まさかの大どんでん返し!!!(笑)
 あんなポエムを書けるファンタジー精神はワタシにはないわ。

・今の時代、若者で携帯電話すら持ってないとなると
 普通の人ではないという固定観念が生まれてしまう怖い世の中。

・ラスト、長澤まさみが渾身の演技でいう涙の「お帰り!」は
 ある意味、このCMへのお礼が含まれていたのでしょう(違)
 (国際宇宙ステーション妻&地球夫の“ふたりをつなぐ物語”)

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監督:中江和仁
脚本:中江和仁/近藤希実
音楽:富貴晴美
出演:長澤まさみ/高橋一生/DAIGO

『嘘を愛する女』

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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このCM (ここなつ)
2018-02-01 12:36:35
こんにちは。
このCM、まるでこの作品の為に作られたかのような。ちょっと驚きです。実は映画ヒットを祈念した大がかりなティザー広告だったりして。

運転免許証などの偽造もびっくりなんですけど、由加利の家に転がり込んで(表現失礼)くるまでは、彼はどこで寝泊まりしていたの…?と思うと、やはりその辺りで悪い人たちと知り合ったのでしょうか?
ここなつさんへ (ituka)
2018-02-01 23:03:30
このCMの前日譚としてドラマを見れば、また別の感情も芽生えてきそうです。
ワタシはCMの放映当時「よくできてるな~」と感心してたし
このCMで初めて高橋一生を知ったんですよ(笑)

各種免許の偽造精度もなかなかのモノだったし、やはり裏家業の危険なメンツと繋がってたんでしょうかね~^^;
由加利さん家に転がり込む前は住所不定のホームレスでマンが喫茶で過ごしていたかも。
最初のスニーカーが汚れていたので、あれも何かのヒントになりそうですね(笑)

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