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デンジャラス・ラン

2012年09月08日 21時04分46秒 | 映画 た行
評価:★★★★☆【4,5点】


ひとことでCIAといっても、こんな地味な仕事もあるんですね(笑)

こんな管理人の業務ならワタシだってやってみたいわ。
住民が居ないから汚れないし、エントランスの掃除も必要ない。
トビン・フロストが永久に来ないと分かっていれば
マンション管理人と大差ないと思うのはワタシだけか(おい)



南アフリカにあるCIAの極秘施設“隠れ家(セーフハウス)”。
その管理を任された新米職員のマットは、
退屈な仕事に不満を募らせていた。
そんなある日、凶悪犯トビン・フロストが連行されてくる。

かつては
CIA史上最高のエージェントと評された、CIAが最も恐れる裏切り者。
ところが彼を収容して間もなく、
トップシークレットのはずの隠れ家が武装集団に襲われ、壊滅状態に。
フロストから決断を迫られたマットは、
彼を連れて隠れ家から脱出することを決断。
敵の正体も分からぬまま、
たった一人でフロストを守らなければならなくなったマット。
しかも逃亡のチャンスを窺うフロストから巧みな心理戦を仕掛けられ、
精神的にも追い込まれていくマットだったが…。
<allcinema>



【ネタバレ有ります。要注意】

CIAといえば、やっぱり敵国機密情報を極秘に奪う
ド派手なアクションでお馴染みの凄腕エージェントですよね~!

しかし、今回の主人公は
極秘の隠れ家の管理をするだけの、緊張感ゼロの退屈な任務でした。
来る日も来る日も、セキュリティこそ凄いが、ガラ~ンとした空間は
ある意味、独房状態で、本部との連絡を日に数回するだけのもの。

暇つぶしにやってる筋トレやサンドバッグ相手のエクササイズで
気が滅入るのを紛らわせていた男でした(笑)

ところが、そんな彼のもとに、本部からの要請で
世紀の極悪人トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)を
尋問専門チームが連れてきたから、一気に緊張感Maxのマット(笑)

いや~!このメリハリの良さが凄くいい!

そして、その直後に何者かによるまさかの襲撃。
CIAにしか知らされていないはずの隠れ家に、なぜ武装集団が?

この映画の面白いところは
現状の仕事に不満を持っていたノンキャリアのCIA局員が
希望通りのCIAエージェントらしい任務に就けたことでしょう。
しかしながら、こんな国家レベルの任務に対し
経験値ゼロだったから、さあ大変!ってやつですね(笑)

巻き込まれ型ストーリーの魅力のひとつでしょうか。
元CIAトップエージェントだった凶悪犯フロストと行動を共にしていくうち
男同士の友情、あるいは絆が芽生えて行き
最後は、主人公にCIAに対して敵対意識が生まれてくるところなんか
王道ではありますが、よくできた物語りだったと思います。


【今週のツッコミ】
・リアルなカーチェイスは近年でもトップクラスの出来だった!
 CGを完全に排除したチェイスは『ブリット』『ザ・ドライバー』など
 往年の傑作カーアクション作品と互角に渡り合えそうだ。

・手ぶれカメラの映像は、割と好きな方ですが
 この映画の使用頻度はチョット多いような気がした。
 悪くはないんだけど、映像が若干粗くなるのが辛いところ。

・CIA審問専門チームのリーダー役のロバート・パトリック氏
 さすがにその存在感は、新たな一面を見せてくれました。

・「君はよくやった!あとは我々に任せろ」これワタシだったら
 ラッキー!ですが、映画の主人公はやっぱり違いますね。
 っていうか、この言葉の伏線があったから余計ですかね(苦笑)

・最後まで冷静沈着な犯人に対し、緊張しまくりの主人公の対比が
 この映画の面白いところ。
 序盤で武装集団に襲撃されてるところ、奥の部屋で
 銃撃音だけで状況を想像しなければならないシーンは秀逸でした。
 しかも、緊張からか、手に持つ銃のマガジン落としてるし(爆)

・実は、冒頭のトビン・フロスト襲撃事件で頭が混乱した。
 MI6と会っていたのはフロストの影武者かと(苦笑)

・今回の主人公、最後にトップエージェントに格上げされました。
 しかしながら、なぜかその風貌とスーツが似合ってない(←こら)
 まあでも、憧れのデンゼルと共演出来て素晴らしい経験ができた
 ライアン・レイノルズでした。

・続編が製作されるようですが、ライアンのCIAエージェントは
 トムのイーサン・ホークとカブる気がしてならない(苦笑) 
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監督:ダニエル・エスピノーサ
脚本:デヴィッド・グッゲンハイム
撮影:オリヴァー・ウッド
音楽:ラミン・ジャヴァディ


出演:デンゼル・ワシントン/ライアン・レイノルズ/ヴェラ・ファーミガ/
    ロバート・パトリック


『デンジャラス・ラン』

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6 コメント

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TiM3さんへ (ituka)
2012-09-15 00:44:32
こんばんは。
ヴェラさんの、あの扱われ方にびっくりしました!
もしかして、殺される役ってお初かも。
あのシーンで、『トゥモロー・ワールド』のジュリアン姐さんを思い出しましたよ(笑)


ひろちゃんへ (ituka)
2012-09-15 00:29:41
こんばんは。
デンゼルの映画でも、悪役キャラを演じる彼になぜか惹き込まれてしまいます。
今回、悪魔呼ばわりされてる割には、意外といい奴でしたね(笑)
本作は、デンゼルが出てるので観に行ったんですが、続編製作といっても
もう彼は出そうもないので、あまり期待できないです(苦笑)

イーサンとフェイスは被りますが、身長はライアンの方がかなり高いです(188センチ)
ということで、彼らの競演は身長差がありすぎて、どんなシークレットブーツを着用しても
トムがちびっこに見えてNGなんでしょうね(苦笑)

ロバート・パトリックって年齢とともにガタイもでかくなりましたね。
アクション系のハリウッドの俳優さんって、幾つになっても筋トレは必須なんでしょうか(笑)
ワタシも体脂肪率をひとケタにしたいわぁ(爆)
☆観て来ました☆ (TiM3)
2012-09-14 02:14:03
ヴェラファ姐さんが、遠景ながら「トドメ刺されてて」可哀想でなりませんでした(号泣)

だから、任務中は「チョッキ」着用しとけってば。
こんばんは☆彡 (ひろちゃん)
2012-09-14 01:14:56
おっ!4.5!デンゼルファンとしては(いったい何人好きなハリウッド俳優がいるのか?笑)ありがたい評価です。

私も最初から最後まで飽きることはなかったですし、緊張感、緊迫感もあって好きな作品ではあったのですが
王道なんですが、ありきたりな感じがちょっとしてしまいました(^^ゞ
とは言え、何を演じさせてもデンゼルは上手い!
デンゼルの演技観るだけでも観に行く価値ありの
作品でした!

>ライアンのCIAエージェントは
 トムのイーサン・ホークとカブる気がしてならない

あ~~わかります。ラストは、トムというかイーサンのデジャブ?と思ってしまいました(笑)

そそ、ロバートパトリック、いい感じに年を取ってますよね。「テラビシアに架ける橋」でのパパ役も良かったですがこういう役も存在感があって良いですね(^_-)-☆

オリーブリーさんへ (ituka)
2012-09-11 23:15:02
こんばんは。
本作、劇中では身を乗り出して観てましたよ(笑)
街中でのリアルなカーチェイスに久しぶりにアドレナリン出ました(爆)
あと、ライアンって、意外と演技できるじゃん!みたいな部分はありますが
この俳優さんは自意識過剰っぽくてチャラ男の匂いが好きじゃないわ(苦笑)

でも、冷静なデンゼルがキャラに合ってて、なんか妙に全体の雰囲気がワタシの好みと合ってました。

続編は、守護霊となったトビンが、危機一髪のマットを毎回助けるファンタジー映画になるかも(おいおい)^^;

昨夜、明け方でしたか凄かったですよね!
光と音がほぼ同時でサッシが共振してました~^^;
うちの猫は、怖くて泣いてました(←たぶん、夜食の請求かも・笑)
わっ! (オリーブリー)
2012-09-11 02:06:47
★4つっすか?!
このメンツに多少の期待はあったのですが、お話がありきたりで、なんだかもう忘れてしまいそうなくらいです(苦笑)
ライアンのくじけないアクションは良かったですけどね~なんか彼って、顔がこうだからか、棺に入れられた映画とか、痛々しい役柄が合いません?
続編って、どんなんでしょ^^

今、スッゴイ、大雨とピカピカ雷にビビッてます!
ワンコもうろうろして寝れないみたい。

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