4月28日 もう一回
羽生選手、今季最後の話題がJOCの最優秀賞受賞の発表でした。
昨日、書き忘れたことがあり、もう一回羽生選手をおさらいして、今季を卒業したいと思います。なあんて言っても、またまた黙っていられなくなるでしょうね。
羽生選手の来季のプログラムについての考察です。
彼が、生と死のはざまでもがき苦しみながら、再生の象徴として「白鳥」を舞う存在だと、自ら使命と任じているところがあります。(それは疑うところがありません。え?そう思うのは私だけ?……かしら)
そうした流れで演じられる来季のプログラムは何になるのか。
特にFPにどういうプログラムを持ってきたら彼が最高に輝くのか。そして最も省エネでメダルが手にできるのか。
(あえて言います。少ない努力でと)そう思うのは、できる限り長く彼に競技生活を続けてもらいたいからです。
かつて、フィギュアスケート男子がこんなに面白かったことがありますか?
男子が、女子の添え物ではなく、単独の競技としてこんなにワクワクして、ドキドキして、しかも魅せられたことがありましたか?
一分でも、一秒でも長く、この、しあわせな時間が続いてほしいと思います。
ただし、選手の健康な体と精神が保てている限り、です。
ですから、出来得る限り省エネ練習で最高の演技が体得できるよう、外野は無能の知恵を絞るのです。
ところで、死と再生というテーマは、芸術では頻繁に取り上げられてきたものです。
特にバレエや、詩、そして演劇で。
ところが私の浅い知識では思いつくものが本当に、パターン化されていてすぐに煮詰まってしまいます。
思いつくのはモーリス・ベジャール振り付けのジョルジュ・ドンが踊ったバレエの数々です。
筆頭は「ボレロ」「火の鳥」「アダージェット」。
「ボレロ」は前季トゥクタミシェワがSPで演じ、「火の鳥」は町田樹のラストFPの演目でした。
誰もやってなさそうなのはマーラーの「アダージェット」ぐらいでしょうか。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6434327?via=thumb_watch&at=title&state=unplayed
ジョルジュ・ドン 「アダージェット」
かつて羽生選手がやりたいものの一つに挙げていたのは「カルミナ・ブラーナ」です。
これは、本郷さんの今季のFPでしたが、途中で変更しました。
羽生選手が国別対抗戦の後、密度の高いジェイソン・ブラウンの演技を称賛していたこともあるので。
もし「白鳥」なら今季のEXナンバーの、ロングプログラムへの変更もあるか、と考えます。
個人的には、やはり、デビッド・ボウイの「レッツダンス」をSPに持ってきてほしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=N4d7Wp9kKjA デビッド・ボウイ「レッツ・ダンス」
これだと「レッツゴークレイジー」と同路線ですから却下ですね。残念。
それにしても悩むのはフリーです。
こちらは、アクラム・カーンのダンスで、鼓動の阿部好江さんと共演した「Gnosis」です。
https://www.youtube.com/watch?v=_TyiVDYUdA8
この中で阿部さんが「江差追分」を歌っているのですが、日本の民謡にいのちを吹きこまれたとでもいうのか。民謡が新しくて素晴らしいのです。
こんなに感動的だったとは。目からウロコとはこのことでした。
芸術のもう一つの役割は、既成の<がいねん>に命を吹き込むことです。
新しいものの見方で驚きを与え、日常を繰り返すだけのわれらにショックを与えること。
フィギュアスケートに革命をもたらした羽生選手なら、いっそ、そういう意味で「江差追分」はどうでしょう。
いったい誰がどんな風に振りつけるのか想像もつきませんが!!
考えると歓びが無限に広がってゆきます。
https://www.youtube.com/watch?v=6oe7nGDjRjU
こちらは、シルヴィ・ギエムが日本の東日本大震災の復興を願って踊ったダンス。
これを見ながら、妄想プログラム談義を終わります。これ以上言うことなし、です。
あ、そうそう。
最後に、イタリアの熱烈ハニュー・フォーラムさんのブログから、動画をお借りします。
発信者は 羽生選手応援ブログ http://blog.goo.ne.jp/kosumo70 さんからの転借です。
本当に、心から羽生選手と演技を愛してやまない気持ちが熱いです。
注釈付 -Hope & Legacy- 羽生結弦 2017 世界選手権 FS ”Hope & Legacy”——ブロガーであり、結弦くんの大ファンでもあるYuliaさんから 全ステップ注釈及び演技解析付で。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31100853?via=thumb_watch&at=title&state=unplayed
本日もお読みいただきありがとうございました。
ご無沙汰している間に、世間的にはGWの大型連休も終わってしまいましたね。
スケートのシーズンが終わって、ビビアンさんは、楽しみが無くなって、抜殻の状態になっていないかい
・・・でも、今回の貴女の、フィギュアスケートの解説も難しくて、ど素人の私には、単なる、演技中の音楽の選曲は大変、重要なことぐらいは理解出来ると思うが、細かい、個々の曲などのことは全くわからないですね。
さて、私も明日から、通常の生活に戻り、出勤です。
ビビアンさんもお母さんの介護、頑張ってね・・・
こちらこそご無沙汰でした。
10日ほど更新していなかったんですね。自分でもびっくりしています。
元気もなかったけれども、なんとかぼちぼちです。
連休前にアサイチでシティ温泉の特集をしていて、武人さんのことを思いました。最近は食事もサービスも充実していて、ゴージャスで人気があるんだそうです。
満喫されたことでしょう。頑張ってくださいませ。