トモちゃんといっしょ・認知症の母と暮らして・中年プーのぐうたら日記

実家に戻って3年目。母は中期の認知症。今年から仕事をやめて中年プーに突入。誰にも言えない胸の内を綴ります。

神々の襲来

2016-12-13 13:11:11 | 日記

12月13日  日曜日、バッカスの襲来

明け方近くにみぞれが降り、今年に入って2回目の雪となりました。

 

それに合わせるように、灯油も値上がりし、ガソリンも急に高くなっています。

予想通りの展開ですが嫌な気分。弱い者いじめです。

 

私の唯一の楽しみであり生きる喜び、フィギュアスケート。

歴史的な大会となったGPFフランス大会ですが、予算難で大変な大会だったとか。

トモちゃんでさえ「あのメダルは何や? プラスチックのおもちゃか」と言うほど、お粗末な代物で。

誰かのメダルの金具は取れるような雑な作りで、ちゃちなものだったようです。

 

それだけでなく、表彰台も急場しのぎの代物だったとか。

 

 

やはり、いくら経費がないといっても、選手に対する敬意がなさすぎます。

お金がないなら、誠意と工夫とセンスで示すべきなのに。

フランスという国が少し嫌いになりました。

 

その一方で、女子も男子も、ジュニアも、すばらしい演技で歴史を切り拓いた選手のことが、一層好きになりました。

 

 

ところで、この大事な最終日(日曜日)

早朝のネットによる生中継だけは、小さなパソコン画面で観ることができたのですが、その後のテレビ放送は落ち着いて観ることができませんでした。

 

というのも、この日、突如「バッカスの神々が襲来」したのであります。

 「バッカス」とは、母トモちゃんの一族です。まさに襲来でありました。

 

わたしたちは何がおこったかわからず……ただただ唖然とし、酒盛りが始まったのです。

こりゃ、たまげた、です。

 

 

これは、第一弾。ケイちゃんと漬け物と煮しめの、地味バージョン。

この後、寿司が登場します。

 

いや、確かに。

前日、トモちゃんの携帯に「日曜日に行くから10時に待っているように」と電話があり、内心私は、ほくそ笑んでいたのです。

だって、トモちゃんが彼らと一緒に昼ご飯を食べに行って、しばらく「実家」にいてくれるなら、こんなにありがたいことはありません。

 

ところが、です。この状況を、どう説明したらいいか。

 

トモちゃんの実家というのは、トモちゃんの母親の生まれたところですが、トモちゃんはそこで育ちました。大勢のいとこたちと一緒に、です。

トモちゃんの母親、つまり私の祖母は二回結婚し、最初の結婚の子どもが「トモちゃん」なのです。離婚して実家に戻った祖母は、トモちゃんを実家に残して「再婚」し、トモちゃんだけが「祖母の旧姓のまま」実家に残されて、14歳まで、いまでは限界集落ぎりぎりのような「田舎」で育ちました。

 

そのご一家さまは、名だたる「酒飲み」いわゆる「酒豪ぞろい」で、何かあると酒を飲み、飲んだ勢いで「トモちゃんに当たり散らす」(トモちゃんの話なので主観が入っていいますが、あながち嘘でもありません。

ミニ虐待的なこと、つまり飲んで見境のなくなった大人の憂さ晴らしのために、八つ当たりされる境遇に、置かれ続けていたのは事実です

「そうでなければ、トモちゃんのあの、習性を理解できません。

すぐにかっとなって、見境なく怒り散らし、奇声をあげる。足を踏みならして怒りをぶちまけ、手当たり次第に物を投げつけて破壊する、などという凶暴な性癖を理解できません

 

トモちゃんが、あんな凶暴な性格になったのも、やつらがトモちゃんをいじめたせいだ。

 

トモちゃんの凶暴性の原因を作った「あの一族」を私はとうてい許すことはできないし、来てほしくないし、付き合いたくはないのです

 

それなのに、『あの人たちは来る』。まるでバッカスの襲来のように、飲み、喰い、よっぱらい、愚痴を言い、いびきを掻いて寝る。酒と、愚痴と、食べ物と、ぐち。

やつらは性懲りもなくやってくる。どんなに来てほしくないと思っても、トモちゃんがいる限り「やってくる」

あからさまに嫌な顔をしてもやってくる。

嫌な顔が、菩薩にでも見えるのだろうか。

 

トモちゃんが、あんな凶暴な性格になったのも、やつらがトモちゃんをいじめたせいだ

まず、そのことが彼らには理解できない。

大体において、トモちゃんがどれほど凶暴かを全く知らない。

すごく、すごく嫌だ。

 

あからさまに嫌な顔をしてもやってくる。

嫌な顔が、菩薩にでも見えるのだろうか。

 

その理由がわかった。

彼らは、いくところがない。もう、飲んで騒いで、愚痴をいう場所がなくなったのだ。

 

かわいそうだが、

 バッカスの神々は、もうこの世界には通用しない種族らしい。

 

息子の嫁さんが、嫌っている。仲が悪い。悪いどころの騒ぎではない。異常に悪いらしい。

だから、飲んで騒ぐところがないのである。

そりゃそうだ、と私は思う。

 

私がこんなに嫌がっていることがわからずにやってくるのだから、身近にいる嫁が楽なはずがない。嫁に嫌われて当然なのに、まったくわからない。

 

どちらも、自分たちが正しいと思って一歩も譲らないのだから、折り合うはずもない。

 

 

こうした騒動の被害をこうむり続けてきた私の悲哀を、誰も知らない。 

悔しいが、仕方がない。

  

親戚ばかりがいっぱいいて、私はそうした付き合いにホトホト疲れ、引き回されて、もう嫌だ。

父が亡くなって、やれやれと思ったけれど。

父の看病や葬儀の際には、まったく助けになるどころか、やって来て騒々しく騒ぐ。みな自分の都合でしか生きていない。

自分の都合を私に押し付けないでくれ。

 

一方、父方の本家は、その昔は大きな農家だったけれど、経済的に困窮した時代が長くあり、父が金を貸していた。

その妹にも金を貸したり、部屋を世話したり、さらには、跡取り息子の嫁の病気の世話までした。

 いい人すぎた。

 

だから、親戚に振り回され続けた親と、その親に、嫌々振り回されてきた私がいる。

自分の都合を私に押し付けないでくれ。

 

はっきりいって、私は嫌いです。いやです。たのしくありません。

トモちゃんの采配で、親戚に引き回される生活を、嫌々やらされてきたけれど。

子どもだもの、仕方ない。

親に言われりゃ、やらざるを得ない。

 

でも、もういいじゃない。

 

時代は変わる。

飲んで愚痴をいうだけの神々は、もう必要とされていない。 

 

大家族的な家の最末端に育ったトモちゃんと、そんな家から放り出された古い神々の収容場所として、

いま「トモちゃんの家」が求められているらしい。 

 

 

「早く仕事に行け」と トモちゃんに家を追い出され、こうしてドーナツショップの片隅に、

ささやかな居場所を見つけている私。

どんな小さな場所でもいい。

音楽とともにいられれば、ささやかな居場所になる。

 

 

古い、バッカスの神々よ。

居場所がないなら、「トモちゃんの家」に来ればいい。

「ここが落ち着く。楽しい」なんて言われたら、「また来てください」と言ってしまうよ。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ありがとう、羽生選手たち | トップ | 気長に行こうぜ »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。