いっちょー会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

「多重債務相談のポイント」

2007-06-24 17:36:22 | Weblog

NACS公開講座

「多重債務相談のポイント」

~今後の動向と相談実務について~

 現在、日本における多重債務者は200万人超といわれ、その対策が急務となっています。「多重債務問題改善プログラム」では、全国550ヶ所に相談窓口を設けることが求められており、今後相談が増加することが予想されます。

 今回の講座では、現在、自治体の相談窓口で相談にあたっている相談員の方、行政や企業に勤務している消費生活アドバイザーを始め、多重債務問題に関心のある方を対象に、今後の見通し、クレジットカウンセリング協会や弁護士会、司法書士会など各機関との連携体制の構築について考える。

 実際に相談とカウンセイリング実務に携わっている消費生活アドバイザーに、聞き取りや債務整理の方法をアドバイスする際のポイント、紹介先の選び方などを、事例を交えて紹介していただきます。

 ◆ 日 時  平成19年7月14日(土)13:30~16:00
 ◆ 開 場  ウイルあいち(愛知県女性総合センター)会議室7
           名古屋市東区上堅杉町1番地 052-962-2511
 ◆ 講 師  第1部 今後の体制作りについて
         (財)日本クレジットカウンセリング協会専務理事 山岸親雄氏
          第2部 相談実務について
         同協会名古屋センターアドバイザーカウンセラー 柴田万智子氏
          第3部 質疑応答(事前にお寄せいただいた質問も加えて)
 ◆ 参加費 ① NACS会員 無料 ② 会員外 500円
 ◆ 定 員 48名(先着順)
 ◆ 申し込み 7月10日(火)まで FAX:058-233-9284

 

 


被害者の、被害者による、被害者のための交流会

2007-06-12 13:34:15 | Weblog

  2007年6月度 被害者交流会(いっちょー会)開催
                                                           いっちょー会運営委員


  開催日時 2007年6月9日(土)午後1時30分~4時 4時~5時
   会   場 国労大阪会館 B1F 会議室
    

今回のいっちょー会は、33名の参加となりました。 今回は初参加者が13名、残りの方が、2回以上の参加ということで、相変わらず緊張と不安に包まれたような様子の顔の方、整理の方向が決まり安心して参加されている様子の顔、既に常連となって、私たち運営委員となんら変わらない表情をしていらっしゃる顔など。

状況はさまざまでしょうが、被害者の皆様が、回を重ねるごとに、不安が徐々に解消され、明るさに満ちた顔で参加されている姿を見ると、早期の債務整理の必要性、そしてこの交流会の意義を感じ、身が引き締まる思いがいたします。

今回は、特に被害者の皆さんのさまざまな事情や、今後の再生へ向けた意気込み、そして今後の生活に対する不安など、色々な意見を、今迄以上に多く伺うことが
できました。 自己紹介、自由懇談の時間が、例月以上に盛り上がりましたのも、
参加者の皆様が、積極的な姿勢でこの会に参加いただけた賜物であると感謝
申し上げます。

とくに、お若い方、お二方の積極的な立ち居振る舞いでお手伝いいただいた姿には感激させられまいた。思わず、”主幹”の、「おっちゃんを泣かせるなよ」の一言が圧巻でした。

今回も、司法書士の先生がお見えになりました。私たちが行き届かない
相談事を中心に、積極的に話し合いの輪に加わってくださり、感謝申し上げます。
なお、いつもはお聞きいただけないお話も、忌憚なくご披露戴き改めて深謝申し上げます。


「被害者主体の交流会」とはいいつつも、特に初めての参加者にとっては、
司法書士・弁護士先生方の参加は心強く感じます。今後の協力会員の先生方の出席を是非お願いできれば、と思います。

前回から企画されました、「生活再建のお話」を自由懇談に取り入れること、以前から、この会を通じて、参加者の皆様に「真の生活再建」を果たしていただくべく、何か有意義な企画として、「生活再建」の一助となる「家計管理」にスポットを当てて話題を提供することで、あらためて、以下の3項目を実施いたしました。

 1) 「いちょうの会」会員の心得十か条の紹介
    ・ 会員の心得は、「常に会員証を携帯しておく」こと、「内容を理解する」
      こと、そして「内容を行動レベルに移す」ことの重要性を訴えました。

 2) 家計簿・小遣い帳の活用事例紹介
    ・ 十か条の9番目「健全な金銭感覚を身につけるために【家計簿】・
      【小遣い帳】をつける」ことの重要性と、活用事例を紹介しました。
      特に、「レシートを残す」「レシートがなければメモをする」「その日のうちに
      計算する」ことが重要であると紹介しました。

 3) 参加者家計簿のプレゼント(初参加者)
    ・ 100円ショップで販売している家計簿を、会費から購入し、提供しました。
      集計が難しければ、日々の金銭の動きだけでも記入することをお勧め
      しました。 (家計簿は、今後も初参加者への記念品として継続)

前回からの企画は、「いっちょー会」が「被害者のための交流会」として、被害者自身で企画し、行動するための、第一歩となったものと思います。 しかし、新年度から
新たな運営体制でスタートし、運営委員それぞれが、まだまだ未熟で、多忙な中でやりくりしているため、未だに、今回のような形で運営できるがどうかは、未知数です。 しかし、運営委員は、限られた条件(会場・時間・予算など)の中で、被害者にとって有意義な会にいかにできるかを常に思考しつつ、今後も努力してまいります。

次回の「いっちょー会」は、7月7日(土)、国労大阪会館で実施いたします。
「いちょうの会」会員の多数のご参加をお待ち申し上げております。

         (今後のいっちょー会スケジュール)
  7月 7日(土) 7月度定例交流会 :  8月 4日(土) 8月度定例交流会 
  9月 8日(土) 9月度定例交流会 : 10月13日(土)10月度定例交流会 
                                  以 上