一亭獨言 一亭独言

落語見聞記、読書レビュー、江戸里神楽間宮社中、その他。

2.3(火) らくごカフェに火曜会 第1回

2009年02月05日 22時58分11秒 | 落語見聞記
 話題になっている「らくごカフェ」の定期落語会の第1回に行ってきました。「らくごカフェ」は、神保町の古本屋街(しかも古書センター5F)に開店したばかりのカフェで、夜には落語をやる店。落語関係の本も置いてあるということで、1度行ってみたかったのだが、通常のカフェの時間は6時までなので、仕事帰りには間に合わない(是非7時くらいまで延長してほしい)。
 定期落語会は、何と毎週火曜日開催。メンバーの二ツ目8人が2人ずつ出る。第1回は、私が世話人を勤める“北二寄席”のレギュラーの三之助さんと、朝太さん。メンバー8人のうち、4人が“北二寄席”に出たことがあるということで、メンバー的には私ごのみ。毎週というわけにはいきませんが、また行きたいです。
 必ず行けるかどうかわからなかったので、予約はしていなかったのですが、当日券で入れないと困ると思い当日の昼に電話してみました。まだ予約できるとのことなので予約。
 早めに着いて本でも見てようと思ったら開場前に着いてしまった。古書センターの正面のエレベーターを使うと別の本屋さんの店内を通って行くことになる。「落語カフェに行くので通っていいですか?」ときくと、「もう閉めますので、さっと通ってください」とのこと。夜は裏から行くのが正解のようだ。会場はほどよい広さのスペース(わかりにくいか・・・)に椅子がびっしり並んでいる。50脚くらいか。壁際には作り付けの椅子もある(ここには5~6人座れるかな)。
1ドリンク付きなのでホットコーヒーをもらって持参の本を読みつつ開演を待った。
 開演までには満員になってしまった。当日の方は何人か断られたようだ。予約してよかった・・・。
 <番組>
柳家  三之助 「堀の内」
古今亭 朝太  「お見立て」
  -中入り-
柳家  三之助 「試し酒」

 三之助は、噺に入る前に、第1回なのでらくごカフェのできる経緯について語った。計画段階からアドバイザーのようにかかわっていた(好き勝手なことを言っていた)ようだ。初めて高座に上がってお客さんを前に話してみて、非常にやりやすいとのこと。「そちらから見てどうですか?」との問いに「まあまあ」との答え。三之助、この答えが気に入ったようで「そう言われてみればまあまあですね。何でもまあまあが一番ですよ」
終演後、三之助の思いつきでポッドキャスティングの公開収録を行うことに。マスター(というのか席亭というのか)の青木さんも高座に上がり、あとは朝太さんと初花さん(実入りのよい仕事を断って手伝いに来てくれた)。この収録が落語以上に笑えた(^^;。落語はもう筋がわかっちゃってるせいもあって、なかなか笑えなくなってしまった。今日のお客さんは「お見立て」での笑い方を見たところ、落語をあまりきいたことがない(少なくとも「お見立て」をきいたことがない)ように思えた。が、三之助によれば「落語マニアの方もけっこう来ている。私がいうんだから間違いない」とのこと。まあ両方いたんだね。
 ・・・というわけで、例によって落語にはほとんど触れない報告になってしまいました。