くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「大人のクイズ」逢沢明

2013-10-12 15:43:50 | 芸術・芸能・スポーツ
 コンビニで立ち読みしたとき、こんな問題と出会いました。
 韓非子は、隣国との付き合い方について述べているが、どのようなことか。
 1 立派な使節がやってきたら何もせず、つまらない人がきたら何かしらの成果が与えられるようにする。
 2 立派な人はもてなし、つまらない人は首を切って国の威厳を見せつける。
 3 どんな人がこようと、平等に接する。
 このようにすると、次第につまらない人の発言権が向上し、やがて隣国は滅んでしまうだろうというんですね。
 著者は、韓非子が性悪説の立場から発言していると語ります。
 わたしがここに書いたのは、引き写しではなく大意です。でも、執筆者は明らかに考ええ違いをしていますよね。「韓非子」というのは本の題名なんです……。(人物は「韓非」)
 でも、「矛盾」の導入の話題としてはおもしろいのではないかと思ったんです。子どもたちにとって大昔の中国なんてはるか彼方のこと。「曹操は出てきますか?」「孔明みたいな人ですか?」という質問は、おそらくゲーム由来のものですよね。
 さて、そのほかにも論理パズルとか数学的思考のものとか、いろいろありました。
 「ヨシザワ氏は、歯痛で苦しんでいるのに、毎日、病院の皮膚科に通っています。どうしてでしょうか?」
 わたしも、歯痛に苦しんだ末、昨日やっと病院に行きました。レントゲンの結果、表からは見えにくいところに虫歯があり、神経を抜いてもらうことに。ああ、やっぱり虫歯だったんだ、と原因がわかってホッとしています。
 「アフリカのある部族が雨乞いの儀式を踊ると、必ず雨が降るそうです。なぜでしょう」
「英語で、トラはタイガー、ゾウはエレファント、では、カッパは?」
 わたし、こういうナンセンス問題が得意なのです……。「IQサプリ」みたいな、ちょっと変わった視点で見るようなものが。
 この本を読んでいて、わたしの根源にあるのは、「あたまの体操」シリーズだとつくづく思いました。その問題、やったことがある、のです。類似問題も、同じような思考で解くことができます。ちなみに、クイズの答えは、上から、「皮膚科のお医者さんだから」「雨が降るまで踊るから」「レインコート」です。最後のは、カッパノベルズだからこその問題だったような?
 この本、「考える力が身につく!」と書いてあるけど、こういう思考力でいいのですか? わたしも相当ひねくれている自覚はありますよ……。


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