くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「浦島太郎の真相」鯨統一郎

2012-05-25 05:43:54 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 第一話を読んで以来、わたしにとってのアニメベスト3は何かと考えております。二つはすぐに出るんですよ。「ペリーヌ物語」と「若草のシャルロット」です。「ペリーヌ」はレンタルで全部見て満足したので、一時期(テーマソングを口ずさむだけで涙ぐんでしまった)よりは冷静に考えられますが。(基本的に原作が好き)
 「シャルロット」は多分小学校低学年くらいに毎週土曜の夜放送していた番組で、内容は忘れてしまいましたが、子供心にものすごい感動を覚えたことは確か。テーマソングは歌えますよ。
 もうひとつ、というと悩みますよね。「ワンサくん」「悟空の大冒険」「リボンの騎士」「女王陛下のプティアンジェ」「肺から山河」あ、あれっ、妙な変換になってしまいました。「はいからさんが通る」です。アニメは原作の半ばで放映が終わってしまうんですよね。おじいさまが好きだった。まんがを読み直したくなりますね。鬼島軍曹も好き。
 ……こういう無関係でトリビアルな話題を、ヤクドシトリオ(山内、工藤、島)は延々とおしゃべりするわけです。それがいつの間にか、工藤が調査している実際の事件と結びつき、美人の大学院生東子さんが昔話になぞらえて解き明かすんですよね。曰わく、冤罪と思われる好青年は「桃太郎」、夫と喧嘩した男を殺した女性は「一寸法師」、美人の保険外交員の失踪は「かちかち山」。
 個人的に興味深いのは、「猿蟹合戦」と「舌切り雀」です。東子さんの謎解きは、これまで信じていた昔話の世界をくるりと反転させてくれます。鯨統一郎のおもしろさは、ここにあると思う。多分、「九つの殺人メルヘン」の続編ですよね。大昔に読んだのですが、三人は正体がばれなかったんだっけ? 工藤が警察を辞め、彼らが再び集うまでに時間がかかったそうだから、その影響でしょうか。
 ところで、文中に大化の改新についての話題があり、先日聞いた生徒の台詞を思い出しました。 
「年号はごろあわせで覚えてるんだ! 大化の改新はムジコだから625年!」
 ……二十年早いから(笑)。 
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