くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「空への助走」壁井ユカコ

2016-11-05 22:04:05 | 文芸・エンターテイメント
 先日、仙台に出張だったので高速バスで行こうと近くの停留所にいたのです。
しかし、バスがこない。
 十分後にきた路線バスの運転手さんに聞いたら、廃止になったんですって!
 がーん……仕方がないので、車で行きました。結構ぎりぎりの時間でした。はーっ、間に合って良かった。
 帰りに本屋で発見したのが、シリーズ三冊め、「空への助走 福蜂工業高校運動部」(集英社)です。
 9月発売だったのね……。今まで覗いた本屋にはなぜなかったのか。でもまあ、おもしろかったのでいいことにします。
 
 舞台は「2.34 second season」の前年かな。三村統が二年生に進級する春休みです。
 彼をライバルとして練習に励んできた高杉がセンターにコンバートするまでを描いた「強者の同盟」。
 他校の陸上部を舞台にした「空への助走」。
 柔道部の主将長谷の葛藤と、釣り部として行動する平政の一週間「途中下車の海」。
 そして、三年の春の花見「桜のエール」で幕を閉じます。

 陸上部顧問だったこともあり、わたしは「空への助走」がいちばん好きです。
 ヘタレの二年生柳町が突然の奮起。卒業した荒島先輩の記録を自分も跳びたいというのです。これまでなんとかやる気を持たせようとしてきた前主将の涼佳は、彼からの急な告白を受けて戸惑います。涼佳は荒島先輩が好きだったので。
 ラストシーンがすごくいいんですよ。

 それから、バレー部の面々もやっぱりいいですよね。
 今回、顧問の先生が高杉に言った、センターは「壁」だという言葉が胸に残りました。チームを守るための盾。かっこいい。エースは槍だからこそ、センターががっちり阻まなくてはならないということでしょうか。
 わたしはセンタープレーヤーが好きなんですよ。セッターとのコンビバレーが。確かに、テレビで見ていると速攻が減っていると思ってはいました。エース主体のフォーメーションになっているんですね。
 天井サーブを打つ三村の「ネコタジキデン」はツボにはまってしまいましたよ!
 ところで、福蜂工業のモデルは福井工大附属ですよね。ここは私立だと思うので、福蜂工業が公立と知ってちょっとびっくり。
 
 部活に情熱をかける姿、すてきですね。
 わたしも、近くで見ているとわくわくします。時間外百時間超えてやさぐれてはおりますが。でも、この出張で知り合った浜の方の先生は二百時間六十分なんだって!
 ひゃーっ、できる範囲で頑張りますよ……。
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