オルツィの古典的名作「紅はこべ」! なのですが、今回は講談社の世界の冒険文学シリーズから、山崎洋子の翻案で。
というのも、文庫本を入手できなかったのですよ……。
「ペリーヌ」のときに書きましたが、先生方おすすめの本を展示することにしたので探しまわったのですが、何しろ「中学時代に感動した本」が最初のアプローチだったため、挙げられている書名が古い……。「氷点」とか「僕の音楽武者修行」とか(前の学校にはありましたが)。
そんななかで英語の先生が挙げていたのが、これ。
確か数年前に文庫が出ていたし(当時買おうと思ったのに!)、どこかの古本屋に山崎洋子版が売っていたなーと思って探しに行ったのですが。
十件回って、全くないんです!
古本屋はおろか、新刊書店にも。仙台まで行ったのに!(駅前ならあったのかしら……)
創元社と河出から文庫が出ているらしいのですが、見つからない。
でも、ここまで探してないのだから、とりあえず図書館で借りようと。
そしたら、これしかありませんでした……。
実はこの本、二十年近く前にも読んでいます。というより、「紅はこべ」はこれしか読んだことがない。
山崎洋子が好きなので、当時の勤務校から借りて読んだものです。
どのくらい原作に忠実なのかもわからない。(確かこのシリーズ、著名な作家が執筆していて、好みに応じたある程度のあらすじ調整をしていたような記憶が)
フランス革命の最中、貴族たちを密かに逃がしてくれる「紅はこべ」という謎の一味がありました。
マルグリート・ブレイクニーは、夫のパーシーとのすれ違いに悩んでいます。情熱的な恋人だった彼は、マルグリートの何気ない一言から捕まった貴族がいたことを知って距離をおくようになったのです。
彼女はもともと、兄のアルマンと共和党に加わっていましたが、最近の党の風潮についていけず、夫とイギリスに渡ったのです。
親友のシュザンヌが「紅はこべ」の手引きでイギリスにやってきて、協力した男性と恋に落ちます。
その男性は「紅はこべ」の手下ですが、フランスの全権大使ショーヴランによって次の計画を書いた指示を奪われてしまう。
さらに、マルグリートの前に現れたショーヴランは、兄の逮捕をちらつかせて「紅はこべ」の正体を探るように迫るのでした。
……再読して思ったのは、マルグリートって浅はかだなあ、と。
なんだかどんどん自分で墓穴を掘っていません?
アルマンが恋をした女性の父親から袋叩きにされたのを恨んで、噂に聞いたこと(フランス革命の制圧を図っている)を口に出したために、サン・シール一族は処刑。
ショーヴランに脅されたから、秘密のメモを覗き見して伝えたため、パーシーがピンチに陥る。
さらにはショーヴランたちを追跡してまんまと捕まる……。
それにしても、ショーヴランの命令に従った部下たちの行動が余りにもマヌケでびっくりなんですが、原作通りなの??
背の高いイギリス人が現れるまで、何もしないように言われて、アルマンたちが脱出するのも黙って見てるんですよ!
ああ、気になる。文庫二冊持っているという同僚から借りて読むべきでしょうか?
というのも、文庫本を入手できなかったのですよ……。
「ペリーヌ」のときに書きましたが、先生方おすすめの本を展示することにしたので探しまわったのですが、何しろ「中学時代に感動した本」が最初のアプローチだったため、挙げられている書名が古い……。「氷点」とか「僕の音楽武者修行」とか(前の学校にはありましたが)。
そんななかで英語の先生が挙げていたのが、これ。
確か数年前に文庫が出ていたし(当時買おうと思ったのに!)、どこかの古本屋に山崎洋子版が売っていたなーと思って探しに行ったのですが。
十件回って、全くないんです!
古本屋はおろか、新刊書店にも。仙台まで行ったのに!(駅前ならあったのかしら……)
創元社と河出から文庫が出ているらしいのですが、見つからない。
でも、ここまで探してないのだから、とりあえず図書館で借りようと。
そしたら、これしかありませんでした……。
実はこの本、二十年近く前にも読んでいます。というより、「紅はこべ」はこれしか読んだことがない。
山崎洋子が好きなので、当時の勤務校から借りて読んだものです。
どのくらい原作に忠実なのかもわからない。(確かこのシリーズ、著名な作家が執筆していて、好みに応じたある程度のあらすじ調整をしていたような記憶が)
フランス革命の最中、貴族たちを密かに逃がしてくれる「紅はこべ」という謎の一味がありました。
マルグリート・ブレイクニーは、夫のパーシーとのすれ違いに悩んでいます。情熱的な恋人だった彼は、マルグリートの何気ない一言から捕まった貴族がいたことを知って距離をおくようになったのです。
彼女はもともと、兄のアルマンと共和党に加わっていましたが、最近の党の風潮についていけず、夫とイギリスに渡ったのです。
親友のシュザンヌが「紅はこべ」の手引きでイギリスにやってきて、協力した男性と恋に落ちます。
その男性は「紅はこべ」の手下ですが、フランスの全権大使ショーヴランによって次の計画を書いた指示を奪われてしまう。
さらに、マルグリートの前に現れたショーヴランは、兄の逮捕をちらつかせて「紅はこべ」の正体を探るように迫るのでした。
……再読して思ったのは、マルグリートって浅はかだなあ、と。
なんだかどんどん自分で墓穴を掘っていません?
アルマンが恋をした女性の父親から袋叩きにされたのを恨んで、噂に聞いたこと(フランス革命の制圧を図っている)を口に出したために、サン・シール一族は処刑。
ショーヴランに脅されたから、秘密のメモを覗き見して伝えたため、パーシーがピンチに陥る。
さらにはショーヴランたちを追跡してまんまと捕まる……。
それにしても、ショーヴランの命令に従った部下たちの行動が余りにもマヌケでびっくりなんですが、原作通りなの??
背の高いイギリス人が現れるまで、何もしないように言われて、アルマンたちが脱出するのも黙って見てるんですよ!
ああ、気になる。文庫二冊持っているという同僚から借りて読むべきでしょうか?