おとといの夕方のニュースで筑波大の末木啓介準教授の調査によると、茨城県の南部の取手市や千葉の流山市でも4万ベクレルのセシウム137を計測したとの事。
4万ベクレルという数値は放射線管理区域(原子炉建屋など)の基準となる値だとの事。それ以上に高くなると危険らしい。ニュースでは4万ベクレルは健康に影響はないといっていました。でも何か大丈夫かなあと不安が残った。
チェルノブイリでも放射能汚染の濃い地域が飛び地のようにあちこちあって、チェルノブイリが爆発したのが、ソビエト連邦時代で、その後各国が独立して、被害を受けた土地が異なる国にある。放射能は空を飛び風に乗って、たまたま雨が降って地上に落ち今も、放射線を放っている。25年経ってもキエフ共和国は5%しか農地が耕作地に戻っていないことや、イギリスの牧草地がまだ汚染から戻らず有名な羊の肉が今年も出荷停止となったことは、以前のブログにも書いた。
とにかく、何十世紀も待たないと自然の力では解決できないパンドラの箱を開けてしまったのだ。
人類も10万年後生きているかどうか分からないが、今生きている僕たちは、今後生まれてくる人たちに負の遺産を作ってしまった。おそらく今の大人たちが後世の人たちから責められるのは明らかだ。
自分の頭で考え、自分で行動し、責任をとる。そういう人を増やし、育て、リーダーを変えて、考える個人の集団としての組織社会を創らないと、生き残れないという気がする。
思考停止、行動せず、責任を取らない人の組織はいらない。