しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

5日サイクリング後編 井原・三雲遺跡付近(日本最古の硯)→今宿

2016年03月06日 21時59分24秒 | 学習・教育関係

井原・三雲遺跡付近の伊都歴史博物館やファームパーク伊都国付近で手に何かの紙を持った人の列を発見。目的地の日本最古の鏡が発見された発掘地の現地説明会からの帰りの人々の列と見ました。確か車が停められないので、ファームパーク伊都に車を止めて現地に来てくださいと市政だよりにあったことを思い出しました。それで、歩いている人にそのことを聴くと、やはり、硯を見ての帰りで、現地説明会の場所を教えていただきました。

やっと発掘現場に到着できました。

何か大学の先生のような方が説明をされていたのですが、まずは自転車で息が上がってしまったのと、無事到着できた安堵感で人の集まりに近づく余裕が無く説明を聞くことができませんでした。人がいなくなって、写真を撮影していると、FBSのカメラマンと発掘担当者らしき人が来られて、撮影用の説明をされたので、脇で少し聞かせていただきました。右上の深く掘られた溝の発掘者の方が棒が指示しているところ付近で硯が発見されたとのことでした。

さて、発掘された硯を見るために作業小屋の方へ行きました。

透明なケースに長い方が7cmくらいの破片が入っていました。厚さが6mmくらいで、楽浪郡があった大陸で発見された硯の写真(武末純一氏撮影)がすぐ横にあり、その右に硯が木の台に置かれ、こういう風に使われたのではという写真です。ケースが反射して見えにくかったのですが、

つるつるした面が表で、裏は磨かれていなくてごつごつしているそうです。上の4つのうち左上が裏で残りの3つが表です。上の方でテレビカメラで撮っていたのは裏のようです。

僕が聴いた話では、昨年の11月に発掘を始めた三雲330番地で12月に発掘し洗浄した遺物の中から今年の1月にこの硯が硯であると認識されたとのこと。

硯以外にもいくつかの遺物が展示されていました。

この硯の歴史的価値がまだよくわかっていない僕は日本で一番古くから使われた硯としか言えないので、現地でいただいた資料も添付しておきます。

 なんとか世紀の発見が行われた場所で、発見された遺物を観るという体験を逃さず、観ることができてほっとしました。

参考までに3月2日の読売新聞より

 

去年の今頃の僕のブログにこの発掘の前半の様子が書かれた新聞記事のことが

http://blog.goo.ne.jp/itoitoisland/e/98abfb739ff277331545b511374fa486 

 

発掘現場の三雲番上330遺跡を離れ帰宅の途に

 

一時は本物の硯が観れないのではないかと不安になりましたが、観た後はとにかく、今日やりたかったことができた満足感で、ゆっくり帰れました。とにかく向かい風でもなく、どちらかというと下り坂が多く楽でした。いくつかの古墳の前を通り、道端の植物も撮影しながら、唐津街道を休みながら帰りました。

今宿に戻って来てほっとしました。久しぶりの疲労感で、アパートに戻って寝てしまいました。クロツラヘラサギを観て、カブトガニがいて、日本最古の硯が観られる糸島半島に感謝です。選ばれた土地なんです。

ちなみに硯は3月15日~31日伊都国歴史博物館で展示されるそうです。

支離滅裂なブログを見てくれた方にも感謝です。おそらく明日は筋肉痛でしょう。

 

 


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