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【COGHCC聖書通読】 2017/05/19

2017-05-19 07:50:54 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 8:1-2
『時にシュヒびとビルダデが答えて言った、 「いつまであなたは、そのような事を言うのか。あなたの口の言葉は荒い風ではないか。」』

エリパズの言葉に反論し、自分には罪がないと主張するヨブに、もう2人目の友ビルダデが口を開き、更に激しい言葉でヨブに反論しました。近年ネット上で頻発する「炎上」のように、売り言葉に買い言葉のような形で議論をエスカレートさせることは、実に愚かな過ちです。虚しい論戦に時間と労力を無駄遣いすることなく、本質的に価値のある神の摂理を尋ね求めることに注力する私たちでありますように。

http://bible.com/81/job.8.1-2.ja1955

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ヨブ記 8:3-7
「神は公義を曲げられるであろうか。全能者は正義を曲げられるであろうか。 あなたの子たちが彼に罪を犯したので、彼らをそのとがの手に渡されたのだ。 あなたがもし神に求め、全能者に祈るならば、 あなたがもし清く、正しくあるならば、彼は必ずあなたのために立って、あなたの正しいすみかを栄えさせられる。 あなたの初めは小さくあっても、あなたの終りは非常に大きくなるであろう。」

ビルダデの主張は、正義を行われる神様に間違いなどないのだから災いを受けたヨブの息子たちに何らかの罪があったはずである、だから神に祈り求めなさい、そうすればあなたはきよく正しくあって祝福を受けるだろう、ということです。しかしヨブが今まで子どもたちのために毎年欠かさずしてきたこと、すなわち、もしかしたら誰かが罪を犯してしまったかもしれないと案じて、一人一人のために燔祭を捧げてきたことを知っているならば、ビルダデの主張こそ何の根拠もない決め付けに過ぎないことは明白です。

私たちは時折、事実や経過を詳しく調べもせず、現状や結果だけを見て、見当違いな判断を下してしまい易いものです。そのような過ちを犯してしまわぬよう、人の視点ではなく神様の視点に立って事実関係を慎重に見極め、主の御心に適う公明正大な価値基準で物事を判断する習慣を身に付けさせていただきたいと願います。

http://bible.com/81/job.8.3-7.ja1955

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ヨブ記 8:8-10
「先の代の人に問うてみよ、先祖たちの尋ねきわめた事を学べ。 われわれはただ、きのうからあった者で、何も知らない、われわれの世にある日は、影のようなものである。 彼らはあなたに教え、あなたに語り、その悟りから言葉を出さないであろうか。」

ビルダデのもう一つの間違いは、過去の先人たちの経験に頼る前例主義であったことです。確かに過去の歴史から学び、同じ失敗を繰り返さないようにすることは大切なことですが、それがすべて正しいとは限りません。イエス様が最も忌み嫌われたことは、神様の戒めを差し置いて人の教えと過去の習慣で人々をがんじがらめに縛り付けていた律法学者やパリサイ人たちの教えでした。まさにビルダデはパリサイ人たちと同じことをヨブに要求していたのです。

私たちも聖書を単なる歴史書、人生訓として読むならば、ビルダデやパリサイ人たちと同じになってしまいます。神様のなさることは、人と状況に応じてダイナミックに変化しますから、都度、神様の御心を尋ね求め、歴史の始めから終わりまで一貫して変わらない真理を追究する姿勢を保つことが肝要です。

http://bible.com/81/job.8.8-10.ja1955

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ヨブ記 8:13-14, 16-19
「すべて神を忘れる者の道はこのとおりだ。神を信じない者の望みは滅びる。 その頼むところは断たれ、その寄るところは、くもの巣のようだ。

彼は日の前に青々と茂り、その若枝を園にはびこらせ、 その根を石塚にからませ、岩の間に生きていても、 もしその所から取り除かれれば、その所は彼を拒んで言うであろう、『わたしはあなたを見たことがない』と。 見よ、これこそ彼の道の喜びである、そしてほかの者が地から生じるであろう。」

ビルダデは、ヨブの身に起こった様々な災いは、悪しき者たちの束の間の繁栄と裁きのようであり、祝福を奪われ、他の人に与えられ、神様から見捨てられたのだと宣告しました。突然の試練に遭って悩み苦しんでいる人に向かってこのような残酷な言葉を浴びせかけるとは、いかにビルダデが憐れみの心のない冷淡な現実主義者であったかを物語っています。神様の愛と慈しみを知る私たちは、決してビルダデのような愛の冷え切った者になってはなりません。

http://bible.com/81/job.8.13-14,16-19.ja1955

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ヨブ記 8:20-22
「見よ、神は全き人を捨てられない。また悪を行う者の手を支持されない。 彼は笑いをもってあなたの口を満たし、喜びの声をもってあなたのくちびるを満たされる。 あなたを憎む者は恥を着せられ、悪しき者の天幕はなくなる」。

神様の御言葉に聞き従う全き人は神様から見捨てられず、神様に聞き従わない悪しき者は退けられると語ったビルダデの言葉は、決して間違いではありません。しかし善人は喜びと祝福で満たされ、悪人は嫌われ罰を受けるという単なる勧善懲悪の考え方は、神様を知らない者でも誰でも知っている人類共通の概念です。これらはすべて、表面的にしか神様を理解できない者の考え方に過ぎません。ビルダデに欠けていたものは、神様の本質である愛です。神様を心から求めるならば、私たちはその本質である愛を知り、憐れみと慈しみの心を身に付けることができます。

http://bible.com/81/job.8.20-22.ja1955
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