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【COGHCC聖書通読】 2016/12/27

2016-12-27 08:02:07 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀上 10:1-5
「シバの女王は主の名にかかわるソロモンの名声を聞いたので、難問をもってソロモンを試みようとたずねてきた。 彼女は多くの従者を連れ、香料と、たくさんの金と宝石とをらくだに負わせてエルサレムにきた。彼女はソロモンのもとにきて、その心にあることをことごとく彼に告げたが、 ソロモンはそのすべての問に答えた。王が知らないで彼女に説明のできないことは一つもなかった。 シバの女王はソロモンのもろもろの知恵と、ソロモンが建てた宮殿、 その食卓の食物と、列座の家来たちと、その侍臣たちの伺候ぶり、彼らの服装と、彼の給仕たち、および彼が主の宮でささげる燔祭を見て、全く気を奪われてしまった。」

シバの女王の国とはエチオピアともアラビアとも言われていますが、いずれにせよソロモンの名声を聞いて興味を持ち、遠い国からはるばるイスラエルにやって来ました。彼女はソロモンを試みようと多くの難問を用意してきたとありますから、彼女自身も知恵の豊富さには自信があったのでしょう。

しかし実際にソロモンと出会ってみると、彼の知恵の豊かさと、イスラエルの国の繁栄、政治、家来たちの立ち振る舞いなど、見るもの聞くものすべてに全く気を奪われてしまったとあります。神様の百聞は一見にしかず、との諺の如く、彼女は自分の国で聞いた噂など遠く及ばない現実を目の当たりにして、井の中の蛙だった自分を素直に認めたのです。

彼女が心を奪われてしまったのは、人の知恵や努力では到底及ばない神様の知恵と祝福の豊かさでした。神様の真実に目が開かれるとき、この世の現実など足元にも及ばない素晴らしさを私たちも受けることができますから感謝いたします。

http://bible.com/81/1ki.10.1-5.ja1955

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列王紀上 10:6-7, 9, 13
『彼女は王に言った、「わたしが国であなたの事と、あなたの知恵について聞いたことは真実でありました。 しかしわたしがきて、目に見るまでは、その言葉を信じませんでしたが、今見るとその半分もわたしは知らされていなかったのです。あなたの知恵と繁栄はわたしが聞いたうわさにまさっています。

あなたの神、主はほむべきかな。主はあなたを喜び、あなたをイスラエルの位にのぼらせられました。主は永久にイスラエルを愛せられるゆえ、あなたを王として公道と正義とを行わせられるのです」。

ソロモン王はその豊かなのにしたがってシバの女王に贈り物をしたほかに、彼女の望みにまかせて、すべてその求める物を贈った。そして彼女はその家来たちと共に自分の国へ帰っていった。』

ソロモンの知恵とイスラエルの素晴らしさに全く心を奪われてしまったシバの女王は、半信半疑でイスラエルにやって来たところが、これこそが主の賜る祝福の世界であると信じることができるようになり、神様をほめたたえました。真実に目が開かれると、神様の素晴らしさをほめたたえずにはいられなくなります。

そして彼女は多くの贈り物を受け取って自分の国に帰って行きましたが、おそらくシバの女王が主の御言葉を持ち帰り、改宗したのではないかともいわれます。これがイエス様の弟子ピリポが洗礼を授けたエチオピアの宦官が預言書を学んでいたことにもつながり、イスラエルから遠く離れたエチオピアがアフリカで古くからキリスト教国となった理由だと言われます。私たちが受け取ることのできる最高の贈り物は、富でも栄誉でもなく、永遠の祝福につながる福音の御言葉です。

http://bible.com/81/1ki.10.6-7,9,13.ja1955

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列王紀上 10:14-16, 21, 27
「さて一年の間にソロモンのところに、はいってきた金の目方は六百六十六タラントであった。 そのほかに貿易商および商人の取引、ならびにアラビヤの諸王と国の代官たちからも、はいってきた。 ソロモン王は延金の大盾二百を造った。その大盾にはおのおの六百シケルの金を用いた。

ソロモン王が飲むときに用いた器は皆金であった。またレバノンの森の家の器も皆純金であって、銀のものはなかった。銀はソロモンの世には顧みられなかった。

王はエルサレムで、銀を石のように用い、香柏を平地にあるいちじく桑のように多く用いた。」

ここで唐突に不穏な数字が出てきます。ソロモンが一年間に受け取った金の重量は666タラントであったとあります。666はヨハネの黙示録に出てくる悪しき獣を象徴する数字です。金銀や豊かな財産は、私たちを神様から離れさせ滅びをもたらす原因となることが暗示されています。

その結果として、ソロモンは金を無駄遣いし、純金の大盾や小盾を造り、自分の家に置きました。金属の中でも最も柔らかい材質である金でできた盾が、私たちの命を敵の攻撃から守れるでしょうか。また金の器をふんだんに用い、銀は石のように、高価な香柏をどこにでもある木材のように価値のないものとみなして無駄遣いしたことは、神様の恵みに気付かなくなった驕り高ぶりの心です。

高慢な心は、神様の最も忌み嫌われる罪です。たとえ神様の祝福を豊かに受けても、心が神様から離れてしまっては何の意味もありません。私たちはソロモンの失敗から賢く学び、神様の恵みを当たり前と思わず、常に謙虚さを保つ者でありたいと願います。

http://bible.com/81/1ki.10.14-16,21,27.ja1955

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列王紀上 10:26, 28-29
「ソロモンは戦車と騎兵とを集めたが、戦車一千四百両、騎兵一万二千あった。ソロモンはこれを戦車の町とエルサレムの王のもとに置いた。

ソロモンが馬を輸入したのはエジプトとクエからであった。すなわち王の貿易商はクエから代価を払って受け取ってきた。 エジプトから輸入される戦車一両は銀六百シケル、馬は百五十シケルであった。このようにして、これらのものが王の貿易商によって、ヘテびとのすべての王たちおよびスリヤの王たちに輸出された。」

ソロモンは馬も多く持ってはならないという主の戒めに反し、戦車や騎兵を多く集めて自分の配下に置きました。そして戦争のために使う馬や戦車を売り物とする軍事貿易で、巨万の富を築きました。今でも軍事貿易は最も利益性の高い商売です。しかし人を殺すための道具で金儲けをするとは、ソロモンの心がいかに神様から離れて蓄財に走ったかを示しています。平和という名のソロモンが、戦争で金儲けをする、何とも皮肉な結果となりました。私たちはソロモンのように、悪魔に心を売り渡してはなりません。

http://bible.com/81/1ki.10.26,28-29.ja1955
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