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戦国武将 蒲生 氏郷にみられるリーダー像

2017-05-12 14:42:04 | 日記
 5月にもなると、入社、異動、転勤、転職、さらには子会社への転籍などが一段落し、これからが本当の意味でのスタートとなります。
私の知り合いにも転勤、転籍された方がいます。中高年にもなると、本社から地方、親会社から子会社への異動も多くなりますが、
異動に対する落ち込み、不安などを抱える人も多いと思います。
 こういった方々に最近は、キャリアコンサルティング(カウンセリング)を実施する機会も増えてきました。
新天地でのリーダーシップに困っている方に好事例として話すのが、戦国武将の蒲生氏郷(うじさと)です。

 蒲生氏郷は、近江出身で、織田信長から大変な信頼を受けていました。その証拠に信長の次女冬姫を妻に貰いました。
信長の期待はかなり高いものでした。
しかしながら、信長が死に秀吉の代になると、秀吉から警戒されるようになります。
実際、秀吉は徳川家康より武将として蒲生氏郷を恐れていたと言われています。
そのため、秀吉は自分から遠ざけるため、氏郷を三重の松坂、会津に異動させます。

本来なら本社(上方)への未練、さらには本社(上方)を向いて仕事をしてしまう傾向が強いのですが、氏郷は違いました。
氏郷の取った行動が、異動地の地名変更でした。

 当時、氏郷についていた商人も一緒に異動することとなります。異動先の現地の商人ともうまくやっていくため、
氏郷は、地名変更を実施しました。伊勢の四五百(よいお)から松坂、会津黒川を会津若松と改めました。
 結果、商人同士の意識改革、古いものを捨て、新しい発想で物事をやっていこうとする気持ちが芽生えました。

 本来ならば、左遷?されたと思ってしまった場合、部下にあたりちらしたり、心ここにあらずの気持ちになりがちですが、
新たな組織をどのように活性化し、そのためにどう取り組むべきかの観点が氏郷自身にあり、戦国武将としての評価も高い理由となっています。
また、日頃から氏郷は、部下である家臣に対して、会議中での自由な発言を許したり、
時には、自ら風呂を沸かしたり、料理をふるまったりと「情」の厚い人でした。

 情をうまく活用し、部下に自信をもたせることが非常にうまい人でもありました。
ある戦で「臆病者」として周りからバカにされていた人材を周りの反対を押し切り、一部隊のトップに添え、大きな手柄を立てたとの話もあります。
これは、心理学でいう「ピグマリオン効果」と言えます。

 ピグマリオン効果とは、米国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱された、
「人間は期待された通りの成果を出す傾向がある」という主張です。

 ある実験で、教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒では成績の伸びに明らかな違いが見られたということから、
他者への期待値がその後の成長を決定づける大きな要因のひとつになると考えられている理論です。

 氏郷の情におけるリーダーシップをまとめると
・人の気持ちをくみ取り、部下の気持ちを高める。
・自分自身の都合でなく、組織全体を見渡す力に優れていたこと。
そして、人に見えない隠れた努力を絶えずしていること。

が良く分かります。情だけではリーダーシップは必ずしもうまくいきません。
リーダーシップは、これに合理的、時には非情になることも必要です。合理的、非情さに長けている人が徳川家康です。
「全ての能力を兼ね備えている人はいない」と考えるのが、家康です。

 家康の組織づくりの特徴は全て「複数」で運営するものです。江戸幕府の若年寄、奉行、目付も全て複数で任命されています。
これが江戸幕府を260年も続けられた理由かもしれません。
歴史上の人物は現代でも通用することが非常に多く、歴史、哲学を勉強すればするほど、自身の理性、知性を養う大きな力になってくれるはずです。

 歴史は諸説、色々ありますが、まずは気にせずに興味を持つこと。必ず、生きていく、仕事していくうえで参考になるはずです。
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