学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

下津浦先生ってどんな人?(シンポジウム講演者紹介)

2012年01月20日 | ビジョン・トレーニング
みなさんは、お子さんに読み書き、あるいは学習の何らかの問題があるって

わかったとき、どうされますか。

幼稚園くらいまでは、とっても元気で賢い我が子が、

学校に入るととたんに 「他の子よりもできない」ことがわかる。

こんなはずじゃなかったのに、とおもう現実は、親も子にもとてもつらい壁となります。


今回のシンポジウムで、ディスレクシアについてお話し下さる

下津浦陽子さんという人を私が知ったのは、

2年以上前です。




ディスレクシアやLDの指導を実践している学校はないか・・・と探しているときに、

福岡に「チームギフテッド(Team Gifted)という学校があると知りました。
(今は、alternaに移行中です)

http://teamgifted.org/page1.php

HPを読んで、「なんちゅうすごいお母さんや!」というのが第一印象でした。

チームギフテッドについての動画の中で、
http://www.youtube.com/watch?v=0eSsWeHg-MQ


お子さんが小学校に上がるまえに、「名前くらい書けるようにしよう」と思って

練習をさせたときに、全く書けないということがわかったとおっしゃいます。


そこで医者にかかってわかったことは、

お子さんには、「学習障害」があり、「アスペルガー症候群」もあるということでした。


下津浦さんは、そのとき初めてそういう名前を聞いた、と言います。



そこで彼女のすごいところは、


「日本では(知的に遅れがない) 学習障害児を

他の方(知的障害のある)と一緒に入れているという現状」

を、「おかしい」と疑問に思い、


「この子達に対して 特別な学習方法を提供しないと、

IQが高くても、そのIQを伸ばすことはできない」

「他人が持っていない何かを 伸ばすことはできない」


と判断されました。



そこで、海外のLDセンターなどを調べ、実際に視察に行き、


「海外のLDセンターでは、

 この子たちの持っている可能性を引き出すために

 先生がどの引き出しも全部ノックしてあげる」


という環境に、お子さんを送り出すことを決めたのでした。


それだけではなく、

日本でも同じ苦しい環境にいる子どもたちのために、

フリースクールを立ち上げたのです。






私が福岡のスクールの見学に行ったとき、

国語の授業を見せて頂きました。


「この子たちは、読めないけれども考える力も、理解する力も高いのです。

この子は国語のプリントテストではほとんど点数が取れなかったのです。

でもそのテストを私が口頭で本文も、問題も全部読んであげると、

満点を取るのです。」


といったお話しなども聞きました。



「学校のテストって、“文字が読めないとダメ”っていうのもおかしな話かもしれない」、



と私が疑問を感じるようになったきっかけです。

課題などの理解を評価する方法は、他にもあるはずだよなあ、って。


海外のLDスクールや、ギフテッドスクールに関しては、

「私は日本で一番情報を持っています」

と自負されています。



また、先日お話ししたときは、

「私は国語指導では、文字なんて読ませません。

 テーマに沿ったプレゼンテーションや、

 なんちゃって「Yahoo!知恵袋」への回答を考える、

 ディスカッション、ディベートなど、思考力と論理的思考を育てます。

 そのうちに、子どもたちが自ら「読みたい」「書きたい」と思うようになってきます。

 その頃に、「模擬裁判」のプロジェクトなどを行い、

 数学や、科学の知識などが必要になる課題を調べるなどの活動を通じて

 「読む」ために「読む」のではなく、知りたいことを知るために「読む」

 を自然に身につけて行きます。

 新しいスクールalternaでは、様々な方が援助をして下さる予定で、

 中には裁判官の方もいらっしゃるんですよ♪

 子どもたちには、体験を通じた知的活動をたくさんしてほしいと思っています」
 

といった、新しい“国語”のアイデアも教えてくれました。





日本語と英語に関しても、面白いたとえをされています。


「日本語は、入り口がとても広いけど、その後がどんどん大変になる。

 英語は、入り口のハードルは高いけど、一旦入ってしまうと、あとは楽なんです。」


これ、英語の先生ならわかりますか?


さて、シンポジウムには、

なんと!イギリス留学を終えたお子さん(エイジくん)も参加。

昨年から、ニュージーランドの学校に進学されたそうです。



講演スタイルは、

エイジくんと、イギリス人先生の二人のインタビュー(英語のみ)と、

下津浦さんの概説の二本立て。

主に、参加者からの質問に答えたい、とおっしゃっています。



ディスレクシア当事者であるエイジくんの経験と視点、

それを支えた保護者の経験、

海外留学に関する豊富な知識と情報、

LD児への英語、日本語指導についてなど



お聞きしたいことは山ほどあるので、「もっともっと、お話しを聞いてみたい!」

と思って、学校新設でとてもお忙しい中、

福岡から神戸に来て頂けることになりました。




なかなか聞けない話かと思います。

しかも、質問に答えてくれるなんて、嬉しすぎ。


私もこの分科会には、絶対参加しま〜す。


http://www.manabishien-english.jp/
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キーワード
ディスレクシア ニュージーランドの学校 アスペルガー症候群
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