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桂望実『平等ゲーム』

2010年07月14日 22時50分23秒 | 書評(その他著者)
平等ゲーム
桂 望実
幻冬舎

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今回は、桂望実『平等ゲーム』を紹介します。平等な世界である「鷹の島」の勧誘係である芦田耕太郎が勧誘するために本土の人に出会うことで、平等について、「鷹の島」と本土との違いについて、社会について考えるきっかけを得る。第4章以降は主人公自身がターニングポイントを迎えることになる。読者についても、社会について考えるきっかけを与えるだろう。平等社会vs競争社会という軸で読んでいくといいかなと思う。

皆平等という世界が素晴らしいのかどうかは違うような気がするな。一人一人の個性が活かされてこそいい世界なのではないかと思う。そのためには、競争によって競うことが必要なのだと思う。平等だとやる気が起こらないのかなと思う。一生懸命やる人がバカを見るような社会はいけない。

本書はもう少し面白くなる素材になりえるように思えるが、いまいちかなと思う。社会について考えるきっかけとなったことは事実だが、「鷹の島」の実態がわかってから、主人公自身の生き方が人間らしくなったかなと思うけど、しめくくりが何か中途半端だなという印象はぬぐえない。

完璧な理想を追求するのもいいけど、万人にとって完全な桃源郷というものはないだろうと思う。少しでも理想に近づける努力というものは必要だろうと思う。自分自身や自分の大切な人のために生きているというのが本当のことだろうと思う。それでも社会とつながってみたいとか社会貢献したいという意識はあるかもしれないね。
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