itchy1976の日記

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マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』

2011年12月26日 23時35分30秒 | 書評(その他著者)
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル
早川書房


今回は、マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』を紹介します。購入したきっかけは、NHK教育テレビでオンエアしていた、サンデル教授の講義に魅力を感じたからですね。購入したのだが、読めるところは読めるのだが、第5章あたりから何が言いたいんだろうという感じがするだろうね。哲学書を読みなれていない人にとってはやっぱり難しい。何度も噛み締めて読む必要があるだろう。何度も読んでいったので今の時期に書評をアップすることになったのだが...場合によっては、講義録やDVDなどと併用して読み進めることが必要かもしれない。本書で概ね理解できるのであれば、ほとんど内容がかぶる講義録やDVDを読む必要はなく、サンデル教授の他の著書やカントやロールズの著書を読んでみたらどうだろうか。

私の考えは第3章のリバタリアニズムとあう部分が多いです。サンデルの考え方はコミュニタリアニズムなんでしょうけど、本書ではサンデルの考え方を押し付けるというようなことはなくて、功利主義、リバタリアニズム、カントの考え方、ロールズの平等論、アリストテレスの考え方、コミュニタリアニズムなどの考え方をきちんと紹介してある。本書は政治哲学の教科書としていいのではないでしょうか。

理論としては難しいことをやっているとは思うが、人間として生きるにあたり、一回は考えてみるのもいいのではないでしょうか。理論を知らないと議論についていけないということはなく、しっかりと本書を読むと分かるようになるとは思います。

第1章 正しいことをする
第2章 最大幸福原理ー功利主義
第3章 私は私のものか?−リバタリアニズム(自由至上主義)
第4章 雇われ助っ人ー市場と倫理
第5章 重要なのは動機ーイマヌエル・カント
第6章 平等をめぐる議論ージョン・ロールズ
第7章 アファーマティブ・アクションをめぐる論争
第8章 誰が何に値するのか?−アリストテレス
第9章 たがいに負うものは何か?−忠誠のジレンマ
第10章 正義と共通善

○参考リンク
ハーバード白熱教室ノート Top
マイケル・サンデル『ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)』- 私の書評に遷移します(本書でいうと第1章から第5章の途中までかな)


これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
Michael J. Sandel,鬼澤 忍
早川書房
日本で「正義」の話をしよう〔DVDブック〕 サンデル教授の特別授業
小林 正弥,鬼澤 忍
早川書房
ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)
Michael J. Sandel,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林 正弥,杉田 晶子
早川書房
ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)
Michael J. Sandel,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林 正弥,杉田 晶子
早川書房
ジャンル:
キーワード
ハーバード白熱教室 リバタリアニズム サンデル教授 アリストテレス コミュニタリアニズム アファーマティブ・アクション 自由至上主義
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