itchy1976の日記

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小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』

2010年07月02日 23時54分29秒 | 書評(その他著者)
猫を抱いて象と泳ぐ
小川 洋子
文藝春秋

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今回は、小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』を紹介します。本書は、チェスに生涯をささげることになったリトル・アリョーヒンの一生を描いた小説です。全体的には彼をはじめ登場人物が温かいなと思う。彼のチェスはシンフォニーを奏でるように共鳴しあっている。そういうのをチェス盤の海に身を任せるというのであろうか。

○本書の構成
1章から6章:マスターからチェスを教えてもらう。
7章から12章:パシフィック・海底チェス倶楽部でチェスの対局をする。
13章から18章:老人専用マンション・エチュードで住み込みで働く傍らそこの住人たちとチェスの対局をする。

全体的なトーンは静かな海で泳いでいるような感じですよね。静謐な世界というべきかも。私はチェスの世界はぜんぜんわからないので、チェスの海を泳ぐほどに本書にのめりこむことは出来なかったと思う。それが残念だ。
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8 コメント

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こんばんは (こに)
2010-07-03 22:35:46
私は学生時代にチェスを知り、しばらく夢中になりました
それもあってか、この作品を堪能することができました

Re:こんばんは (itchy1976(当サイト管理人))
2010-07-04 22:38:50
こに様コメントありがとうございます。

いいですね。なんとなく美しい情景が浮かぶのですが、堪能するところまで行かなかったです。

これからもよろしくお願いします。
Unknown (牛くんの母)
2010-07-06 19:58:20
こんばんは〜。
トラックバックありがとうございます。

この本に描かれた静かな闘いとしてのチェス、とても印象強く残っています。
その後に「キング&クイーン」というやはりチェスが登場する本を読んだのですが、「猫を抱いて象と泳ぐ」のイメージがわいてきて困りました。
Unknown (リバー)
2010-07-06 22:37:06
TB ありがとうございます。

たしかに チェスを知っていればより楽しめましたね
Re:Unknown (itchy1976(当サイト管理人))
2010-07-07 22:36:01
牛くんの母様コメントありがとうございます。

美しさにこだわるチェスの世界は良かったですね。その世界は静かにうごめく。棋譜を見れば美しさがわかるということですね。いい世界棚と思いつつも、私の感受性のなさを嘆くばかりです。

「キング&クイーン」は、静謐な世界とは違うんですね。

これからもよろしくお願いします。
Re:Unknown (itchy1976(当サイト管理人))
2010-07-07 22:41:55
リバー様コメントありがとうございます。

>たしかに チェスを知っていればより楽しめましたね
→その通りかもしれません。

これからもよろしくお願いします。
小川洋子ワールド (Michiko)
2010-07-08 17:26:29
 昨年春、この本を読んだ事がきっかけで、小川洋子ワールドにどっぷりハマってしまいました。シュールな雰囲気をたたえながらも、妙にリアルな面もあったり、私の中にも潜む暗い心の部分を覗かせて貰えたり、面白いです。
 ベストセラーになった「博士の愛した数式」は勿論面白いけれど、私としては短編集が好きです。芥川賞受賞作の「妊娠カレンダー」は絶妙だし「偶然の祝福」も大好きです。
 トラックバック、有難うございました。こちらからも送らせていただきました。
Re:小川洋子ワールド (itchy1976(当サイト管理人))
2010-07-09 00:46:15
Michiko様コメントありがとうございます。

確かに小川洋子ワールドと言う独特な世界観がありますね。私は、本書よりも『博士の愛した数式』の世界観のほうが好きでした。

上記で挙げられた短編集みたいなものも機会があれば読んでみたいですね。

こらからもよろしくお願いします。

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